藤井清美のレビュー一覧

  • 強欲の帝国

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    アメリカがいかに読んでいるかということがわかったし、日本も気をつけなければならないとも思った。
    それにしても、何十億円あるいは何百億円という年収を求める貪欲さはどこから来るのだろう。結果的には他人や他の企業から搾取していることになるということがわかっているはずなのだが。日本人はそこまで求めないと思う…。アメリカ人の価値観がどこまでも「勝つ」ということにあるのだろうか。もしかすると、金融業界にいて、周りが皆、他人から搾取して利益を吸い取るということに慣れてしまっているとそうなるのかもしれない。

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    2014年12月27日
  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る

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    ゲームは、暇つぶしの、人生の浪費や現実逃避ではない。人間の能力を高め、目的に向かって課題を解決し、世界を変革することのできる道具である。
    フィクションばかりで、こういった「啓蒙書」?的な本はほとんど読まないのだけれど、上の主張を、「ゲーム好きの言い訳」に終わらせない、説得力のある理論と実践に引っ張られ、最後まで読み通すことができた。

    いわゆるネットゲームから縁遠い自分には、想像できていなかった世界。こういう思想が「学問」として成立していることに驚き。実践がネットワーク(ソーシャル、集合知)偏重と感じることもあったが、「むすび」にある、3000年前のリディア人との違いを読んで納得。ゲームによる

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    2014年11月28日
  • ビジネスモデル・イノベーション

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    イノベーションを持続的に起こすための参考書?!

    イノベーションとは
    発明ではない
    財務的に持続可能でなければならない
    本当に新しい要素はほとんどない
    製品に限定されるものではない
    として、それを引き起こすための方法が記載されています。

    まず、本書では、イノベーションを10のタイプに分類しています
    (1)利益モデル
    (2)ネットワーク
    (3)組織構造
    (4)プロセス
    (5)製品性能
    (6)製品システム
    (7)サービス
    (8)チャネル
    (9)ブランド
    (10)顧客エンゲージメント

    そしてそれぞれのタイプでのイノベーションを見つけるための質問とともに、企業のビジネスモデルを解説しています。

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    2014年04月26日
  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る

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    ゲームと人間との史実(リディア人がなぜ飢えを凌ぐことができたかの考察)や現代の様々なゲームが現実世界に貢献している事例まで、Jane氏の取り組みや考察が非常に興味深いです。

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    2014年02月23日
  • コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

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    ネタバレ

    コトラーの・・・とあるが、もともとはインドネシアのコンサルタントが考案したコンセプトをまとめ上げたのが、この著書である。そういった経緯は読み終えた後に記述されているが、その事実を知ってから読んだ方が面白いかもしれない。マーケティング3.0の価値主導のマーケティング、世界をより良い場所へ導くというコンセプトから、この著書が生まれているのである。それだけでワクワクする。

    内容としては、マーケティングの価値観、概念が変わったという点をまとめあげている。概念のため、決して具体的な内容が記載されているわけではない。マーケティングを業務として行っている人にとって、どうみえるのだろうか?マーケティングは大

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    2013年09月13日
  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る

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    ネタバレ

    フォトリ12冊め。ゲーム=現実逃避と認め、ゲームが現実社会より魅力的な理由を探る。それを利用して、現実世界を魅力的に変えていく。リアル世界から仮想現実を見るのでなく、仮想現実に軸足をおいて現実世界を見るというスタンスは、ゲームにはまっていない私にはかなり衝撃的。でもゲームネイティブ世代にとっては至極当然な感覚。子供達の世界観と私の世界観には大きなギャップがあるということですね。子供達がゲームにはまるのを理解するよすがになりました。

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    2013年08月16日
  • コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

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    モノを中心にみたプロダクトアウトマーケティングを捉えた1.0、顧客を中心に見たマーケットイン思想に基づく2.0に続く新しいマーケティングの概念を紹介している。もう3年も前に翻訳されているが、振り返ってみると、本当にそんな世の中にあるように思う。協働、文化、スピリチュアルといったキーワードでそれらを読み解き解説しています。全ての企業に当てはまるわけではないけれど、こういった概念を知っている、いないが重要なように思います。

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    2013年07月11日
  • コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

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    理系の僕としては初の文系的な?本であり、マーケィングの本でした。


    はじめは読み辛かったし、回りくどい説明、進まない話にイライラしましたが、流れに乗って、大切だと思われるところはしっかり読み、それ以外はさらっといくことで読み切れました。


    この本以外にマーケティングの本を知らない僕なので、何ともいえませんが、マーケティング本デビューとしては楽しめました。


    なんというか、この分野を専門にしていないような人にこそ読んでほしい本かな、とか思いました。


    物事を論理的に、道筋をたてて、考えていく上では大事な内容が詰まっているのかなと。

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    2013年06月08日
  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る

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    ソーシャルゲームを体験したことのない人間にとって、本書で述べられているゲームで多くの人や社会と繋がるという感覚は新鮮に感じられた。
    ARG、現実代替ゲームの話は面白い。
    様々な分野に応用が可能だろう。
    自分の身の回りで使えないか考えてみたい。
    しかし第3章で述べられていた現実代替ゲームの多くは、プレイヤーを選ぶように思えた。
    自ら考え意見を述べる、写真や作品を投稿する、など一般的なゲームとは一線を画している。
    すべてのゲームを今現在楽しんでいる人、またゲームに馴染みのない人を惹きつけるような現実代替ゲームの登場に期待したい。

