唐々煙のレビュー一覧
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物語が熱を帯びる一冊
4巻では真田幸村や風魔一族との対立が深まり、佐吉の策略がさらに冴えわたる。
芭恋の豪快な戦闘と阿国の狡猾な立ち回りが物語を牽引し、新たな敵や裏切りが緊張感を高める。
唐々煙の緻密な画力は、忍術や刀剣のアクションシーンで圧倒的な迫力を放ち、特に芭恋と幸村の対峙は手に汗握る。
キャラの心理戦や戦国の混沌とした空気が濃密に描かれるが、勢力間の関係や過去の因縁が複雑で、初見では整理が難しい面も。
『曇天に笑う』とのリンクも明確になり、シリーズファンは背景の深掘りに引き込まれる。
戦国バトルや策略好きな読者に強く推薦だが、情報量の多さがハードルに感じる場合も。14巻完結の物語が熱を帯びる一冊。
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14巻完結の物語が本格化する
3巻では風魔一族との戦いが激化し、佐吉の策略や芭恋の豪快なアクションが物語を牽引。
新キャラ・真田幸村の登場で勢力図が複雑化し、緊張感が高まる。
唐々煙の緻密な画力は、忍術や刀剣の戦闘シーンで圧倒的な迫力を放ち、特に芭恋と風魔の対決は読み応え抜群。
キャラの心理描写や裏切り、忠義の葛藤が戦国らしい混沌を演出するが、複数の勢力や過去の因縁が絡み、初見では展開を追うのがやや難しい。
『曇天に笑う』との繋がりも深まり、比良裏や牡丹の背景が気になるファンにはたまらない。
戦国バトルや濃厚な人間ドラマが好きな読者にオススメだが、設定の複雑さがハードルになる場合も。14巻完結の物語が本格化する一冊。
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物語の土台が固まる
1巻の導入から一転、物語が加速し、風魔一族や大友宗麟の暗躍が明らかに。
芭恋の豪快な戦闘スタイルと阿国の妖艶な魅力が際立ち、佐吉の策略家としての片鱗も見える。
唐々煙の緻密な画力は、忍術や刀剣のアクションで圧倒的な迫力を発揮。特に風魔との戦闘シーンは緊張感たっぷり。
キャラ同士の掛け合いや裏切りが織り交ざり、戦国らしい混沌とした空気が魅力的だ。
ただし、登場人物や勢力の関係性が複雑で、初見では整理しにくい部分も。
『曇天に笑う』との繋がりも匂わされ、シリーズファンはニヤリとする要素が満載。
戦国バトルや濃いキャラが好きな読者に推薦だが、テンポの速さに慣れるまで時間がかかるかも。
14巻完結の物 -
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壮大な物語の幕開け
『曇天に笑う』の300年前、戦国時代の琵琶湖を舞台にした天正婆沙羅活劇。
石田佐吉(後の三成)を中心に、大蛇と「髑髏鬼灯」を巡る策略と戦いが描かれる。
男女の双子・曇芭恋と阿国の個性的な魅力が際立ち、近江の民に忌み嫌われる設定が物語に深みを加える。
緻密で躍動感ある絵は戦闘シーンで特に映え、忍者や刀の描写が圧倒的。
1巻は導入に徹し、舞台や登場人物の思惑を丁寧に提示するが、物語のテンポはゆったりで、展開が本格化するのは次巻以降か。
『曇天に笑う』や『泡沫に笑う』のファンには、比良裏や牡丹の再登場が嬉しいポイント。
戦国時代劇やバトル、複雑な人間関係を楽しみたい読者にオススメだが、設定の複雑さか -
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時代劇やバトル好きに
1巻の過去編から本編に本格移行し、ストーリーが加速。
長男・天火の豪快さと次男・空丸の成長が描かれ、新キャラ・風魔一族や政府の暗部が登場し、物語に深みが増す。
忍者アクションはスピーディで、刀や忍術の描写が緻密な画力で迫力を放つ。特に天火と風魔の戦闘シーンは圧巻。
兄弟の絆や葛藤が丁寧に描かれ、感情移入しやすいが、設定やキャラの背景説明がやや不足し、初見では複雑に感じる可能性も。
1巻のスローテンポから一転、展開が早く引き込まれるが、物語の全貌はまだ見えず、続きが気になる構成。
絵の美しさとアクションの迫力は健在で、時代劇やバトル好きに推薦。
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アニメや映画化もされた人気作
明治時代の琵琶湖を舞台に、曇三兄弟が織りなすアクションと兄弟愛を描いた時代劇マンガ。
罪人を護送する役目を担う三兄弟と、300年に一度現れる大蛇(オロチ)との戦いが物語の軸。
1巻は本編1話と過去編「泡沫に笑う」2話で構成され、過去編がページの大半を占めるため、本編の物足りなさが指摘される。
絵は繊細で美しく、忍者や軍服の描写が魅力的。兄弟の絆や長男・天火の頼もしさが光るが、ストーリー展開はゆっくりで、設定の深掘りが不足気味。
過去編は情感豊かで完成度が高いが、本編との繋がりが薄く、1巻だけで物語の全貌を掴むのは難しい。2巻以降で本格化する展開に期待が高まる。
時代劇や兄弟愛が好きな読者にオス -
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Posted by ブクログ
ネタバレアニメを視聴してから漫画を再読すると面白さが増した。特に前田大佐の印象が違ってみえるようになる。無骨で厳めしいイメージが、表立っては現れない優しさを秘めた人だと気づく。
漫画とアニメでは少し話の流れが違うようだが、双方ともヴァンパイア特有の切なさが表現されている。
コミックスの2巻で言えば『零機関』所属のヴァンパイアのスワが、遊郭潜入捜査で出会う遊女との束の間のひとときに胸がつまる。その遊女である「あけさと」がとても可愛い(´- `*)
スワもまた口は悪いけどとても思いやりのある人だとわかる。
『MARS RED』は読むたびに触れるたびに新たな発見がある作品なのだと思う。