【感想・ネタバレ】わたしにも、スターが殺せるのレビュー

あらすじ

《エンタメは必要じゃないかな?》《誰か補償してくれるの?》
コロナ禍、不用意な発言をしたスターをSNSで追い詰めるこたつライター。
“殺される”のは、誰なのか? “自分”も加担していないと言えるのか?

時代の気分を大きく左右したコロナ禍の大衆の心理を生々しく炙り出す、
息もつかせぬサスペンス!


コロナ禍、SNSで不用意な発言をした2.5次元俳優・翔馬。これまで【M】と名乗り彼を「上げる」記事を書いていた平凡なこたつライター・真生は、その発言を捉えて彼を「叩く」方へ転じる。彼のファンは大反発し、【M】を炎上させる。しかし程なく流れが変わり、コロナウイルスに危機感を抱く世間が、一斉に翔馬を叩き始め、スターは“殺された”。高揚感が抑えられない真生だったが、以前から【M】の正体が真生だと知る何者かに、自宅マンションを晒されたり、脅迫のような郵便物が届けられていた。半同棲の恋人・春希と共に嫌がらせの犯人を突き止めようとする真生だったが、浮かび上がったのは意外な人物だった……!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

コロナ禍、エンタメ業界、ライター業。
コロナ禍で見えてきたもの、失ったもの。
SNSで発信することについて考えるいいきっかけになった。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

コロナの描写がリアルで共感でき、自然と物語にのめり込めて良かった
ラストもなんだか清々しい気持ちになれた

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

自由とか空気ってすごく便利だけれど変わりやすい。
風船みたいにふわふわ浮いてすぐ弾ける。
まさに水物。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

SNSに溢れる膨大な数の言葉。
誰かを支え救う事もあれば、刃となり心に一生残る深い傷を刻む事もある。

2.5次元俳優・鈴木翔馬に向けられる称賛と攻撃。
純粋に応援コメントを入れる人もいれば、己の承認欲求を満たす為にバズり目的で記事を書き続けるライターも存在する。

読んでいて胸が痛い。
鈴木翔馬は架空の人物だが、現実でもよく事情を知らない人間が、匿名を盾に誰かを口汚く罵っている。

本作ではミステリ要素を絡めながらSNSの在り方に警鐘を鳴らす。

本名で書き込む覚悟がないのであれば、根拠のない暴言は慎むべきではないかと思う。

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2023年06月23日

Posted by ブクログ

SNS、ネットニュース等、普段から馴染みのあるものだからこそ、怖さを再確認できた。
言葉は、救いにもなれば、呪いにもなり、刃になる。気をつけなければ。

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2024年12月19日

Posted by ブクログ

コロナに触れている部分は共感しかない。
なにがどうなったら"おわり"なんでしょうか。
きっとそれは、世の中の大きな空気の流れであり
世の中の『気分』なのでしょう。
これはただの感想です。

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

意見と批判と同じに考えているのか思っている事を口では言えないけどその他大勢という枠に守られて考えなしで送信する。
みんな全てにおいて平等なら嫉妬もひがみもなくなるのにと幼稚な考えを持ってしまう。

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2023年08月15日

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