町田康のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
笑いたい時には『テースト・オブ・苦虫』。
ということでちょっとずつ読み進めたので、最初の方はどんなことが書かれていたかうろ覚えになっている。
変なことわざとか載っていた気がするなぁ。
忘れたのはつまらなかったからではなくて、すごく面白かったのです。
またも外で読んで(懲りない)、突然笑い出す不審者になってしまったくらい。
そんでもって読んでる時には、なるほど、そうだったのかぁ、なんて感心したりもしているのです。
なのにちょっと経つと面白かったという感覚以外はぼんやりしている。
とても不思議。
たぶんごちゃごちゃ考えすぎの脳を「ベンチャン(湖南省の方言で掃除の意(笑))」してくれるのだと思う -
Posted by ブクログ
このレビューを読んで不快な思いをなさる方もいるかもしれません。
本編は非常に楽しめました。生き物を飼う大変さも再確認できました。
ただ、本編、解説の動物愛護団体さまになんだか釈然としないものを感じたので書かせていただきます。
まず、動物愛護の活動は素晴らしいことだとは思いますが、希望とは違う、それも病気であったり気性が荒かったりといった問題のある子をどんどん作者に押し付ける(という表現は適切ではないかもしれませんが)のは如何な物だろうかという感想を持ちました。
作者は引き取って大事に育てていますが、その善意につけ込んでいるような印象を受けてしまったのです。あくまでも私の感想ですが。
全員が -
Posted by ブクログ
戦国時代。江戸の士農工商というカースト制度が、各身分を分離する以前、このころは、農民が領主のためにいくさに参戦し、死に、あるいは手柄を立てて褒美をもらったものらしい。
この小説に出てくる農民の一族は、武田信玄の一族のために戦い、死ぬ。あるいは富裕になりすぎて妬まれ殺されたり。やがては武田氏の敗退とともに、追い詰められることになる。
それでも彼ら農民は領主にさからうでもない。黙々と肉体を捧げ、黙々と死んでゆく。この無限の繰り返しが、妙に日本人的であるとともに、不気味な生の成り立ちをイメージさせる。
最後の方で末子が
「この土地の者は、みんなお屋形様のおかげだ」
と言いだし、周囲の者たちは