【感想・ネタバレ】テースト・オブ・苦虫1のレビュー

あらすじ

会話が通じない。
ひょっとしておかしいのは自分?

日常で噛みしめる人生の味は、苦虫の味。
文筆の荒法師、町田康の叫びを聞け―!

〈解説〉田島貴男

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Posted by ブクログ

”というのはすなわち、愛は愛。これは人間にとって重要なことで、愛の歌を歌うのはよいのだけれども、それとカネとは全く無関係で、それは例えば、「ちょっと姐ちゃんウイスキー頂戴」と酒を注文。しかるに姐ちゃんは、「あらごめんなさい。ウイスキーは売り切れっす」「飲み屋でウイスキーないちゅうのはどもならんな。ほた、ビールでええわ。ビール頂戴、ビール」「ビールも売り切れっす」「ビールも売り切れやの?しゃあないなあ。ほた酒でいいわ。酒頂戴、酒」「売り切れっす」「しまいに怒るで。ほた、いったいなんやったらあんねん?」「そっすね。冷蔵庫があります」「は?」「日本酒もビールもウイスキーもありませんが冷蔵庫ならあります」「おまえなに考えとんねん。冷蔵庫が飲めるかあ、ぼけ」という御論議と同様で、それぞれ人間にとって同じくらい重要であるにもかかわらず、決して冷蔵庫はウイスキーの替わりにはならぬように、愛がいかに重要であろうと、ふたつは別のもので、決してカネの替わりにはならぬのである。”

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2016年06月05日

Posted by ブクログ

作者の随筆を読んだ初めてで、たいへん衝撃的であった。噛めば噛む程苦虫の、味。ちょうど味わいまくっていた日々のさなかに出会い感涙。

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2011年03月30日

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文庫でたー!稼いだ賞金で購入、町田さん最高ですだいすきです。これもう、最高です。おもしろい!町田さん良い!

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2009年10月04日

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面白かった。
くだらない、しょーもない日常を笑い飛ばせるような、そんなエネルギーをくれるような。
いちいち笑えて、なぜか元気をもらえた。

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2013年02月15日

Posted by ブクログ

すごく面白い。爆笑。
電車や会社で読むのは危険です。
私は電車で読んでしまったために、静かな車内で突然笑い出す怪しい人になってしまいました。

失敗した…。でも楽しかった。

エッセイのテーマというか入口は意外と私にも馴染みのあるものだったりするのだけど、進んでいく道がちょっと違う。
え?そっち?という感じ。
例えば忍者が水面を歩く場合に、右足が沈む前に左足を出してそれが沈む前にまた右足を出す…とかなんとか言ったりするけれど、いつも無理矢理な印象を受ける。
このエッセイの面白さもそれに近いような気がする。
「大丈夫?」が出てこなくて「ズイジャーノ?」と言ってしまうとかその辺りが特に。
しかもその無理矢理な道がネガティブ思考と自虐から導き出されていたりするので、大いに共感してしまったりして…。
で、気付くと笑いを堪えられなくなっている。

苦虫の味なんて知らないでいられるならその方がいい。
でも忘れられない不味さを知ってしまったら、その不味さを笑いに変えてしまいたい。このエッセイみたいに。

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2013年02月13日

Posted by ブクログ

「情熱スカイ・ハイ」、「南海の黒豹」、「反逆のカリスマ」、「戦慄のガチムチ皇帝」等々、世の中に格好よろしい威勢のよろしい二つ名は数多あれど、これもまた名付けられた者の性質を鋭く表した名作でしょう。

文筆の荒法師。

小説よりも濃厚な文語体口語体関西弁と、筆者の「考え過ぎ」を余す所なく堪能。
短編小説のようであり、普通に随筆随筆した部分もあり、随筆だと思って読んでたのにそれを嘲笑うかのようなオチに驚愕したり。

ちょいちょい出てくる罵詈雑言の数々は、真似したくなります。

この助惣鱈がっ

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2012年06月16日

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町田康エッセイ。
生きていると不条理な出来事が多い。
口中に広がる人生の味は甘く、ときに苦い。
ほんと苦いよ。

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2009年10月04日

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著者の苦虫を噛み潰したような日々を綴ったエッセイ。価値観は多様で多様であるからこそ素晴らしい。君も僕もありのままで生きていこう、というダイバーシティな世界で起こる他者との軋轢は必然。しかし素晴らしいと世間が称賛するのだから、なんとかこの世界を生き抜くために必要な心構えはやはり諦念であることをつくづく思い知らされる内容に一喜一憂しながら読んだ。うくく

