テースト・オブ・苦虫1
  • 完結

テースト・オブ・苦虫1

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

会話が通じない。
ひょっとしておかしいのは自分?

日常で噛みしめる人生の味は、苦虫の味。
文筆の荒法師、町田康の叫びを聞け―!

〈解説〉田島貴男

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テースト・オブ・苦虫 の一覧

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テースト・オブ・苦虫1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ”というのはすなわち、愛は愛。これは人間にとって重要なことで、愛の歌を歌うのはよいのだけれども、それとカネとは全く無関係で、それは例えば、「ちょっと姐ちゃんウイスキー頂戴」と酒を注文。しかるに姐ちゃんは、「あらごめんなさい。ウイスキーは売り切れっす」「飲み屋でウイスキーないちゅうのはどもならんな。ほた、ビールでええわ。ビール頂戴、ビール」「ビールも売り切れっす」「ビールも売り切れやの?しゃあないなあ。ほた酒でいいわ。酒頂戴、酒」「売り切れっす」「しまいに怒るで。ほた、いったいなんやったらあんねん?」「そっすね。冷蔵庫があります」「は?」「日本酒もビールもウイスキーもありませんが冷蔵庫ならあります」「おまえなに考えとんねん。冷蔵庫が飲めるかあ、ぼけ」という御論議と同様で、それぞれ人間にとって同じくらい重要であるにもかかわらず、決して冷蔵庫はウイスキーの替わりにはならぬように、愛がいかに重要であろうと、ふたつは別のもので、決してカネの替わりにはならぬのである。”

    0
    2016年06月05日

    Posted by ブクログ

    作者の随筆を読んだ初めてで、たいへん衝撃的であった。噛めば噛む程苦虫の、味。ちょうど味わいまくっていた日々のさなかに出会い感涙。

    0
    2011年03月30日

    Posted by ブクログ

    文庫でたー!稼いだ賞金で購入、町田さん最高ですだいすきです。これもう、最高です。おもしろい!町田さん良い!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    くだらない、しょーもない日常を笑い飛ばせるような、そんなエネルギーをくれるような。
    いちいち笑えて、なぜか元気をもらえた。

    0
    2013年02月15日

    Posted by ブクログ

    すごく面白い。爆笑。
    電車や会社で読むのは危険です。
    私は電車で読んでしまったために、静かな車内で突然笑い出す怪しい人になってしまいました。

    失敗した…。でも楽しかった。

    エッセイのテーマというか入口は意外と私にも馴染みのあるものだったりするのだけど、進んでいく道がちょっと違う。
    え?そっち?という感じ。
    例えば忍者が水面を歩く場合に、右足が沈む前に左足を出してそれが沈む前にまた右足を出す…とかなんとか言ったりするけれど、いつも無理矢理な印象を受ける。
    このエッセイの面白さもそれに近いような気がする。
    「大丈夫?」が出てこなくて「ズイジャーノ?」と言ってしまうとかその辺りが特に。
    しかもその無理矢理な道がネガティブ思考と自虐から導き出されていたりするので、大いに共感してしまったりして…。
    で、気付くと笑いを堪えられなくなっている。

    苦虫の味なんて知らないでいられるならその方がいい。
    でも忘れられない不味さを知ってしまったら、その不味さを笑いに変えてしまいたい。このエッセイみたいに。

    0
    2013年02月13日

    Posted by ブクログ

    「情熱スカイ・ハイ」、「南海の黒豹」、「反逆のカリスマ」、「戦慄のガチムチ皇帝」等々、世の中に格好よろしい威勢のよろしい二つ名は数多あれど、これもまた名付けられた者の性質を鋭く表した名作でしょう。

    文筆の荒法師。

    小説よりも濃厚な文語体口語体関西弁と、筆者の「考え過ぎ」を余す所なく堪能。
    短編小説のようであり、普通に随筆随筆した部分もあり、随筆だと思って読んでたのにそれを嘲笑うかのようなオチに驚愕したり。

    ちょいちょい出てくる罵詈雑言の数々は、真似したくなります。

    この助惣鱈がっ

    0
    2012年06月16日

    Posted by ブクログ

    町田康エッセイ。
    生きていると不条理な出来事が多い。
    口中に広がる人生の味は甘く、ときに苦い。
    ほんと苦いよ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    著者の苦虫を噛み潰したような日々を綴ったエッセイ。価値観は多様で多様であるからこそ素晴らしい。君も僕もありのままで生きていこう、というダイバーシティな世界で起こる他者との軋轢は必然。しかし素晴らしいと世間が称賛するのだから、なんとかこの世界を生き抜くために必要な心構えはやはり諦念であることをつくづく思い知らされる内容に一喜一憂しながら読んだ。うくく

    0
    2023年08月05日

    Posted by ブクログ

     日常に存在する理不尽、不条理、儘ならないことに鬱憤を溜め込みながら生きる町田さんのエッセイ。まさに口中に苦虫の味が広がるようなことばかりだけど、町田さんの文章を読むとスカッとする。パンクでロックでファンキーな町田さんの土台にはモラルや正義感がしっかりと存在していて、だからこそパンクロッカーをやれるのかなと思った。

    0
    2015年12月14日

    Posted by ブクログ

    ダメ男、好きでしょ?と貸された本。はい好きでした。大学のバンドサークルの先輩、全員こんな感じだった。ズイジャーノ?

    0
    2015年01月25日

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