あらすじ
近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々による「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。 そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ
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Posted by ブクログ
ゲームの効用に関する大規模な詳細な研究の訳本。
ゲームの教育的利用などについて多くの事例から学ぶことができる。現実を変えるパワーをもった驚きの「ゲーム」がすでにいくつもある!
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ゲームと比べて現実は不完全である、というコンセプトでスタートして、ゲームの考え方で世界を変える方法を実践交えて書いてある。
ゲームを「反逃避」と位置づけて、ゲームの考え方や、ゲーマーたちの能力、そして未解決の巨大な課題を解決するにはゲームの力しかない、という説得力を感じる。
自分も数十年にわたりゲームをやり、現在小規模ながらもゲームを作っている身として、ゲームのデザインで現実世界に影響を及ぼすことができればいいなと強く感じた。
また、10年前の本なので現状で動いているプロジェクトは少ないかもしれないが、参加型のゲームについてはいくつかやってみたいと感じたので、早速調べてみよう。
こういう取り組みが、ゲームを数多く生み出している日本という国で根付かないのはちょっと悲しい。まあ、某県で禁止条約が発行されるくらいなので、世間的に見たゲームの印象は現実逃避の時間の無駄としか思われていないんだろうなと思うと同時に、過度の収益重視が良くないのかなと。どこもかしこも課金→ガチャの収益モデルで荒稼ぎだもんなぁ…
マグロクエスト作る際のモチベーションや参考として、何度も開きたい本であった。
Posted by ブクログ
1章は、ゲームのなかの世界にこそ生きる価値があることについて。2章はNike+のような「現実と密接に同期させたゲーム」の登場の背景と展開について。「現実の出来事をゲームによって意味付ける」ということの奥深さを知った。
3章は「ゲームが現実を救う」というお話。現実は不完全であり、それは受け入れがたいことを前提としている。ゲームを通して現実社会への学びを進めることによって、困難なタスクに取り組んで「成し遂げる」という結果につなげていくという考え。
全体を通して読んだ感想としては、ゲームのネガティブな面にはあまり触れずに「今ゲームに何ができるのか」という問いへの著者なりの回答としてたのしく読めたと思う。
Posted by ブクログ
この本は相当にエキサイティング!大学生の時,ゲームの経験をいかに現実に活きるのかについてあれこれ考えていたんだけど,この本はまさに,そこを丁寧に説明していていい。翻訳本なので事例が海外でややとっつきにくいけど,わからなくはない。こういう本が日本でも書かれていてほしいし,今のスマホゲームにも志を継いてほしいと思う。
Posted by ブクログ
ゲーミング、ゲーム性について深く熱量を持って考えた内容に満ちている。アメリカのゲーム業界での隆盛の背後にはこういったアカデミックな研究あってこそだったのではと感じられる。
また、代替現実、ゲーミフィケーションへのゲームの活用の視点も豊富。
Posted by ブクログ
一言で言うと、この本を読んで、ゲームに対する見方が変わった。
コンピュータゲームというと、『引きこもり』と結びつけて捉えてしまっていたが、もっと能動的な能力を発揮しているとも捉えられるという。
電車の中で、ヒマつぶしにゲームしている人達の、あの時間、あの浪費されている空き能力を使うビジネスが思いつけないかなと、常日頃思っていたが、もっと先を走っている人、人達がいた。既に、実験をはじめている。
そこで、学んだこと。お金をあげるのは、必ずしもよくないということ。外的報酬の効果は、すぐに薄れるということ。言われれば当たり前だが、カネというアイデアから離れられなかった。
Posted by ブクログ
アーケードゲームではない、ソーシャルゲームとして、さらに援助行動や平和、協働としてのゲームを描いたものである。日本ではマスコミがほとんど取り上げないゲーム(マスコミの利益とは無関係だからか)についてなので、あらためてやってみることに意義があると思われる。この本でソーシャルゲームの実態がよくわかるであろう。
Posted by ブクログ
ゲーミフィケーションの可能性を最大限活用し社会に還元することについて書かれている。事例豊富だが論文的でもあるため広く読まれるにはエッセンシャル版があってもよい。
Posted by ブクログ
120626presentation.onETV2300美人fmCaoiforniaDr.
for peace !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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はじめに リアリティ・イズ・ブロークン
第1部
なぜゲームは人を幸せにするのか(ゲームとは?
