あらすじ
イートとオートと愛のSFコメディ、作者さえも予定していなかった大ボリュームで大団円!! 元(げん)を息子が訪ねてきたことによって明かされる家族への愛。モトカレによって明かされたメタ子のダメ男への愛。囚われのトリアゾを助けた進次(しんじ)の男らしい愛。愛は愛を呼び、SF的な奇跡へ――。宇宙スケールのリバースをご覧あれ!!
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『無限の住人』『波よ聞いてくれ』の沙村広明 先生による、抱腹絶倒のSFギャグマンガ!リヤカーから人間まで、地球上のありとあらゆるものを何でも食べちゃう美少女・ヒヨスと、なし崩し的に彼女の面倒を見ることになったホームレスのアラフォーイケメン・元(げん)が繰り広げる宇宙スケールのロードムービーです!とにかくギャグが秀逸。全2巻と短い作品でありながら、一ページどころか一コマ一コマに細かくネタが散りばめられており、読み込むほどに味が出ます。サブカル、科学、政治、芸能、etc…さらに沙村先生の作品におなじみのエロスとグロテスクも程よい塩梅。食べたものを吐き出すヒヨスの表情の色っぽさは、「さすが沙村先生!」と膝を打つこと間違い無し!全編に渡って荒唐無稽なストーリーとギャグの連発なのですが、それだけにラストでヒヨスのとった行動に胸がいっぱいになります。二人と一緒に、読んでいる自分も長い旅を終えたような読後感がたまりません。
沙村先生の頭の中は一体どうなっているのか……気になって仕方がなくなる作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ブルー」「ケニア」「ギャバン」で大爆笑。
それから辛ラーメン。
それからインスタントラーメンの牛乳割り。
ネタ満載でお腹いっぱいだよ!
ごちそうさまでした。
Posted by ブクログ
海狗様のメタ表現は確かに気付いた。
殺戮にいたる病最近読んだのにラーメンのシーン覚えてなかった…
安芸良のエキセントリックぶりはある意味女子力高い
Posted by ブクログ
イート&オート系漫画、ついに完結!…って、2巻なんですけどね(笑)
個人的には、前回の流れが続いてたらちょっと微妙だったんで、読むまでは期待半分、不安半分でした。
読んでみての感想
面白かった!
2巻完結って言うのも、ダラダラ続くよりもよかった。
全体的な小ネタも1巻以上に面白かった。
オロチノチニクルフ哲生とか(笑)
KOF97バリバリやってた世代なんで、個人的にかなりツボでした
あと、99ページの将軍紹介だけで、5分くらい笑ってました(笑)
ここでは言いませんが、気になる人は読んでみてください。
最初の2人でおなか痛くなるくらい笑えます。
小ネタだけでなく、クライマックスも意外な展開からキレイにまとまってイイ感じ。
相変わらず読む人を選びますが、個人的にはかなり好きな漫画になりました。
Posted by ブクログ
声上げて笑っちゃいました。
読むのに体力と気力が必要なのは、内容が詰まっているからなのか、年齢だかなんだかのせいなのか分かりませんけど。
きっと、気付いていない小ネタもいっぱいあるんだろうなーと思うと、ちょっと悔しい気持ちになりますけどね。
Posted by ブクログ
無限の住人でヒットした作者ですが、私はこの人のギャグ漫画が好きなんだなと思います。この投げ捨てられた感じが非常に好きなんですよね。でもラストはどこかしんみりとさせられます。これが2巻で完結とは勿体ない。作者フェチズムが盛り込まれてるのがむしろ清々しいまんがでした!
Posted by ブクログ
沙村さん好きダーー
ほんとくだらないダジャレネタとか好き
わんだばだばだばが一番笑った
てゆかこれで終わりとか!!
