九井諒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ダンジョン飯」2巻。
まあ、アイス食べてる時のライオスのセリフはいかがなものかと思う。彼にとって妹を救うことと、美味しいものを食べることが、なぜか両立しているからのセリフ。
妹の死と、アイス食べれた嬉しいが、全く別の出来事として捉えているのだろうね。情緒に欠けるとは思うけど、合理的?ではあると思う。理解はできるけど、共感はできない。良くも悪くもその時の状況に素直なんだと思います。ま、一言で言うと変人。
ここの場面が一番印象的だけど、異種族の寿命の違いや、センシの魔術に対する拒否反応、ケルピーで知った相容れない魔物という存在と、無意識に差別区別してしまっている要素が浮き彫りになって、分かり合えなくてもなんとか互いを尊重融和していこうというのが見られる2巻な気がする。ダンジョン攻略と飯テロに隠れた深いテーマ性みたいのがあったりするのかな。
自分が、それを読み取れることができますかどうか。自分が咀嚼して言葉にすることができますかどうか。
マルシルは足立梨花イメージだと思います。 -
Posted by ブクログ
アニメ視聴を機に大人買いした「ダンジョン飯」です。
話題になっていたのは知っていたのですが、ファンタジー設定の飯テロ漫画?ということで買ったのは「空挺ドラゴンズ」だったりします。なんというか捻くれているというか、偏屈なんでしょうかね自分は。陰陽師が話題になった時も夢枕獏の「陰陽師」でなく藤木稟の「鬼一法眼」だったし。
結果、どちらも買って読んで楽しんでいるので、我ながらよくわからないです動機。
パーティー全滅から物語は始まります。ああ、そういう導入なんだね、妹を助けに迷宮に潜るのか。あの状態で生き返るとは思えないけど、多くのファンタジー作品では、DEADだったり戦闘不能だったり死亡だったり様々な形ですが、手段さえあればすんなり蘇生するので、遺体の元まで行かなければ、というのは新鮮。ウィザードリィがその形式だったと思うけど、未プレイなのです。
ライオス・マルシル・チルチャックの残存メンバーに、迷宮で出会ったセンシが加入しての急造パーティーで、ファリン捜索蘇生の冒険へ。
ライオスの魔物への偏愛が執着が気味悪いのだけど、よくもまあ今まで隠しきれてきたものだ。どこかのタイミングで披露したくなるものだけどなぁ。
スライムの脅威をちゃんと教えてくれて嬉しい。日本ではDQのマスコットモンスターですが、元来の不定形タイプだと実は結構な強敵なんじゃないか、と思ったりする。キングサイズになったら、物理は効かない焼き尽くせないで、生半可な実力では倒せないと思います。ブロブはその要素で、パニックホラー映画になっていたような。
巻末の『モンスター四方山話』が楽しい。バジリスクの分解図とかいい。多分、ライオスと同じように作者さんも魔物大好きなんだと思います。 -
Posted by ブクログ
サバイバルダンジョン生活
1〜3巻までは、テレビ番組でたとへれば、テレ朝の「いきなり!黄金伝説。」のダンジョンヴァージョン。
異世界ダンジョンの生態系と食事に焦点を当てた、教育的・生物的なあたらしいタイプ。緻密に練った世界観を、惜しみなく出してゐる。また、自然に多様性をえがいて融和してゐる。
魔物や料理の説明と描写がきちんとしてゐて、きっと作者は造詣が深い。一種のファンタジー情報マンガとしても楽しめ、魔物の生態について知的昂奮に近いものをそそる。
4巻以降はストーリー展開が、食事から迷宮メインになっていく。ファリンが物語に欠けてゐたピースとして嵌まり、ストーリーがグンと加速する。飯要素も徐々にうすくなる。12巻までかなりおもしろく、最後の対悪魔篇はちょっと凡庸で蛇足かなとはおもったが悪くはない。
ストーリーテラーとしての才覚は十分。
イヅツミがお気に入りなのか、よく出てくる。
作者はかなり堅実的なひとのはず。異世界の生態系と食生活、ストーリーをつきつめて練る工程はきっとたのしく、なんとか説得力をもたらさうとして、入念に考慮してゐるのが思ひ浮かぶ。
イラストもかなり練習して描いてゐる。
ただ、伝へたいことをあるかぎり描かうとしたのか、序盤はセリフが多くて説明くさい。なんだか、学研の「ひみつシリーズ」みたい。だから、こどもに読ませたいマンガ第1位ぐらゐにをどりでさうな気がする。
序盤の絵はアクションのやうなハゲしい動きがすくない、けっこうサバサバした描きかた。4巻以降は苛烈になっていく。
まあ異世界系やファンタジーがすきで妄想ばかりしてるひとなら、衝撃をもっておもしろいはず。
私はパッパッと読みすすめられなくて、ジックリ見てしまった。さいしょは作者の、羅列に似た蘊蓄の調子に合はせるのにすこし根気がゐて、それがカッタルいともおもった。異世界に興味がないからかもしれないが、しかし堅実に、だんだんとおもしろくなってくる。
作者の次作について気になった。おなじくファンタジーの方向だとして切り口を工夫しないといけないし、あるいは別のジャンルか。
【追記】
いま考へると、「ダンジョン飯」と「異種族レビュアーズ」は、方向性としてはおなじタイプ。内容の健全性はまるで正反対だけど。 -
購入済み
内容には非常に満足
ダンジョン飯も九井先生も大好きで、最終巻を読み終えた時からスピンオフ的なものも沢山見たいと思っていたので、こうした本やイラスト集を出してくれるのはファンとして非常に嬉しい。
内容には非常に満足しています。
冒険が終わったあとの微笑ましいエピソードも沢山収録されており、特にファリンは可愛いキャラなのに物語中での出番が少なかったので嬉しい。
一方で、他の方が書いているように、旧版の当本を既に買っていた人達からしたら、やや腑に落ちないところが残ると言いたがる気持ちにも、やや同情したくはなりますね。
私は旧版を買ってなかったのでそういう不満はなかったですが… -
購入済み
完全版
2021年に出版した方も買っていたのですが
追加ページがあるということで、うーん…!って思いながら購入。
何故冒険者バイブル2にはせずに、完全版という形にはしたのかは、中身を見てちょっと納得しました。
キャラクター紹介の文章、物語のその後どうしてるかを一文程度
全キャラクター書き足されてました…!
あと、キャラクター紹介に翼獅子が追加されており
なんかゲームクリア後特典に見れるギャラリーな感じがしてよかったです。
追加されたエピソードの中に、シュローとファリンの告白の返答もあって、あらーってなりました。
ただ2021年版を買っていたので、完全版には、もやっとはしましたが、
綺麗にまとめた作りにしたい!っていうのも感じられたので
私は買ってよかったです…!
ライオスたちの、その後の話もこういう形で良いので、本にしてほしいです!!