巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト

巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト

946円 (税込)

4pt

3.7

最近発見された「パンドラウイルス」という巨大ウイルスは、これまでのウイルスと姿が大きく異なっている。ひょっとしたら、これまでに全く知られていない新たな生命の形なのではないか。現在、生物の世界は3つのグループ(ドメイン)に分けられることになっているが、ウイルスはそれにあてはまらない。しかし、今後、新たな「第4のドメイン」が付け加わることになるかもしれない。生物とは何かを問いなおすミステリー。(ブルーバックス・2015年2月刊)

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巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年09月28日

    「生命の最小単位は細胞である」とする細胞説は、義務教育でも教わるように現在の生物学における支配的なパラダイムです。
    著者はこの細胞説に真っ向から挑戦します。
    その鍵となるのが、2013年以降に発見された巨大DNAウイルス達です。

    彼らの大きさは光学顕微鏡下で観察できるほどであり、また保持する遺伝情...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月08日

    思い出した。伝える一方で久しく遠ざかっていた知的興奮。たかだか20年で生物の常識も変わった。ドメイン(超界)の話題から、さらには仮定混じりの(SFチックな?)話まで。中学・高校時代にこの本を読んだなら、その方面の研究に進みたいと心底思っただろう。

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    Posted by ブクログ 2020年03月03日

    巨大DNAウイルスの発見により、「生きている」とは何かという生命の本質的な問いに対して、ウイルスの観点から考察した本でした。

    巨大DNAウイルスは、最小の「生物」よりゲノムサイズが大きく、翻訳用の遺伝子を有する点から、生物として扱い、第4のドメインとして定義することを筆者は主張しています。

    ヴァ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    生物学は苦手な分野。巨大ウイルスが発見されて今までの「ウイルスは生物ではない」という定義がぐらつきだしたという。最後まで読んだけど、???なことが多かった。

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    Posted by ブクログ 2016年05月05日

    1992年よりみつかり始めた巨大ウイルス。その特徴、生物進化論にどのように一石を投じ、どのような議論が起こっているのかなどを概説した本。巨大ウイルスは耳にしたことがあるけれどもみんなそれについて何を話しているか気になる人にはよい。図が多く気軽に読める。

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    Posted by ブクログ 2015年06月29日

    技術の進歩が新発見を生む、エキサイティングな最前線。教科書になる前の、材料の少ない仮説だらけの領域を、こなれた文体とイラストで解説しようとする努力。科学はわからないことだらけだ、という当たり前の事実。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    生命とは何かあるいは、生きているとはどいうことかにかかわる、根本的な課題に意欲的にアプローチし、同時に地球生命の根源のLUCAに迫ろうという意欲的な本書、もちろん、2015年に出版されているので、新型コロナ禍の現代にあって、もっと、解決すべき課題に研究課題が向かっていこうとするやもしれないが、それで...続きを読む

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