玉木亨のレビュー一覧
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アン・クリーヴスのシェトランド島シリーズ4部作の続き。
ペレス警部シリーズとして通して考えると、6作目。
4部作で衝撃のラストを迎え、5作目では休職して悲しみに沈んだままのペレスが、事件が起きたため途中からやむなく参加していくという展開でした。
この作品では仕事にはいくらか意欲的になっています。
婚約者の遺した幼い娘とむつまじく暮らす日々。
シェトランド諸島でもペレスが暮らす地域よりさらに最果てのアンスト島で、事件が起こります。
テレビ番組の制作者の女性エレノアが失踪。
親友がそこに住む相手と結婚式を挙げるのと、番組の取材を兼ねた滞在でした。
島には1930年に溺死した少女の幽霊譚が残って -
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ネタバレアン・クリーブスの、シェトランドシリーズ第二弾、三作目。前のシリーズで最愛のフランを亡くして以降、まだ立ち直れなかったペレス警部だったけれど次第に以前の冴えとその人となりを武器にした捜査力を取り戻してゆく姿にホッとした。しかも、今回は主任警部(上司)との一歩前進した関係も。
狭い島の多くはない人間達の様々な人間模様が浮かび上がってくる。土地に根ざした人、外から影響を及ぼす人、どんなストーリーにもそれは欠かせないけれど。
また、美しいシェトランド地方の風景も四季を通して眺めることが出来るのがこのシリーズの楽しみのひとつ。
四作目もあるようなので、待ち遠しい。 -
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シェトランド四重奏の4作目。
これで完結となります。
ジミー・ペレス警部は婚約者のフラン・ハンターを連れて、故郷のフェア島へ。
天候不順で、孤立した島への着陸も大揺れとなり、その後は島に閉じ込められてしまう。
両親とフランは互いに気に入るが、船長の父と古風な母と、シェトランド諸島生まれでもない画家のフランとでは、生活の仕方には相当な違いがあることは否めない。
島のフィールドセンターは、バードウォッチャーが世界中からやってくる場所で、住民が何かと集まる中心ともなっていた。
所長の妻アンジェラは、テレビにも出る有名な自然科学者。
ペレスとフランの婚約披露パーティの直後、事件が起こる。
シェト -
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シェトランド署のサンディ刑事は、帰省したウォルセイ島で、祖母ミマの遺体の第一発見者となってしまう・・・。ウサギを狙った銃に誤射されたように見えるその死に、漠然とした疑惑を抱いたペレス警部はサンディ刑事と共に彼の親族や近くで遺跡を発掘中の学生らに接触し、事情を探りだす。果たして小さな島で起きた死亡事件にはどんな真相が隠されているのか?本当にウサギを狙った銃に誤射されたのか?それともそれはカモフラージュで大きな闇が隠されているのか?
現代英国ミステリー珠玉「シェトランド四重奏」第三弾!とのことですが、私は初めてこの作品を読みました。読んだのは第三弾ですけど、これだけでも十分面白いです。
私 -
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ジミー・ペレスの同僚(部下)、サンディ刑事が帰省したウォルセイ島で、祖母ジェマイマ(ミマ)の遺体の第一発見者となってしまう。ウサギを狙って誤射されたように見え、容疑者はすぐに発見されるが、ペレス警部は疑惑を抱き、サンディとふたりで真実を探ることに…。奔放な人生を送ったミマ、その息子であるサンディの寡黙な父、活動的だけれどクセのある母イヴリンと伯母ジャッキー。さらに赤ん坊を生んだばかりのアンナとウォルセイ島で遺跡発掘をしている若いハティ、ソフィ。たくさんの女性が生き生きと描かれ、逆に男性たちは内向的でナイーヴ。今回はとくにペレス警部が「俺は単に詮索好きなだけの男じゃないのか」と自問自答する場面が
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ネタバレ2026年の21冊目は、アン・クリーヴスの「水面の弔花」です。25年の9月に読んだ、マシュー・ヴェン警部「沈黙」以来のアン・クリーヴスです。こちらもヴェラ・スタンホープ警部を主人公とする警察ミステリーとなります。
舞台は、イングランド北東部ノーサンバーランド州です。サッカーで有名なニューキャッスルの北と言ったら分かり易いでしょうか。西は、ワシントン・ポーで有名なカンブリアです。犯罪者にとっては、受難な地域ではないでしょうか。
自宅の浴槽で少年の遺体が見つかります。浴槽には、野の花々が浮かべられていました。更に、海辺の雨裂で若い女性の遺体が同じような状態で見つかります。何かに対してのオマージュな -
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新4部作の3作目。
読み始めてすぐに引き込まれたのはスコットランド北方の島の荒涼とした光景。ああ、私が好きな眺めだ、と感じた。オークニーまでしか行ってないけれど、次の機会にはシェトランドまで足伸ばしてみようか。
ペレス警部のシェトランドもの。前の4部作は読んだし、ドラマも何度か見ているけれど、何故かこのシリーズ、詳細を忘れてしまう。
さすがにマグナス老人のことは覚えている。孤独な世捨て人の暮らしが長かった彼も故人となり、その埋葬から物語は始まる。彼の最晩年が結構幸せだったようでそれは良かった。
この話、主役の筈のペレスよりも、サンディの印象が強い気がする。サンディ、初登場の頃はこの若い警官 -
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ネタバレ2人の視点で物語が進むが、先入観からエラメインの話だと思ってしまった。でも、殺人事件を介した2人の女性の関係性の話で、信頼、信頼の揺らぎ、裏切られた時の反応、とても悲しい話だと思った。
未来に向かって時系列通りに進むモリーの視点では、エラに対して少しずつ疑念が生じていく過程が丁寧に描かれていく。時間を遡るエラの視点では、第一印象で感じたエラの印象と違和感の背景が徐々にわかっていく。なんかいびつさを感じる人との関係性とか章を重ねるごとに少しずつ違和感が大きくなって納得に繋がっていく。話の構成、進め方がすごいと思った。
この作家さん、今の所他の話はシリーズものっぽいから読むかどうか悩み中だけど、単