あらすじ
グーグルトップが提唱する14の社会人スキル。成果は7割でいい、原典は読まない、アイデアは頭で考えない、数字としくみを押さえるなど仕事の全体像をつかむ方法。7つの仕事の原理原則、4つの知識、3つの経済学、理系ビジネスパーソンが学びたい1つのことを、わかりやすく紹介する。おすすめ書籍一覧もあり。
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Posted by ブクログ
村上式・仕事における7つの原理
1.会社のしくみを知る
2.財務・簿記の基礎知識を身につける
3.疑問はその日に解決する
4.仕事の目的は顧客満足にある
5.仕事にプライオリティ(優先度)をつける
6.アイデアは頭で考えない
7.デール・カーネギーに学ぶ
グローバルに仕事を動かす4つの知識
1.キリスト教の基礎を理解する
2.仏教の基礎を理解する
3.西洋哲学の基礎を理解する
4.アメリカ史の基礎を理解する
仕事に生かす3つの経済学
1.心優しき日本人の陥りがちな陥穽(経済学オンチ)
2.マンキューの経済学を学べ
3.フリードリヒ・ハイエクの自生的秩序がもたらすもの
Posted by ブクログ
仕事ができる人というのは、「人間」を理解することを怠らない。いま、自分が哲学や宗教に関心があることは間違いではないということを後押ししていただいた気がする。
Posted by ブクログ
読んだというか、聞いた。オーディオブック。
アメリカの歴史を知れ、とか、経済学はビジネスの必須ツールとか。
早速マンキューの経済学を読んでる。
Posted by ブクログ
英語勉強法に引き続き出た村上式の本。
ハウトゥー本かと思いきや、世界に出て行くビジネスマンになるために必要な基礎知識を教えてくださった。
キリスト教、仏教、西洋哲学、アメリカの歴史、経済学の基礎など、様々な基礎知識、その延長線上に必要な本を教えてくださった。
自分にはまだまだ世界に出ていける基礎知識が欠乏していることを認識できた一冊。
欧米のみならず、これからアジアなどの世界に出て行きたい人にはオススメ。
Posted by ブクログ
大切なのは全体像をつかむこと。
原理は以下7つ
1.会社のしくみを知る
2.財務・簿記の基本知識を身につける
3.疑問はその日のうちに解決する
4.仕事の目的は顧客満足にある
5.仕事の優先度をつける
6.アイデアは頭で考えない
7.デール・カーネギーに学ぶ
どうしましょう。は禁句。必ず自分が考えた提案を提示する。
カーネギーの著書"人を動かす"と"道は開ける"は読んでみる。
グローバルに仕事をする為にキリスト教、仏教、西洋哲学、そしてアメリカ史の理解を勧めているのは新鮮だ。
その他、経済学と量子力学を学ぶように勧めている。
Posted by ブクログ
著者村上さんの提案する、シンプルな仕事術とのことですが、
正直、複雑で難しい内容でした。
村上式仕事術のルールは、何事においても
「仕事の全体像をつかむこと=仕事という森をみる」これに尽きるとのこと。
個々の仕事のスキルを高める前に全体像を把握する、という村上式の原則から始まります。
次に、これからの仕事・グローバル社会には英語が必須ということから始まり、
話せることだけではなく、キリスト教の考え方や概念を理解することで
デカンショ(デカルトとカントとショーペンハウエル)の哲学が理解できる。
そして、アメリカの歴史・日本の歴史・仏教についても日本人はもっと知るべきだと、
教科書ではごくわずかしか書かれていないような、歴史の概要なども載せてくださっています。
その他に、
・簿記や会計、財務諸表が理解できるように勉強すること、
・どうしましょう?は言わず、◯◯と思いますがよろしいですか?と考えを持つこと、
・その日の疑問はその日のうちに解決すること
等、明快なルールについても記載があります。
要所要所で、このポイントを勉強するにはこの書籍が良いとおすすめしてあり、
特に経済を学ぶにあたり、
・マンキュー経済学1 第2版ミクロ編
・マンキュー経済学2 第2版マクロ編
の2冊は欠かせないとのことでしたので、いつか機会を見つけて読みたいです。
Posted by ブクログ
テクニック、ハウツー本ではなく、ビジネスパーソンとしての「土台」についての内容。森を見る発想から、疑問はその日に解決、仮説を持つ、仕事の目的「顧客満足」を持つ、優先順位のつけかた、アイデアの出し方、人の動かし方、など。
