武村政春のレビュー一覧
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DNAとは何かから、RNAの説明、転写、翻訳の流れがめちゃわかりやすかったです。高校生物から大学生物の橋渡しの本に読むと最適そう。Posted by ブクログ
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講談社ブルーバックスの武村先生の著書に入る前に、児童書の方を読んでみた。新型コロナウイルスにも言及している最新版だ。(2020年8月時点)
大変わかりやすくて、ウイルスは生物ではない根拠も、増殖の仕方もスッと頭に入ってくる。児童書向けに表現を簡素にして、難しいことを説明するのが容易でないのにも関わら...続きを読むPosted by ブクログ -
DNA→mRNA→タンパク質という「セントラルドグマ」の基本原理について丁寧に解説した本。
転写から翻訳に至るまでの一連の分子メカニズムについて、とても分かりやすく解説されていました。本書で紹介されている生命現象は実に巧妙な仕組みのもとで行われており、生命が長い年月をかけてこれらを形作ってきたこ...続きを読むPosted by ブクログ -
図解入りのとてもわかりやすい本だった。子供でも小学校高学年なら十分に理解できるのではないか。わかりやすくは書かれているが、構造や仕組みなど少し高度なこともしっかり書かれているので、正しく恐れるためにためになる内容だった。
余談だけど、天然痘の人の写真を初めて見て衝撃。天然痘の根絶までの過程は、イン...続きを読むPosted by ブクログ -
分子生物学、今まで全く理解できていませんでしたが、この本はとても分かりやすく、勉強の助けになりました。
苦手な人や、高校生物をやっていないのに大学で分子生物学をやらなきゃいけなくなった人、かなりおすすめです。Posted by ブクログ -
好き、自分が言いたかったことを言葉にしてくれた。
コロナ流行で再版されてたが、それ関係は全くないし、コロナに関連しては何も役には立たないと思う。
後半は著者の論説を説明するためのものになっていたが、それに至るまでも説明は丁寧で、面白かった。
難しい言葉も多く、その場では理解したつもりでもやはり覚えき...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルの通り、ウイルスが生物の進化にどのように関与してきたかということを、筆者の考えを中心に述べてあった。筆者も述べている通り、内容の多くが仮説であったが、その仮説が非常に面白かった。というより、ここまで生物とウイルスの関わりが深かったのか、と驚きを隠せなかった。ウイルスが感染した細胞性生物の中で...続きを読むPosted by ブクログ
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この時期だから、読んでみた。
メディアでの露出度の高い感染症学者の視点ばかりが強調されるが、もっと足元のことが知りたい。免疫学やウィルス学、更には集団感染の現場で指揮をとったディーパットの方々の話などだ。
その中で今回選んだのがこの本。
「ウィルスって生物なの?」と立ち止まって考えたり、タイトルのよ...続きを読むPosted by ブクログ -
まずこのご時世ウイルスが人工に膾炙しているわりに、自分がほとんどウイルスについて知らなかったのでこの本を手に取った。内容は、生物学を全く知らない人には読みづらいかもしれないが非常に面白いものだった。
ウイルスの構造、生活環、多様性や生物との違いなどしっかり学ぶと似て非なるものが多々あり非常に興味深く...続きを読むPosted by ブクログ -
「生命の最小単位は細胞である」とする細胞説は、義務教育でも教わるように現在の生物学における支配的なパラダイムです。
著者はこの細胞説に真っ向から挑戦します。
その鍵となるのが、2013年以降に発見された巨大DNAウイルス達です。
彼らの大きさは光学顕微鏡下で観察できるほどであり、また保持する遺伝情...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に分かりやすく書かれている。
①ウイルスは細菌の1/10から1/100
②2003年巨大ウイルス発見1)ウイルスが生物の創造主2)生物はウイルスを増やす存在
③ウイルスは24時間で100万倍増える
④生物の定義1)細胞2)代謝3)自己複製4)巨大ウイルス
⑤ウイルスの基本形 カプシド 二十面体...続きを読むPosted by ブクログ -
架空生物の謎を最新生物学で解き明かす。学術名まできちんとつけて、科学的に大まじめに考察していて、それがまたすごくおかしい。Posted by ブクログ
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真面目な体をなして実にふざけています。
それは著者がきちんと
生物の構造を知り尽くしているからこそできる
高度なお遊びともいえましょう。
解説の中には
ご親切にも図がついていて
明らかにこれはあり得ないだろー(笑)
となっても信じ込んでしまうような恐ろしい
魔力を持っているのです。
恐ろしい著者…...続きを読むPosted by ブクログ -
2017/6/10 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2018/10/1〜10/5
ミミウイルスという巨大ウイルスが見つかった、という話は知っていたが、その学術的意義についてはあまり知らなかった。この本はそのあたりと生命の進化に関して書かれており、凄く面白かった。良い本でした。Posted by ブクログ -
『ウイルスの本体は「ヴァイロセル」、ウイルス粒子は”生殖細胞”に過ぎない』など、腰帯の『「常識が覆る快感」を味わう、極上の生命科学ミステリー。』に、偽りを感じませんでした!Posted by ブクログ
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思い出した。伝える一方で久しく遠ざかっていた知的興奮。たかだか20年で生物の常識も変わった。ドメイン(超界)の話題から、さらには仮定混じりの(SFチックな?)話まで。中学・高校時代にこの本を読んだなら、その方面の研究に進みたいと心底思っただろう。Posted by ブクログ
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ウイルスの基本的な構造・生活環、ウイルスによって病気が起こる仕組みから、ウイルスの起源と生物進化との関わりについての最先端の研究の知見まで、薄いわりに内容のぎゅっとつまった本。DNAとRNAの違いやセントラルドグマなど、基本的な話から始めてくれるので、初心者にもおすすめ。
「ウイルスは生物ではない...続きを読むPosted by ブクログ -
生命そのものであるタンパク質。
基礎基本から高校生物の内容を少しはみ出す程度まで、とても分かりやすく解説してある一冊。
一度では内容を暗記しきれないですが、なにせ印象的な言い回しなので数回読めば、日常のタンパク質事情はバッチリでしょう。
第一章 たんぱく質の性質
第二章 たんぱく質の作られ方
第三...続きを読むPosted by ブクログ -
「病原体」としてのウイルスの生活環や増殖の仕組を見た後、近年発見された巨大ウイルスを踏まえて、単なる「病原体」にとどまらないウイルスの役割や起源などの仮説を提示する。ウイルスの種類や仕組み、近年の知見などが軽い筆致で平易に記述された良書。Posted by ブクログ