「幸せエンジニア」の登場
より満足できる仕事
楽しい失敗とより高い成功への期待
より強力な社会的つながり
自分の存在よりも大きな何かの一部になる)
第2部
現実を作り変える(代替現実の効用
現実生活でレベルアップする
見知らぬ人と楽しむ
幸せハッキング)
第3部
大規模ゲームはどのように世界を変えられるか(エンゲージメントエコノミー
実行不可能なミッション
協働のスーパーパワー
みんなで現実世界を救おう)
むすび リアリティ・イズ・ベター
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脳と魂を揺さぶる本書は、あなたの「ゲーム」観のみならず、価値観をも一変させる!
――ダニエル・ピンク(『モチベーション3.0』著者)
マクゴニガル以外に、世界をよりよくするようなゲームを開発できるデザイナーは存在しない。
本書は世界を変えたいと思うすべての人々の必読書だ!
――ジミー・ウェールズ(Wikipedia創設者)
ユニークなアイデアを思いつくだけでなく、それを実際に世界に影響を与える形で利用できる人物はほとんどいない。
マクゴニガルはその貴重な一人である。本書が説くように、
生活やビジネスや教育の場でゲームを活用できれば、
世界は想像超えた変化を遂げるはずだ。
――トニー・シェー(ザッポスCEO)
近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々による「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。 そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ。 世界最高のイノベーターと評されるゲーム界のカリスマによる刺激的社会改革論。
世界最高、最先鋭のゲームデザイナーによる刺激的社会改革論。
Posted by ブクログ
これまで考えたことの無いテーマで、非常に興味深く面白かった。
自分に役立つことが在るだろかと考えて読み始めたけれど、「ひとり」っていう感覚では書かれてない気がする。また、読んでいる中で、もっとお金になることを考えなくちゃ続かないんじゃないのか?と思うこともあったけれど、そこは著者はきちんと否定している。むしろNPO的な活動をいかに成功させうるかという観点のような気はする。
ゲーミフィケーションのこれからに関しては、より関心を持ってみていきたいです。
あと、憶えておきたい引用をメモ・・・
「何かを強制的にやらされているとしたら、もしくはしぶしぶやっているとしたら、本当の参加ではありません。
結果がどうなるかに関心を持っていないとしたら、それは本当の参加ではありません。
何かが終わるのを受動的にただまっているとしたら、それは本当の参加ではありません」
・・・まったくです。反省。
「現実の問題を自主的に取り組む障害に変えることで、私たちは義務として取り組むときより純粋な関心、好奇心、動機、努力、楽観主義を始動させた。架空のゲームの文脈で現実生活の行動を変えられるのは、変えようという決意を取り巻くネガティブなプレッシャーがまったく無いからだ。ポジティブな緊張感と、より満足感や達成感が得られ、社会的で意味のある形でゲームに参加したいという自分自身の欲求だけで動いているからだ」
・・・うん、興味深い!