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

 日常に存在する理不尽、不条理、儘ならないことに鬱憤を溜め込みながら生きる町田さんのエッセイ。まさに口中に苦虫の味が広がるようなことばかりだけど、町田さんの文章を読むとスカッとする。パンクでロックでファンキーな町田さんの土台にはモラルや正義感がしっかりと存在していて、だからこそパンクロッカーをやれるのかなと思った。

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2015年12月14日

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ダメ男、好きでしょ?と貸された本。はい好きでした。大学のバンドサークルの先輩、全員こんな感じだった。ズイジャーノ?

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2015年01月25日

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苦虫シリーズ第1巻。短編と捉えました。

苦々しいエピソード満載にも関わらず、ブラックユーモアに富んだ言い回しで不思議と気持ちは晴々。細かいことや小難しいこと抜きに読める1冊。

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2014年01月12日

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町田康の作品を読むとなんだかほっとする。こんなアホ臭い人間が世の中にいるんだなあと。何をやっても駄目な自分が勇気付けられるというか、優越感に浸れるというか、俺なんかよりよっぽど下層でバカな人間がいたもんだなと安心する。が、実際はそうでもないようで。
町田康の作品をいくつか読んできて、作品を重ねるごとに感じるようになってきたのだが、そこには常に笑いをもぎ取ろうとする緻密な計算と思考があるようにしか思えてならない。このエッセイ集もそう。自然体のように見せかけて、天才的なアホのように見せかけて、実は裏で入念な笑いの仕掛けを施し、読み手を見事にその罠にハメ込んでいる。そして俺もハマる。ハメられる。
そんな町田康の詐欺的な計算力といい、緻密な努力といい、その生真面目さといい・・・優越感に浸り、馬鹿笑いしていた自分こそが本当のアホにしか見えてこなくなってきた。苦々。

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2013年08月12日

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パンク歌手で小説家の町田先生はエッセイ集もすごい!念入りに準備して計画したものを、あたかも自然に楽チンそうに見せる事って重要だと思うのですが、この人のこの言葉の選び方、組み立て方はどっからどこまで計算されたものなのでしょうか?

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2013年04月07日

Posted by ブクログ

頭の中の声をそのままテープ起こししたかのようなエッセイ。中には、珍妙な不条理な小説風のものも。一発目がそういうのだったのと、文体に軽く面食らい又ちょっと眠かったのも手伝い、町田さんの調子に馴染むまで少し時間がかかりました。慣れてしまえば、面白くてずんずんいけました。ある表題「やられるまえにやるまえにやられる」がツボに入ってしまい、電車の中笑いを堪えるのに苦労しました。
漢文的表現が散見されたんだが、お好きなのかな。要調査。

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2012年08月21日

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 謎本。
 もの凄く考えすぎな内容で、なんだか痛気持ちいい内容。
 合う合わないがはっきりしている。

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2012年06月17日

Posted by ブクログ

町田康のビターな随筆シリーズ第1弾。

この本を読むときは、四囲に人がいないことを確認してからネ。

ヘラヘラ、若しくはニタニタ笑ってしまうのを避けられぬため、人がその様を見たら、明らかに不審者と思われてしまうからだ。

「DPEの憂悶」、「ドゴンの珍奇」、「人間の癖山水」、「料理の腰砕け」など、あほらしい随筆40編収録。

とにかく、ワロタ。

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2011年03月02日

Posted by ブクログ

垂れ流しのようで、垂れ流しでない、のでしょうか?筒井康隆が書くキャラクターが書いている文章のようだ、とレビューを書く段になってこじつけで思いました。くわあ。

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2011年01月19日

Posted by ブクログ

同シリーズの2~3巻に比べて非常に灰汁が濃い。はっきり言って読みにくい。
でも町田康の原液のようなものを感じることができる1冊だと思う。
読みにくいが面白い。しかしやはり感じが難しい。

MVP:なし

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2011年01月10日

Posted by ブクログ

町田文体炸裂のエッセイ集。
『くっすん大黒』からの町田好きではあるが、
エッセイにこの文体は読みにくいことこのうえないw

笑える話は軽快に読みたいものです…

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2009年10月04日

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