あらすじ
石田佐吉、死地へ飛び込む。 摂津有岡地獄篇、佳境へ。大蛇の器、その顔ぶれが遂に明らかに。唐々版天正婆沙羅活劇第4巻登場。
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テコ入れですか
ここから話がいい意味で変わってきました。こここらテコ入れしたのではないかと思えて作者さんと編集さんに感謝しています。
物語が熱を帯びる一冊
4巻では真田幸村や風魔一族との対立が深まり、佐吉の策略がさらに冴えわたる。
芭恋の豪快な戦闘と阿国の狡猾な立ち回りが物語を牽引し、新たな敵や裏切りが緊張感を高める。
唐々煙の緻密な画力は、忍術や刀剣のアクションシーンで圧倒的な迫力を放ち、特に芭恋と幸村の対峙は手に汗握る。
キャラの心理戦や戦国の混沌とした空気が濃密に描かれるが、勢力間の関係や過去の因縁が複雑で、初見では整理が難しい面も。
『曇天に笑う』とのリンクも明確になり、シリーズファンは背景の深掘りに引き込まれる。
戦国バトルや策略好きな読者に強く推薦だが、情報量の多さがハードルに感じる場合も。14巻完結の物語が熱を帯びる一冊。