Posted by ブクログ
ゲームがなぜみんなハマるのか、ゲームを今後実生活で役に立つものとしてどう活用出来るのかを理解出来た
ゲーマーのリソースを使えば、なにか世の中の課題解決に使えるのではないかと思った
また、日常の仕事などにもゲーム要素を取り入れて生産性、モチベーションを上げるような工夫が入ると良いと思った
Posted by ブクログ
★ゲーマーはなぜゲームに熱中するのか
世の中には、週に数十時間以上ゲームに熱中しているゲーマーが多く存在している。
人々をそこまで熱中させるゲームの魅力って何だろう?という疑問を、科学的に解析してくれています。
◆ゲームの要素を現実社会に取り入れる
ゲームの魅力を、現実社会にどう取り入れたらよいか?を説明してくれています。
本書で紹介されているゲームは知らないものばかりでしたが、興味深く読むことができました。
仕事を楽しくするにはどうしたらいいか?と考えるヒントになります。
Posted by ブクログ
講座に行った際、講師の先生に勧められて買った本である。ゲームと言うと、マイナスのイメージが強いが、いかに有効であるかと言うことを述べられていた。
ヘロドトスが記した歴史で、飢餓に当たって食事する日を1日おきとし、その間の日はサイコロゲームをして過ごしたと言うことで18年続いた飢餓を乗り越えたと言う事実がすごい。まだ古い考えの自分は、ゲームの有効性をもっと知るべきだと思った。
Posted by ブクログ
仕事とか勉強とかゲームっぽい感じで取り組めたら熱中するし幸福度も増すのかなぁと思った。
ゲームには以下の4つの特徴がある
ゴール
ルール
フィードバックシステム
自発的な参加
いろんな種類のゲームがあるけどたしかにこの4つはベースになっている気がする(スポーツ、ギャンブル?とかでも同じかも)
たまに仕事がおもんない時は次のことが原因なんだろう。ここは印象的だった。
・満足のいく仕事には明確なゴールとゴールに向けた次の具体的な行動のステップがある。
・明確なゴールがあっても次に何をすれば良いかわからない時は仕事ではなく問題となる。問題自体に没頭することは悪くないが、問題解決へのやる気だけでは実際に成果を出すには十分ではない。
→本来の目的を忘れてしまうパターンに近いと思った。
・よくデザインされた仕事は着実に成果を出せるように練られている。
→このようなデザインは一企業としては誰の役割なのだろうか。上司(仕事を持ってくる人)なのか、自分自身なのか。まぁすり合わせられたらいいのだけれど。
最後に
最初に世の中のことがゲームっぽくなれば良い(ゲーミフィケーション)と書いたけど訳者が後書きでレベルをあげたり能力を上げることそのものが目的になってはいけないのではないかと問うていた。
ゲーミフィケーションの本質はその先にある、個人の幸福度を上げること、人類全体の発展だと思う。
よく読めました。読解力 +200
Posted by ブクログ
ゲームについて興味のない人だと「今はそんなことになってるのか」と感心することも多いのでは。 現実とゲームとの関わりを複数の事例を挙げて解説しているが、その事例を参考にして生活に活かすという使い方はできないかな。 読み物としてそれなりにおもしろかった。
Posted by ブクログ
ゲームの効用や社会問題への応用可能性を論じた本。
翻訳がとても良い。ゲームのタイトルもきちんと邦題に合わせているし、細部まで注意が払われている。
Posted by ブクログ
ゲームには人を夢中にさせる力がある。この力を使って、人のスキル習得や望ましい行動を促進する取組みは、ゲーミフィケーションとしてよく知られるようになった。本書はタイトルから、ゲーミフィケーションの本かと思うが、実は、本書はもっと深いところを目指している。現実世界の不完全さをゲームで変革するというビジョンである。
・ゲームで時間つぶしをすると後から空しくなる
・ゲーマーは不真面目で堕落した人間だ
と思っている人は、本書を読むと
・ゲームはただの暇つぶしでなく、人生を楽しむこと
・ゲーマーは新しい世界を知っている先駆者
となるかもしれない。
Posted by ブクログ
ゲームは、暇つぶしの、人生の浪費や現実逃避ではない。人間の能力を高め、目的に向かって課題を解決し、世界を変革することのできる道具である。
