沙村広明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
粗野な男たちの檻へ放り出され、不安と失望と恐怖を浮かべる少女の顔。お試し版とでもいうのだろうか、うすい冊子に掲載されていたのはそこまでだった。「かつてこれほど残酷な、少女の運命があっただろうか」そんな帯の惹句にもつられて、ただただ好奇心だけで、わたしはこの本を買う。そのようなコピーがつけられた本なのだからもちろん、あかるい展開など望むべくもない。それは百も承知だけれど、にもかかわらず、なかなか読みすすめることができない。むしろおぞましいものをこそを求めていたはずなのに、気持ちはどんどん暗く沈んでゆく。全8話で構成されたこの陰惨な、しかしうつくしい物語には必ず、絶望への伏線として、わずかな希望が
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Posted by ブクログ
中編1本と短編2本。
●おひっこし
大学生グループのラブコメ。
いきなり伊太利人が出てきたりと飛ばしてる作品。
人物の動きが大きくて面白い。
と思いきや、繊細な表情も上手くて凄い作家。
内容はまぁまぁ。
●少女漫画無宿 涙のランチョン日記
少女漫画家の激動の人生を描く。
ウェイトレスになったり代打ちになったり…むしろハチャメチャな人生か。
これが沙村のギャグだと思う。
表紙は多分この話しの主人公。
●みどろヶ池に修羅を見た
京都で遊んで酒飲んで心霊スポットに行く話し。
絵は上手くて話も面白いんだけど、飛びぬけて面白いわけではない本。
普通にお勧めできるけど。