あらすじ
「曇天に笑う」から遡ること、300年。大蛇の器の巡る物語、再び。
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イケメンがいっぱい
作中に登場するキャラクターが必ず愛されるだろうなという魅力を感じられます。作者さんにインタビューしたくなります。
壮大な物語の幕開け
『曇天に笑う』の300年前、戦国時代の琵琶湖を舞台にした天正婆沙羅活劇。
石田佐吉(後の三成)を中心に、大蛇と「髑髏鬼灯」を巡る策略と戦いが描かれる。
男女の双子・曇芭恋と阿国の個性的な魅力が際立ち、近江の民に忌み嫌われる設定が物語に深みを加える。
緻密で躍動感ある絵は戦闘シーンで特に映え、忍者や刀の描写が圧倒的。
1巻は導入に徹し、舞台や登場人物の思惑を丁寧に提示するが、物語のテンポはゆったりで、展開が本格化するのは次巻以降か。
『曇天に笑う』や『泡沫に笑う』のファンには、比良裏や牡丹の再登場が嬉しいポイント。
戦国時代劇やバトル、複雑な人間関係を楽しみたい読者にオススメだが、設定の複雑さから初見ではやや取っつきにくい印象も。
14巻完結の壮大な物語の幕開けとして期待を煽る一冊
Posted by ブクログ
まず絵がとても好みにタイプなのと、世界観も好き。話自体はけっこう込み入ってるし、戦国時代の知識がないとちょっと置いてけぼりにされる部分はあるんだけど、主人公やその周辺のキャラ作りが上手くて、細かいことは気にせずにスラスラ読める。想像していたよりも面白くて嬉しい。一気に読める。
Posted by ブクログ
画が綺麗です!とんでもなく。
あまりに美麗なんで、見とれてしまって読み終えるのが遅くなってしまった。
まったく贅沢です。
こんなに美しく描かれると戦国時代に憧れてしまうな。
しかしこの双子、極悪ですね~
Posted by ブクログ
アバンタイトルから高まる期待。うおおおおおん!今回の呪い大蛇はこの歴史上の人物と絡むのか!!大好物です(^p^)
というわけで、今のところ石田佐吉が主人公みたいな感じで進んでいるけど、今後は曇家の二人が主体になってくるのか、あるいはこのまま曇が狂言回しでいくのか?
いずれにしても、前作と随分キャラの雰囲気がガラッと変わっていて、(でも根底にはシリーズ共通のドロッとした暗いものが流れている。)シリーズものながら実に新鮮な味わい。
それにしても、真っ直ぐな佐吉に対して、文字通り雲のように掴み所の無い曇家の双子が対象的で面白い。
この二人のおかげでストーリーも何が真実で何が嘘なのか、二転三転して、お、おぅ…おお?とフックの連続。グイグイ物語世界に惹きこまれる。
そして、やはり気になるのは曇家の片割れの名前、曇阿国……こ、これは…