玉木亨のレビュー一覧

  • 青雷の光る秋

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    シェトランド四重奏シリーズ第4作。

    婚約者のフランと共に生まれ故郷のフェア島を訪れたペレス警部。だが、ふたりの婚約祝いパーティの直後に、野鳥の監視員をしている著名な生物学者が殺されてしまう。

    巻末の解説に”カタストロフィ”と書かれているが、まさかこんな結末を迎えようとは想像だにしなかった。著者はシリーズ初めからこれを想定していたのだろうか。謎解きの部分では、劇的な幕切れを優先したせいか物足りないものに。

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    2013年11月16日
  • 野兎を悼む春

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    シェトランド四重奏シリーズ第3作。

    ペレス警部の部下サンディの祖母がウサギ狩りの誤射で亡くなった。不幸な事故に思えたが、彼女の土地で発掘調査をしていた大学院生が自殺して……。

    今回のテーマは親子。血はつながれど一筋縄ではいかないのが家族関係で、愛憎入り混じった複雑な心理が視点を変えて丁寧に描かれている。

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    2013年11月10日
  • 野兎を悼む春

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    〈シェトランド四重奏〉第3章。ひたすら人間模様。登場人物それぞれの物語が描かれるがあんまり良い人っていないもんですね。人間ってそんなもんだよなー。

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    2012年05月12日
  • 白夜に惑う夏

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    前作のストーリー、登場人物、全く記憶なし。それはさておき、銃撃戦とかカーチェイスとかアクション的な要素はなく関係者への聞き込みのみで構成されていて落ち着いて読めます。次作は忘れないうちに読もう。

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    2012年03月18日
  • 白夜に惑う夏

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    シェトランド島に夏がやってきた。人びとを浮き足立たせる白夜の季節が。地元警察のペレス警部が絵画展で出会った男は、次の日、桟橋近くの小屋で道化師の仮面をつけた首吊り死体となって発見された。身元不明の男を、だれがなぜ殺したのか。ペレスとテイラー主任警部の、島と本土をまたにかけた捜査行の果てに待つ真実とは?現代英国ミステリの精華“シェトランド四重奏”第二章。 シェトランドというとイアン・ランキンの「黒と青」でも舞台の一つとして登場していた記憶があります。人口二万六千人の島の架空の集落を舞台に起こる殺人事件の謎を追うペレス警部とテイラー主任警部の活躍、というよりも、今回もペレス警部と恋人フランをはじめ

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    2011年09月10日