そこの原則に加えて、「グローバル」という視点が多く含まれており、価値観の違う人たちとの接し方として「宗教」「アメリカの歴史」の重要性を説いている。ここはなかなか他の本では見られない、しかも分量も多く割いている。
さらに、「経済学」を締めに持ってきており、結局人々が働く理由は、経済学で解けるということ。72億人が最も最大的に幸福になるには、まずは自分の利益、そこから幅を広げていく私的活動が支えらるべき、ということ。ハイエクに依っている。
原理原則、ここに則っていることで、「どこでも通用する」ことを身につけられ、ここは参考になった。
一方で、そこにまだ手探りで乗り込んでいる状態で、「英語を使った仕事」などには自分はまだ及ばない。宗教や英語の重要性については、「まずは仕事」をできるようになってからより身に染みて分かるのだろう。
経済学については久々に取り組んでみてもよい。
また、数年後の再読へ。
Posted by ブクログ
仕事に必要な原理はたった7つ。グローバルに仕事をするために必要な知識はたった4つ。必要な経済学の素養は3つ。これらを14の原理原則という。
全部は記さないが、
・明確な理由付けをする
・お金流れを知る
・キリスト教やアメリカ独立などの知識を身につける
・マンキューの経済学を学ぶこと
などなどすごく幅広い知識や教養がにじみ出ていた。
なにごとにも明確な意志を持ち仮説をたてて動ける人は強い。
Posted by ブクログ
村上憲郎著「村上式シンプル仕事術 厳しい時代を生き抜く14の原理原則」ダイヤモンド社(2009)
グーグルの日本社長が考える仕事術。それも彼はすごくシンプルな軸を持っており分かりやすい。
*世の中の動きを大局的にとらえる事、心情にながされることなくロジックを優先する意思決定がトップマネジメントには重要です。
*これからの時代は一社の利益や一国の出来事のみならず、グローバル社会はどうなっているかを知る事がトップマネジメントからスタッフまで仕事ができるスキルを身につける上で重要だ。
*原理原則は重要です。時代が変わっても、国や環境が変わっても、会社や仕事が変わっても基本的に変わる事がありません。そしてそれだけを知っていれば良い。つまりシンプルに原理原則をしっかり身につけることが大切。
*プロフェッショナル相手のでっち上げでも良いから対等な立場と言語で仕事をするスキルはある意味、問題の全体像と本質をつかむ訓練になっていたのかもしれません。
*プラトン以後、アリストテレス「可能態と実現態」(可能態がイデアで実現態が不完全なもの)、キリスト教神学(スコラ哲学)の「天と地」、デカルトの「思いと我」、カントの「物自体と現象」、ヘーゲルの「絶対精神と現実」というように変遷していきますが、その根本は二項対立になります。
*きれいごとをいっても基本的には、私利私欲で営まれる会社員のしての仕事が会社組織を通して財務諸表に現れる資産の増加という形で、基本的に私利私欲に基づく私企業の業績に貢献する。そうやって人類社会全体の生産性の工場に寄与できた企業だけが市場競争の中で存続を許されてきているのです。
Posted by ブクログ
原則を示すというだけあって、シンプルで分かりやすい。
これから何を見てゆけばやくにたつのかを、示してくれている。特にキリスト教の思想と仏教思想をビジネスマンに勉強しろと言うのは、とても共感する。
参考文献を丁寧に示してくれているのは、次の読書の役に立つ。
Posted by ブクログ
仕事をする上で原則に従ってする事の重要性を書かれていた。
マンキューの経済学を学べ、理系諸君、量子力学を学べ
線形代数、微分方程式、フーリエ変換、解析力学
Posted by ブクログ
この人が人生でたどり着いた結論が書いてある、私の好きなタイプの本。(私はこの続きから生きられる気がする)
仕事上、外人さんと付き合わざるをえない状況で、かなり参考になる。
理系の口調で歯切れ良く書かれており、論理的である点も好きだ。英語勉強法も読んでみたい。
Posted by ブクログ
これは良書ですね!
筆者の意見がズバリと来ますし、「上から目線」でないところが読みやすいです。
ビジネス書の多くは「成功体験」だとは思います。この本も例外なく。ただ、読者に こうなってもらいたいな~ という願望が非常に強く伝わってきます。
そして、通常のビジネス書の展開ではなく、宗教・アメリカ史、西洋哲学にも触れている点が面白かったです。
参考文献も多く掲載されいているのでためになります!
※こういう本を読んだら後は実行のみですね。机上の空論にならないように「現場主義・一次情報」を大切にします!!