ラストは壮大なファンタジーに昇華されてるw
1巻なくしたかも知れん
探したけど見つからない、、
Posted by ブクログ
1巻も十分に濃かったが、2巻ではよりカオスな珍品になっていた。
どこまでがギャグで本気なのかは分からないが、さらりと硬派なメッセージもあり、暴走しながらもちゃんと終わったので、読後感も良かった。
僕はこういうの大好きです。
「こんな時代こんな時代って浜崎あゆ○かお前らは!?」
「何一青窈みたいな句読点で話してんですか!!」
小ネタでも笑わせてもらいました。
日暮里♡
Posted by ブクログ
天然系非人間ヒロインがヤンデレ義娘ヒロインにジョブチェンジを遂げた、ラブコメ第二巻。アーミッシュ(自称)のキャラクターが出てくる日本の作品は初めて見ました。
再構築=吐き戻しでクリーチャーをガンガン生み出した前巻から打って変わって、吐くのはクライマックスまで控えめです。ダイナミックなSF的広がりがきれいにまとめられ、ハッピーエンドになっています。サブカル系ラブコメSFギャグファンタジーとでも呼ぶべき妙作。
Posted by ブクログ
ハルシオン=睡眠薬
ヒヨス=麻酔薬
トリアゾ=ハルシオンの元の名前?(トリアゾラム)
らしい。
とんだジャンキー漫画だぜ。
ちなみに。
メタ:ベンゼン環の2置換体の位置異性体のうち、2つの置換基が炭素原子1つをはさんでいるものにメタ(meta-、イタリックで、ハイフンをつける)をつける。言い換えれば、1位と3位の炭素原子に置換基があるものである(隣り合う番号は他にもあるが、命名規則により1位と3位となる)。m- と略して書く。
なるほどね。
Posted by ブクログ
ギャグから最後一気に宇宙戦争形に突入かと思いきや、あっという間に店仕舞い!かなり力技で文字だけの小説か?ってページもあったけど、2巻で終わったのは良かったかな。
Posted by ブクログ
美少女嘔吐ドタバタSFコメディ、メタ多め。
これはさる構成作家さんのお言葉ですが、「「ギャグ」にはどこか、【毒】と【狂気】が必須であり、それがないと「ユーモア」という、あの、世の中の枠内で収まっている薄っぺらい笑いになってしまう」。この伝でいけば、本作は「毒と狂気、それから勢いがある作品」になると思います。もちろん、あの文学横文字を多用した鼻につく批評で解体されるようなユーモア作品とは一線を画しております。
「なんでも食べる」という発想自体はありふれていますが、ここではそこから一歩踏み込んだ「吐く」という行動が用意されています。吐くとどうなるか。食べたものが出てきます、ただしいろいろ混ざった状態で。次々と登場人物たちがヒロインに食われは吐かれ、食われは吐かれし、とんだキメラと化しては投げっぱなしジャーマンでお話が終わります。ここらへん、ちょっと真似できない。
しかし、狂的な勢いで邁進してきたこの作品、何故か最後は綺麗に終わったりします。それも伏線なんぞも用いつつ、主人公に対する救済も行うという、エンターテインメントのきれいなオチ。毒と狂気と綺麗な幕引きの混在するアンビバレンスが、なんというか、頭おかしいなあ、と。
Posted by ブクログ
ゲロ漫画だったはずが、なぜか途中から超展開に!!
最後はうまくまとまって(ご都合主義とも言える)、ちゃんと終わりました
分類としてはギャグ漫画らしいのだけど、ギャグはギャグでもなんとなくコジコジに近い物を感じた
要は私の好みってことです
Posted by ブクログ
シー・シェパードネタにめちゃくちゃ笑ってしまった。
沙村さんの時事ネタ、好きです。
ストーリー展開がまるで夢みたいにあっちこっち飛んでいくのに
最後にはなんかこれでいいよねって思わせるところに落ち着いて、
おもしろかったなーって思わせてくれる。
シュールなオート系SF。
Posted by ブクログ
沙村広明さんのファン以外にお薦めするのは難しいかも。
だって帯の惹句に“オート漫画”とあるように設定はエグイし、
作品全体を覆い尽くす闇のような偏愛(?)を受けとめる度量は
ファンの方しか持ち得ない気がするからです。
それでもちゃーんとSF的に帰結するところに余裕の手腕を感じ、
個人的にはさらにファン度が増しました!(^^)
Posted by ブクログ
よく食べてよく吐く!それだけ (`・ω・´+) キリッ
よく分からないって?
「まず読め!話はソレからだ!!」
っていう漫画です。
カオスでカオス。