ひびき玲音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2年半ほど前から、最初の頃のように内容が充実していなくて水増しにかかったような気がして購入を止めていたが、ここしばらくはいい展開が続いていてまた購入し始めようかと考えているほど。
最初は、瞳子の立候補の理由は「薔薇様になりたくて祐巳の妹になるわけではない」ということを示したいから、祐巳の妹になる前に自ら薔薇様になろうということ(つまり、第1巻で「賭けとは関係なく、純粋に妹にしたいと思って欲しい」と思って最初の祥子の申し出を断った祐巳と同じ)かとも思った。
ただ、こうなってくると、今後瞳子が祐巳の妹になると「選挙に落選したものだから、今度はつぼみにしてもらうことで次期薔薇様の座を確保しにかかった -
Posted by ブクログ
ついに出ました最新刊。
お話は生徒会役員選挙発表の直後から。
前回から完全に続いています。
でも、著者もあとがきで述べていますが、今回は主人公である祐巳からの視点がありません。
だからかな、結構祐巳が大人びていましたね。
まわりからみると祐巳はそれなりに成長しているんだ、ってことが、よくわかります。
さらに帯であおっていた「瞳子の秘密」っていうのがなにか。
最後まで読んでみないとわかりませんでしたね。
しかもそれが不確定要素たっぷりという・・・。
また次が気になる〜っ ていう終わり方でした。
もう、すごく上手な引き方です。
次の発行まで待てない! そんな思いです。 -
Posted by ブクログ
シリーズの中でも一番通勤中の携帯率が高い巻です。ロサ・カニーナ蟹名静様のお話、瞳子ちゃんのお話、桜組伝説、どれも好きなお話ばかりですが、一番好きなのは、「チョコレートコート」。『レイニー・ブルー』の時に三奈子様が裕巳に話してくれた“二股話”の物語なのですが、多分、女の子同士でしか有り得ないであろう、切ない話です。姉妹という制度やここまでの強い気持ちがなくても、いつかどこかで似たような感情や感覚を味わった女性は結構多いのではないでしょうか。これを懐かしく思い出したり、想ったりすることが出来るのは、寧ろ大人の女だけの楽しみ方なのかも。
大好きな先輩が自分以外の子を可愛がっているのを見て感じる寂し -
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