藤井清美のレビュー一覧
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ゲームは、暇つぶしの、人生の浪費や現実逃避ではない。人間の能力を高め、目的に向かって課題を解決し、世界を変革することのできる道具である。
フィクションばかりで、こういった「啓蒙書」?的な本はほとんど読まないのだけれど、上の主張を、「ゲーム好きの言い訳」に終わらせない、説得力のある理論と実践に引っ張られ、最後まで読み通すことができた。
いわゆるネットゲームから縁遠い自分には、想像できていなかった世界。こういう思想が「学問」として成立していることに驚き。実践がネットワーク(ソーシャル、集合知)偏重と感じることもあったが、「むすび」にある、3000年前のリディア人との違いを読んで納得。ゲームによる -
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イノベーションを持続的に起こすための参考書?!
イノベーションとは
発明ではない
財務的に持続可能でなければならない
本当に新しい要素はほとんどない
製品に限定されるものではない
として、それを引き起こすための方法が記載されています。
まず、本書では、イノベーションを10のタイプに分類しています
(1)利益モデル
(2)ネットワーク
(3)組織構造
(4)プロセス
(5)製品性能
(6)製品システム
(7)サービス
(8)チャネル
(9)ブランド
(10)顧客エンゲージメント
そしてそれぞれのタイプでのイノベーションを見つけるための質問とともに、企業のビジネスモデルを解説しています。
た -
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ネタバレコトラーの・・・とあるが、もともとはインドネシアのコンサルタントが考案したコンセプトをまとめ上げたのが、この著書である。そういった経緯は読み終えた後に記述されているが、その事実を知ってから読んだ方が面白いかもしれない。マーケティング3.0の価値主導のマーケティング、世界をより良い場所へ導くというコンセプトから、この著書が生まれているのである。それだけでワクワクする。
内容としては、マーケティングの価値観、概念が変わったという点をまとめあげている。概念のため、決して具体的な内容が記載されているわけではない。マーケティングを業務として行っている人にとって、どうみえるのだろうか?マーケティングは大 -
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ゲームとは、取り組む必要のない障壁に主体的に取り組むこと。
そのプロセスにおいて自らの能力を精一杯に発揮することが
フロー状態を作る。
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ゲームに取り組むことで得られるのは、
より満足のいく仕事、
より高い成功への希望、
より強い社会的なつながり、
より大きな存在の一部になること。
いずれもが根源的な欲求に根ざしている。
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自らの活動を「ゲームとして構成する力」が身に付けば、
ものすごく生産的に自分の行動をコントロールできるように
なるのではないか。
内発的に動機づけられ、
ゴールが明確になっており、
実現のためのプロセスが明確になっている。
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Posted by ブクログ
マフィアが国家になったのであり、国家がマフィアだ。
一部のインナーグループが、権力と暴力を独占する。その為に金も独占する。
夢と欲に踊った一部の資産家を叩き潰して資産を奪い、まあ、全体としてそれで十分かと言えば国としてはそうでもないのだろうが、国民を富ませる気はさらさらなく、自分達が権力に注ぎ込める分があれば問題ない。
腐敗を武器として使う、と言うのは眼鱗であり、現在充分に有効に生きている。
トランプ全米国大統領の影にも、露国が蠢いていたことも間違いなさそうだが、政権中も効果的であったかはどうにもよく分からないが。
変な被害者意識と謎の歴史観と、独善的な使命感と大国意識に囚われている大陸 -
Posted by ブクログ
ロシア崩壊を予測していたKGBは、独自に資産の確保に動いており、かつ、組織の保全を図っていた。
エリツィンの自由化政策に乗って、国家の資産を私有化し、莫大な財産を築いた振興資本家が勃興し、一時KGBはその影に敗退したが、権力と資産の回復に暗躍する。
そこに乗ったのが、プー。
どうも最初は神輿だったのかな。
情報機関は力を取り戻し、一歩も引けなくなったプーは、祭り上げられ舞い上がったこともあって、主体的に独裁を強めていく。そんな話なのか。
前提には、そう言うのが大好きなロシア国民がいるってことだな。
C国もそうだが、自分たちが圧倒的な力を持つことが、国のためになると本気で信じたいる節が