町田康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『あはは。遊びのイロハもわかっとらん。ハンドルには左右に五度ばかり、きってもタイヤが動かぬ範囲があり、これを称してハンドルの遊びという。』
『財布と魂が連動してませんのよ。』
『すなわち、参る、というのは、「行く・来る」の謙遜語であって、そのアナウンスを聞く度、自分には、非人間的なスピードで疾走する巨大な列車が、謙遜しながら、もじもじホームに入ってくる姿が想像せられて、気色悪くてしようがないのである。』
『電車が参るとは何事だ。ふざけやがって。それを言うなら到着しますだろう、馬鹿野郎』
『なんかぁ、人殺し? みたいなことって、やっぱりやっちゃいけない? って感じ? だから獄門とかになっ -
Posted by ブクログ
実際に経験した出来事を脚色なしに書くのがエッセイというものの一般的な認識だけど、これは何だか無茶苦茶な脚色しまくりの、エッセイというよりは短篇小説のようなエッセイ集。
面白くもなんともない本当の話を読むのが良いか、本当の話ではないけれど面白い話を読むのが良いか、好みは分かれるでしょうが、本当の話と思って読んでいてもうその話はあるわけで、そもそも作者というフィルターを経れば本当の話なんてないと考えれば、私はウソでも面白い話をよみたいなあ。
「意外なところに原因が」では、我が国の政府が権謀術数の限りを尽くすということもなく真っ正直な外交を展開し国益を損なっているのは、日本人の無意識下に「花咲か爺さ -
Posted by ブクログ
大して中身はない。ほほほ。善哉善哉。
正直評価に困る作品ではあります。
もしかしたらこれは町田康渾身の、魂を削った大自信作なのかもしれないし、
もしかしたらとりあえずページを埋めるためにいつもの文体で思いつくままに適当に書き連ねていっただけのようにも見える。
どちらにしろ、今作は町田康という作家が好きでかつ、「好きな作家の思考に寄り添って、流れに身を任せるのが楽しい」と感じられる人にはオススメできるし、
逆に町田作品を読んだことが無い、あるいは大して好きでもないという人が読むのはちょっと大変だろうなという気も。
個人的にはなかなか面白かったです。最初は、「ずっとこの調子で中身無いまま続くの -
Posted by ブクログ
献本キャンペーン有難うございます。
ちゃんとしたレビューを書こうと思ったのですが、結局〆切日になってしまい...申し訳ないです...!
町田康さんは「くっすん大黒」以来で
まず届いた時に、カバーの美しさと適度な重さにうっとり。
中身に関してですが、まとまった時間をとることができず、電車の中などで少しずつ読ませて頂きました。
こういう場合、前に読んだ部分など忘れてしまうことが多い私ですが
不思議とひとつひとつのエピソードが残っています
超然を意識した瞬間、その人は既に超然としていない
意識すればするほど自意識や妄想が止まらない
この主人公は極端に見えるけど人間誰しもそんなものなんじゃな