Posted by ブクログ
「おすすめ書籍」は役に立つかも。これを参考に何冊か買った。
「勉強してない文系とキッチリ勉強してきた理系では・・・理系は文系のせめて30%増し」には共感できる。
TV業界とかデタラメな奴らが高給だもんな。
Posted by ブクログ
読書嫌いの私でも読みやすく、わかった気持ちにさせてもらいました。
付録の著者がおすすめの本の一覧も、本の中を読み返さなくても見つけることができてありがたいです。
できるところから実践してみようと思わせてくれる本でした。
Posted by ブクログ
『大切なのは、仕事の全体像を掴むこと』
その為に必要とされる7大原則は、以下の通り。
1. 会社の仕組みを知る。
2. 財務・簿記の基本知識を身につける。
3. 疑問はその日のうちに解決する。
4. 仕事の目的は顧客満足にある。
5. 仕事のプライオリティをつける。
6. アイディアは頭で考えない。
7. デール・カーネギーに学ぶ。
Posted by ブクログ
仕事ができるようになった上で英語をみにつけることが必要。
カーネギーに学べ。わからないことはその日に解決。優先順位をつける。
会社の仕組みを知る。財務・会計の知識を。経済学の必要性。歴史。哲学
教養としての知の確立。至極まともな内容。この格率に従っていれば確かに仕事ができる人間になるだろう。しかしどうやったらこの内容をこなせるかについてはまったくふれられてない。僕にもできたからあなたにもできるという極めて無根拠な言葉があるのみである。それができてたら苦労しないし、やらない人は、それで満足してるのだからいいんじゃないかと思う。
Posted by ブクログ
■概要
村上式シンプル英語勉強法がベストセラーになった村上さん(グーグル日本法人名誉会長)の第2弾です。
サブタイトルで「厳しい時代を生き抜く14の原理原則」とある所に惹かれ読んでみました。
原理原則は、『7つの習慣』を読んで以来、自分の中でキーワードとなっています。
全体は4部構成です。
第1部、村上式・仕事における7つの原理
第2部、グローバルに仕事を動かす4つの知識
第3部、仕事に活かす3つの経済学
第4部、理系諸君へ
全体像をつかむことが大切であるとはじめに明言されておりました。
シンプルな14の原理原則を理解することで自らの仕事、ひいては社会の全体像を知ることができると教わりました。
■仕事に活かせる点
<業務知識>
●会社のしくみを知る
●財務・簿記の基本知識を身に付ける
<コミュニケーションスキル>
●デール・カーネギーに学ぶ
・より親しみやすい人になる
批判、非難をしない。
・あなたの考え方を受け入れてもらう
おだやかに話す
相手にしゃべらせる
・リーダーたれ
まずほめる
(69頁)
<参考文献>
『マンキュー経済学』(158頁)
『ハイエク 知識社会の自由主義』(176頁)
(のぐ)
Posted by ブクログ
著者が自ら述べているが一般に市場にあるようなビジネス書とは視点が違う。特に納得した点で、「欧米人とビジネスを行うには欧米人を知る必要ある。欧米人を知るにはキリスト教を知らないと理解出来ない。」というロジック。今まで考えた事も無かったがその通りだと思った。欧米人特有の「俺が、俺が」的な自己主張は、キリスト教の最後の審判の前まで自己を保有している宗教精神に起因していた。この本を読んでビジネスセンスが良くなることも結果が出始める事も無いと思うが、何かしらの行動指針や方向性を示してくれる。そう言う意味では読んでおいて得である。キリスト教と仏教と経済(マンキュー、ハイエク)の勉強してみようかなと思った。
Posted by ブクログ
グーグル本社の副社長、日本法人の社長、名誉会長を務めてきた村上さんの仕事術本。村上式シンプル英語勉強法がかなりいい本だったのでこっちも読んでみたが、具体的な仕事術の本ではないし、村上さん独自のものなので、あまり自分には参考になりそうなものは見つからなかった。
Posted by ブクログ
社会人になった人に勧めたい。この年になって、読んだことを後悔している。もっと、早く読めばよかったと。ビジネス書というよりは、心得書かと。
キリスト教、仏教、西洋哲学などを理解することは確かに、グローバリゼーションの中に飛び込んでいくためにには、知識として必要なことであると再認識した。最近は、仏教に関連する本を読んでいるが、まさに通じるものがあると感じた。
また、経済学についても、再度、見つけたいと思う。
Posted by ブクログ
よくある仕事術の本かと思って読み始めましたが、これはスゴイ本です。
グローバルに仕事をする根本原理が書かれている。
骨太でわかりやすい。
名著です。