村上憲郎のレビュー一覧
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■概要
村上式シンプル英語勉強法がベストセラーになった村上さん(グーグル日本法人名誉会長)の第2弾です。
サブタイトルで「厳しい時代を生き抜く14の原理原則」とある所に惹かれ読んでみました。
原理原則は、『7つの習慣』を読んで以来、自分の中でキーワードとなっています。
全体は4部構成です。
第1部、村上式・仕事における7つの原理
第2部、グローバルに仕事を動かす4つの知識
第3部、仕事に活かす3つの経済学
第4部、理系諸君へ
全体像をつかむことが大切であるとはじめに明言されておりました。
シンプルな14の原理原則を理解することで自らの仕事、ひいては社会の全体像を知ることができると教わ -
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著者が自ら述べているが一般に市場にあるようなビジネス書とは視点が違う。特に納得した点で、「欧米人とビジネスを行うには欧米人を知る必要ある。欧米人を知るにはキリスト教を知らないと理解出来ない。」というロジック。今まで考えた事も無かったがその通りだと思った。欧米人特有の「俺が、俺が」的な自己主張は、キリスト教の最後の審判の前まで自己を保有している宗教精神に起因していた。この本を読んでビジネスセンスが良くなることも結果が出始める事も無いと思うが、何かしらの行動指針や方向性を示してくれる。そう言う意味では読んでおいて得である。キリスト教と仏教と経済(マンキュー、ハイエク)の勉強してみようかなと思った。
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本書のタイトルの通り、ビジネスマンとしての考え方の基礎を各業界の先人から重要ポイントを抜き出して教えてもらう形の本。
本田直之氏の著作は本作以前のものや本作以降のものもほぼ全部読んでいたため真新しい情報は特になし。
「子供は時間割があるからあれだけ多くのことを密度高く行動できる。大人も自分の時間割を作れば効率的に動ける。」という主張は参考になる。
一見、自分の行動を決めて行動することは窮屈なように感じるが、自分で選び、自分で決めたことであれば嫌なことなどないはずだ。
それに当然生活の上での優先順位は変わっていくので、時間割は適宜ブラッシュアップしていく必要がある。
なので、自分で決めた予定が窮 -
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Google日本法人社長などを歴任された著者による働き方を指南する一冊。10年以上前の著書になります。
最初から終了直前まで、著者の半生を紹介しながら、そのときの決断した理由や背景が語られており、少し期待はずれな印象でした。
残り2章あたりで、当時のアメリカと日本の現状を比較し、問題点の提起と解決策を述べています。10年前の内容とはいえ、雇用に関する状況はほとんど変わっていない状況に驚くとともに、わずかながらでも理想とする方向に進みつつあることを感じます。雇用の確保を優先するとはよく聞かれましたが、その意味を1つの会社に囲い込むことではなく、雇用の流動性を確保することで、社会全体として雇用を確 -
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ところどころ、2回読み直しながらページを巡り、目を擦りながら、眠気に耐えながら、最後まで読んだつもりだが、やっぱり難しいですよ、村上先生。。。
文学部卒である私のような人でも読めるように気遣いながら書かれてはいるが、5分でアクビが出る。こんな理数アレルギーを無くすようなマインドチェンジが必要であることは、伝わってきたが。
まさに「半知半解」の精神で、分からなくて気持ち悪くても、それを受け入れて(というか、悔しくて)、読み進めた。1回目を何とか読み終わって率直に思ったことは、理数アレルギーが私の中で増大したということ。そして不快感を覚えた。
2度読むことを推奨されているが、そんな読者はどれだけ -
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村上憲郎著「一生食べれる働き方」PHP新書(2012)
*98年に日本がITバブル期を迎えたときには、通信網が急激に整備されて行きました。バブルはこの通信回線の価値が謝って評価された所に生まれたのです。
*ハイエクは正義について語るとき、あくまで身の丈から出発することを重視します。自分の利益、自分の家族の利益、会社の利益、自分の地域社会の利益、と自分の同心円上で私利私欲で行動すれば良いというのです。私欲から出た行動は、決して本人だけを利するわけではありません。市場を経由することで社会全体の利益につながるかるです。ということは、自分のためにお金を稼ぐ事が最終的には最貧とよわれる10億人の生活水準