柴門ふみのレビュー一覧

  • 恋する文豪

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    柴門ふみが明治・大正・昭和の“往年の名作”をぶった斬る痛快エッセイ。

    どんな著名な作家であろうと、その作品が名作ともてはやされていようと、魅力がないと思えばバッサリと斬って捨てるし、面白い素晴らしいと思えばどこがどう良いか理由とともに述べられており、分かりやすい。

    そして、“文豪”と呼ばれる作家たちもその私生活や人間性は結構しょーもなかったりするんだな。
    結局人間のエゴとか業とか、男と女の惚れた腫れたは100年経っても変わらない。

    それにしても、当時の文学って今の小説よりも展開も描写も格段に激しいよね……。
    現代では官能小説や昼ドラの世界でしか描かれない人間関係のドロドロや性描写が、臆面

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    2014年10月04日
  • 同窓生 人は、三度、恋をする 3

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    柴門ふみの漫画は読んでいて疲れる・・・、そして凹むwww
    学生時代はリアル体験とダブって二重に傷付いたりして・・・www
    (。・ω・。)

    さてさて、案外早く終了してしまいましたね。
    でもストーリー展開がイッパイイッパイで大変!w
    年内にドラマ化? そんな気がします、この漫画。

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    2013年01月09日
  • 恋愛物語

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    多分、柴門ふみさん唯一の小説でしょうか?恋愛に関する10作ばかりの短編集。

    大切な人が自分ではなく芸術を愛していたり死んでしまったり、自分というものは猛烈に醜かったり幼稚だったりと何だか切ない話ばかり。でも、もっと読みたくなりました。また小説を出してくれないものかと思っています。

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    2012年02月06日
  • 家族の食卓 1

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    時が経つと読み返したくなり、もう何度も読んでいる短篇集。
    どの作品もそれぞれ味わい深いが、特に「トランプの家」が好きだ。

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    2011年08月18日
  • 東京ラブストーリー 4

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    研究室においてあったのを発見。一気に読破。読み終わった後、つい泣いてしまった作品。ただ切ないだけではなく、それぞれが辛さを乗り越えて、最後にハッピーエンドを迎えているから読後感が良い。そしてリアル。絵の適当さも好き。ストーリーに集中できる笑。関口さとみの三上への未練にもやもやしたけど、足になじみすぎた靴〜のくだりとかカンチへの気持ちに凄く共感した。面白いです。これだけ有名な作品であることに納得。ドラマも気になるーあと、長崎さんが好きです!

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    2011年04月02日
  • 小早川伸木の恋 1

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    なじ■一巻だけ読むつもりで手に取ってみたらついついそのまま全巻一気読み!
    伸木や奥さんやカナさん、それぞれの生き方にそれぞれ違う角度から胸を打たれました。厳しい美しさや優しさに何度も涙が出た…
    結末がちょっとあっけなかったようにも感じたんですが、一冊いっさつに心に訴えかけてくるシーンが沢山あって良かった!

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    2010年05月14日
  • あすなろ白書 3

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    半年前くらい、
    東京ラブストーリーを読んで、
    一気に紫門ふみにハマった。

    絵もなんか変なコマが多数あるんですけれど、
    もう恋愛の達人です。

    東京ラブストーリーもよかった、
    けどあたしはあすなろ白書!!!!!

    カケイ君は、顔とか髪型とか昔っ!
    って感じだけど、
    本当にかっこいい。
    もう見た目とかじゃないんだ。

    こんなかっこいい男子いるかな。。。。





    母親が、
    昔ドラマ毎週楽しみにしてたわぁ。だそうです。
    キムタクが出てたんですよね。今みたいよ!

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    2009年10月07日
  • 恋する文豪

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    「恋、と書いたら、あと、書けなくなった。」

    何度目だろう。また性懲りもなく恋をした。
    太宰治の言葉に。

    読んで数分ぼうっとただただその言葉にとりつかれる
    これほど贅沢な恋があるだろうか。


    「あさましくてもよい、私は生き残って、
     思うことをしとげるために世間と争っていこう。」

    「戦闘、開始、恋する、すき、こがれる、本当に恋する、本当にすき、本当にこがれる、恋しいのがしようがない、すきなのだからしようがない、こがれているのだからしようがない。」

    軽やかながらサイコ。
    それでもかず子は一旦は上原とうまくいっちゃって
    (あ、デジャブ)

    「『しくじった。惚れちゃった

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    2009年10月04日
  • 女はなぜダメ男に魅かれるのか?  日本レンアイ文学のすすめ(1)

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    「恋、と書いたら、あと、書けなくなった。」

    何度目だろう。また性懲りもなく恋をした。
    太宰治の言葉に。

    読んで数分ぼうっとただただその言葉にとりつかれる
    これほど贅沢な恋があるだろうか。


    「あさましくてもよい、私は生き残って、
     思うことをしとげるために世間と争っていこう。」

    「戦闘、開始、恋する、すき、こがれる、本当に恋する、本当にすき、本当にこがれる、恋しいのがしようがない、すきなのだからしようがない、こがれているのだからしようがない。」

    軽やかながらサイコ。
    それでもかず子は一旦は上原とうまくいっちゃって
    (あ、デジャブ)

    「『しくじった。惚れちゃった

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    2009年10月04日
  • 家族の食卓 1

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    ある家族に焦点を当てた短編からなる作品。
    主人公である父親や母親ら夫婦が育児・教育・人間関係に悩みを抱えながらも愛のある家庭を築いていく姿を描く。

    連載されていたのが今から10年以上前と比較的古い作品だが、当時読んでいた時の感動は今でも忘れられません。
    この心温まる家族ドラマをぜひ家族の絆が希薄な今の世代に読んでほしいです。
    文句なしの5つ星の「家族の食卓」オススメです!