フィクションばかりで、こういった「啓蒙書」?的な本はほとんど読まないのだけれど、上の主張を、「ゲーム好きの言い訳」に終わらせない、説得力のある理論と実践に引っ張られ、最後まで読み通すことができた。
いわゆるネットゲームから縁遠い自分には、想像できていなかった世界。こういう思想が「学問」として成立していることに驚き。実践がネットワーク(ソーシャル、集合知)偏重と感じることもあったが、「むすび」にある、3000年前のリディア人との違いを読んで納得。ゲームによる未来の変革の可能性とともに、自分の生活、生き方に、何かこういった動きを取り入れたい、と感じさせられた。
ただ、どことなく引っかかり、手放しで頷けないと感じる点も。
・「言語圏によるコミュニケーションの広がりの限定」
あくまでも、言語を主としたコミュニケーションによる進行である以上、異なる言語圏の間での広がりは難しいのではないか?全世界的な課題の解決に対し、どの程度この手法が有効なのか。
・「悪意のあるプレイヤーの存在」
前向きな参加者による、建設的な進行が前提のように思える。対立する思想を持つ参加者による、ゲームシステムの破壊に対して、どう対抗するのか。
・「ゲームデザインの難しさ」
近年の、「教養」としてのゲームプレイヤースキルの社会的な向上については述べられているが、この手法の肝はゲームデザインではないか。ゲームデザインのスキルが向上しないことには、有効な手法を打ち出せないのでは。
とは言え、こういった課題ですら、ゲームの手法で解決できるのでは、と思わせてしまうところが本書の真骨頂。ぜひ一読し、こういった考え方を共有する仲間が増えることを願ってやまない。
Posted by ブクログ
ゲームと人間との史実(リディア人がなぜ飢えを凌ぐことができたかの考察)や現代の様々なゲームが現実世界に貢献している事例まで、Jane氏の取り組みや考察が非常に興味深いです。
Posted by ブクログ
フォトリ12冊め。ゲーム=現実逃避と認め、ゲームが現実社会より魅力的な理由を探る。それを利用して、現実世界を魅力的に変えていく。リアル世界から仮想現実を見るのでなく、仮想現実に軸足をおいて現実世界を見るというスタンスは、ゲームにはまっていない私にはかなり衝撃的。でもゲームネイティブ世代にとっては至極当然な感覚。子供達の世界観と私の世界観には大きなギャップがあるということですね。子供達がゲームにはまるのを理解するよすがになりました。
Posted by ブクログ
ソーシャルゲームを体験したことのない人間にとって、本書で述べられているゲームで多くの人や社会と繋がるという感覚は新鮮に感じられた。
ARG、現実代替ゲームの話は面白い。
様々な分野に応用が可能だろう。
自分の身の回りで使えないか考えてみたい。
しかし第3章で述べられていた現実代替ゲームの多くは、プレイヤーを選ぶように思えた。
自ら考え意見を述べる、写真や作品を投稿する、など一般的なゲームとは一線を画している。
すべてのゲームを今現在楽しんでいる人、またゲームに馴染みのない人を惹きつけるような現実代替ゲームの登場に期待したい。
Posted by ブクログ
*****
ゲームとは、取り組む必要のない障壁に主体的に取り組むこと。
そのプロセスにおいて自らの能力を精一杯に発揮することが
フロー状態を作る。
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ゲームに取り組むことで得られるのは、
より満足のいく仕事、
より高い成功への希望、
より強い社会的なつながり、
より大きな存在の一部になること。
いずれもが根源的な欲求に根ざしている。
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自らの活動を「ゲームとして構成する力」が身に付けば、
ものすごく生産的に自分の行動をコントロールできるように
なるのではないか。
内発的に動機づけられ、
ゴールが明確になっており、
実現のためのプロセスが明確になっている。
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Posted by ブクログ
