沙村広明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終章が始まって物語が動いていて、毎回ワクワクするシーン、胸をすくシーンが目白押しのこの作品。終わって欲しくないけど、終わりがないと物語書けないものね。
本屋で表紙の天津を見て「あらまー男前」とうっかり呟いてしまったわたし。
読んでいくと、やってることも男前っつか漢だ。初期の頃の(悪いことしてて)楽しそうな天津の笑顔を見られて、いや満足おなかいっぱい。
連載当初からのあらゆるキャラが再登場していて、そろそろクライマックスなのだという予感。
とりあえず、主人公(万次さん!)の影、薄すぎです(笑)。
ま、片腕だし、やれること限られるからなあ……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレモノクロのロシアを舞台に描かれるツンデレの物語―
但し、主人公である車椅子の少女はツンデレではない(え?)
共産党による粛清の嵐が吹き荒れる旧ソ連。車椅子の少女・ビエールカとシシェノークはとある別荘の管理人に済ませてほしい、と話を持ちかける。
明らかな偽名、出所の怪しい報酬…彼らは何者で、どこからきて、何が目的なのか。
寒々しく厳しい生活の中、奇妙で謎に満ちた彼らの宿命が描かれます。
と、静寂と抑圧が似合う世界の中でスリリングなやり取りが行われるのですが…どうにも地味な印象は否めません。というか派手にはならない。
しかし、ロシア、そしてソ連という国の歴史や生活をしっかりと、かつ魅力的に描
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