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    2009年10月04日
  • P.S.元気です、俊平(1)

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    大学生
    というより
    人間
    ってもっとこう、だらだらした生き物よね

    というような話だったかと思う
    恋愛って、人生においてこう
    サブイベントで隣をずっと流れ続ける
    もっとこう、軽いものなんじゃないかって
    そういう考え方

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    2009年10月04日
  • あすなろ白書 1

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    大学がどうこうであるより
    初恋に近いこんな青春で
    こうすごして、こうすぎていってと
    作為的でないこういった人と人とのすれ違い、出会いと時の流れ

    自然でうまい漫画。

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    2009年10月04日
  • あすなろ白書 第2部 1

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    暗い。第一部よりとことん暗い。
    重い。とことん重い。
    無理やり、運命だとかの言葉を用いれば、そういうのって気がついたら取り返しのつかない方向に進んでいるんだなぁ、そう思う話。

    重いけど、なんだかんだ好きだなぁ、この人のかくはなしは憎めない

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    2009年10月04日
  • 青春とは笑える 思い出の’70年代(小学館文庫)

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    「青春とはなんだかんだ」と改題。同級生の男子たちより吉田拓郎に胸をときめかせ、修学旅行では麻丘めぐみの『私の彼は左きき』をフリつきで歌う。『奥さまは魔女』でアメリカの中流家庭の暮らしに憧れ、『スクリーン』を見て、レイモンド・ラブロックに英文のファンレターを出す…。15、16、17と、’70年代に、まさにミーハーな青春時代を過ごした著者にとって「あの頃」とは何だったのか?吉田拓郎氏による「解説」ほか、秘蔵写真で綴る『サイモン版青春年表』も収録。

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    2009年10月04日
  • 東京ラブストーリー 4

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    不器用なカンチこと永尾完治、何事もうまいプレイボーイ三上、まじめなカタ物関口さとみ、自由奔放な赤名リカ、カタキ役?優等生の長崎尚子。
    惹き込まれる!!思わず四冊を読み続けてしまった。

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    2009年10月04日
  • 虹浜ラブストーリー (上巻)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

     タイトルに「ラブストーリー」と入っている時点で気になったし、表紙の絵もどことなくノスタルジックでいい。中身もいい感じ。

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    2025年09月05日
  • 東京ラブストーリー 1

    無料版購入済み

    ノスタルジックな作品

    絵柄は40年前のイメージであるがストーリーの舞台はバブルといういずれにしてもノスタルジックな作品である。
    ストーリー内容も登場人物たちの言動もかなり古めである。現代の女性ならもっとさばさばした態度 行動をとるだろうなと思われる。昔を懐かしむ気分で読むには良い作品である。

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    2025年05月05日
  • 東京ラブストーリー 1

    無料版購入済み

    せつない

    ご存知、90年代初頭の稀代の名作ドラマの原作。

    当然、原作も過去に読んでいるはずなんだけど、今回改めて読むとドラマ版とかなり展開が異なり、非常に新鮮だった。

    バブル末期の作品だけに、原作もドラマもバブル期特有の派手で軽い雰囲気があり、その点は今ではもう古臭く感じる。
    ただし、この原作の4人の主要キャラの微妙な心の動きは今でも全く色あせておらず、さすがは柴門ふみというところ。

    このあたり、「トレンディドラマ」としてエモいセリフやシーンばかりを狙って使っているドラマ版よりもずっと好ましく感じる。
    (むしろ、ドラマ版は後半のクライマックス以外は今見ると古過ぎる感あり)

    未だに柴門ふみの最高傑

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    2025年04月22日
  • 薔薇村へようこそ 4

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    柴門さんが描く令和の家族の形もついに完結。

    4巻では多加木ファミリーのその後と、36歳の大川内はるのケースが描かれる。

    紆余曲折あった多加木ファミリーだったが納得の結末に安堵した。

    大川内はるのケースでは女性が社会で働く事の難しさを痛感する。
    一昔前と比べればマシになったかも知れないが、子育てと仕事の両立は容易くない。

    どれだけ頑張ろうと、理解のない夫や、価値観の異なる義母に認めて貰えないはるの悲しみが切々と伝わった。

    4巻では管理人の丸木倫太郎の過去が明らかになる。

    苦しみを乗り越えた先にある最後のサプライズに感涙。

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    2024年08月11日
  • 薔薇村へようこそ 3

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    柴門さんが描く令和の家族の形。

    3巻は1冊丸ごと多加木ファミリーに起きた出来事が描かれる。

    2巻の最後で元カノに心が動いた夫だったが、3巻では妻と元カノ、二人の女性の間で更に心が揺さぶられる。

    長年隠していた妻の秘密が明らかになったり、息子の結婚相手・知佐恵が元AV女優だった事にショックを受けたりと、家庭内に次々と波風が立ち落ち着かない多加木家。

    それでもなんとか前へ進もうと思った矢先に起きた悲劇。
    184頁で思わず息を呑む。

    その後、知佐恵の日記に記された赤裸々な本音に唖然のち感涙。

    3巻はジェットコースター的展開。

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    2024年08月11日