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    2013年05月08日
  • 幸せな未来は「ゲーム」が創る

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    *****
    ゲームとは、取り組む必要のない障壁に主体的に取り組むこと。
    そのプロセスにおいて自らの能力を精一杯に発揮することが
    フロー状態を作る。
    *****
    ゲームに取り組むことで得られるのは、
    より満足のいく仕事、
    より高い成功への希望、
    より強い社会的なつながり、
    より大きな存在の一部になること。
    いずれもが根源的な欲求に根ざしている。
    *****
    自らの活動を「ゲームとして構成する力」が身に付けば、
    ものすごく生産的に自分の行動をコントロールできるように
    なるのではないか。
    内発的に動機づけられ、
    ゴールが明確になっており、
    実現のためのプロセスが明確になっている。
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    2012年05月06日
  • コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

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    「技術、文化、環境、市場の4つの要素を『ひと』が中心になって束ねるビジネス」を目指している我がチーム。この本を読んで、方向は絶対に間違っていないと確信。

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    2016年04月13日
  • コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

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    もう1回読まなきゃちゃんと理解できない。

    (2020/12/31)
    改めて読み直し。以前より理解できてるし実践もできそう。
    間違いなく時代が変わってる。

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    2021年01月02日
  • コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略

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    5.0で初めて読みました。思っていた以上に読みやすいものでした。もっと専門用語バリバリの統計学の数式など使われた本かと思いましたがそんなことも無く。分かりやすいと思いました。
    逆に専門書というよりは大衆化された本のように感じ実践的というよりは教養としての本という感じですね。勉強にはなったと思います。

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    2025年06月26日
  • コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略

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    原書の出版年もあるかもしれないが、目新しいものは特にない。コトラーが言っていることに意味があるのだろう。

    ただ、スポーツチームが選手や監督のスカウティングにも数理モデルを用いているというくだりには興味を持った。

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    2025年03月24日
  • わたしにも、スターが殺せる

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    SNS、ネットニュース等、普段から馴染みのあるものだからこそ、怖さを再確認できた。
    言葉は、救いにもなれば、呪いにもなり、刃になる。気をつけなければ。

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    2024年12月19日
  • サミュエルソンかフリードマンか 経済の自由をめぐる相克

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    《内容は面白いが、真偽不明な部分もある。》
    二十世紀を代表する経済学者、サミュエルソンとフリードマンの来歴をまとめた本。数点、フィクションや筆者の憶測の点があるものの、物語形式で彼らの思考や人生を追体験できる。

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    2023年12月01日
  • 京大はんと甘いもん

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    亡き祖父の学生時代に乗り移って、学生生活を体験する話。祖父のもう一度会いたかった、菓子を食べさせたかった相手は誰なのか。戦前の大学生ってこんな感じだったのかと不思議な気持ち。

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    2023年11月01日
  • コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略

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    最先端のマーケティングテクノロジーの活用と導入について概要とガイドを幅広く記載してある本。企業のマーケター向けにデータ活用の最先端を教えてくれる。個人のウェブマーケターには少し規模が大きすぎるが、カスタマージャーニーや世代の考え方は参考になるはず…

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    2023年10月15日
  • プーチン ロシアを乗っ取ったKGBたち(下)

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    マフィアが国家になったのであり、国家がマフィアだ。
    一部のインナーグループが、権力と暴力を独占する。その為に金も独占する。
    夢と欲に踊った一部の資産家を叩き潰して資産を奪い、まあ、全体としてそれで十分かと言えば国としてはそうでもないのだろうが、国民を富ませる気はさらさらなく、自分達が権力に注ぎ込める分があれば問題ない。

    腐敗を武器として使う、と言うのは眼鱗であり、現在充分に有効に生きている。

    トランプ全米国大統領の影にも、露国が蠢いていたことも間違いなさそうだが、政権中も効果的であったかはどうにもよく分からないが。

    変な被害者意識と謎の歴史観と、独善的な使命感と大国意識に囚われている大陸

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    2023年10月07日
  • プーチン ロシアを乗っ取ったKGBたち(上)

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    ロシア崩壊を予測していたKGBは、独自に資産の確保に動いており、かつ、組織の保全を図っていた。
    エリツィンの自由化政策に乗って、国家の資産を私有化し、莫大な財産を築いた振興資本家が勃興し、一時KGBはその影に敗退したが、権力と資産の回復に暗躍する。

    そこに乗ったのが、プー。

    どうも最初は神輿だったのかな。

    情報機関は力を取り戻し、一歩も引けなくなったプーは、祭り上げられ舞い上がったこともあって、主体的に独裁を強めていく。そんな話なのか。

    前提には、そう言うのが大好きなロシア国民がいるってことだな。

    C国もそうだが、自分たちが圧倒的な力を持つことが、国のためになると本気で信じたいる節が

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    2023年10月05日