ざっくりとした自分なりの解釈として
現実にゲームの要素を取り入れれば、もっと世の中が良くなるじゃない?って内容。
ゲーム固有の四つ特徴として
・ゴール
プレイヤーが達成すべき具体的な成果のこと。
プレイヤーの注意を引きつけ、ゲームへの参加を促し続ける。
ゴールとは、プレイヤーに目的意識を与えるもの。
・ルール
プレイヤーのゴールに達するうえでの制約をもたらす。
ゴールに達するために1番わかりやすい方法を奪うか制限を加えることで、プレイヤーはまだ発見できていない方法を模索せざるを得なくなる。
ルールは創造性を解き放ち、戦略的な思考を促す。
・フィードバックシステム
プレイヤーがどこまでゴールに近づいているかを示すもの。
得点、レベル、合計点、進捗表示バーなどの形で示される。
あるいは、もっと簡単なかたちとしては、「このゲームは、…になったら終了です」と、単に具体的な成果として知らせるだけのフィードバックシステムもある。
フィードバックが常時示されることで、プレイヤーはゴールに必ず到達できるという気持ちを保ち、プレイし続ける力を得る。
・自発的な参加
ゲームをプレイする誰もがそのルール、フィードバックを理解したうえで、進んで受け入れることを意味する。
それにより、共にプレイする複数の人々が共通認識を持つことができる。
自分の意思で参加、または脱退できる自由があることは、ストレスが多くて難しい課題でも安全で楽しめる活動として経験できることを保証する。
があるらしい。
つまりゲームをプレイとは
取り組む必要のない障壁を自発的にこえようとする取り組みである。
そして、ゴールが魅力的で、フィードバックが十分に意欲をそそるものであるとき、私たちはゲームの限界に(創造的に、誠意を持って、熱心に)長い時間挑戦し付ける。
こういった、ゲームの要素を現実の生活にも応用させていくことでより魅力的で幸福な社会を築き上げて行けるのでは?
とのこと。
感想
ゲームってかなり人間的な活動なのかなと思った。
無理矢理な制限、目的意識、ルールの共有などは頭が良くないとできないかなー。
その考える脳みそがあるゆえに、こうした、ゲームの要素を駆使しないと幸福になれないなんて、皮肉なもんだなと思った。
Posted by ブクログ
2011年に書かれたこの本は、今、改めて読むと重要な指摘をしていたのだと感じる。特にゲームのもつ特徴は、今のアイデアソンやハッカソンにうまく導入され、現実の課題を楽しく新たな観点で解決に導く取り組みに活かされている。
時代がARやMRを活用し、電脳コイルのように、OMOの世界としてリアルをデジタルが包み込むような時代になると、こうしたゲーム性の社会への活用がもっと進むのではないだろうか。
Posted by ブクログ
所有欲、権力欲などはゲーム世界で満たし、現実世界に持ち込まない。
ゲーム的思考、枠組みを現実世界に当てはめ、楽しくより良くしていく方向を探る。
ゲームがくだらないと思う人間はまだ私たちの世代にも少なからず残っているが、もう数世代で絶滅するだろう。世界を楽しみながら良く出来るか、共産主義に匹敵する社会実験が始まっているのかもしれない。
Posted by ブクログ
ゲームを定義する4つの要素とそれに付加するいくつかのポイントがそろうと、人は能動的に動けたり、本来の目的以上の目的を見出したりするよ、というようなお話と事例。
Posted by ブクログ
ゲームや集合知の力を色々な角度から書いた分厚い本。
ゲームを使うことで日常生活がより幸せになり、大切な人達ととより強いつながりを維持し、がんばったことに対してより大きな見返りを手にし、現実世界を変える新しい方法をゲームは持っているとの事。
下記、本書で上げられた14の項目
1.取り組む必要のない障壁に取り組む
2.感情の活性化
3.より満足のいく仕事
4.よりよい成功への希望
5.より強力な社会的つながり
6.壮大なスケール
7.心から参加すること
8.意味のある報酬を、それがもっとも必要なときに得られるようにする
9.見知らぬ人々ともっと楽しむ
10.幸せハッキングをしよう
11.接続可能なエンゲージメントエコノミー
12.より多くのエピックウィン
13.一万時間の協働
14.大規模多人数参加型未来予想