【感想・ネタバレ】生命のセントラルドグマ RNAがおりなす分子生物学の中心教義のレビュー

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Posted by ブクログ

DNA→mRNA→タンパク質という「セントラルドグマ」の基本原理について丁寧に解説した本。

転写から翻訳に至るまでの一連の分子メカニズムについて、とても分かりやすく解説されていました。本書で紹介されている生命現象は実に巧妙な仕組みのもとで行われており、生命が長い年月をかけてこれらを形作ってきたことを思い知らされました。

少し古い本ですが、分厚い分子生物学関連の専門書に入る前の取っ掛かりに最適な本だと思います。

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2022年02月07日

Posted by ブクログ

またまたブルーバックス。

本書はクリックが提唱した
DNA→mRNA→Protein
の流れの中で脇役と言われていたRNAに注目した本です。

周知の通り、昨年度のノーベル化学賞、医学生理学賞でRNA関連の受賞があったことからもはや脇役ではなく、生命現象を大きく動かしている可能性すらある存在です。

そんなRNAを転写、翻訳のような基本からRNA編集やRNA干渉(←医学生理学賞の対象)まで解説しています。

専門書ほどではないですが、取っ掛かりにはもってこいだと思います。厚い教科書を読むよりも気楽に、でも大事なことを押さえられます。

ある程度、生命科学を知らないと難しいかもしれません。しかし、RNAがいかに重要な役割をしているかを感じることはできます!!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「生命のセントラル・ドグマ RNAがおりなす分子生物学の中心教義」武村政春
ブルーバックス・生物学。
棚-ubjap

徹底的にRNAについて取り上げた入門書。DNAと比べて知名度が低いけど、何とダイナミックなことよ。
DNAが設計図なら、RNAはその周りで立ち振舞う職人さんのイメージ。
ただDNAに忠実に、タンパク質を作っているだけじゃないってのは初めて知りました。

各節ごとに、結構こじつけな導入部(笑)から、読ませるテーマを出して、図を織り交ぜながら専門用語もたくさん出て来て…と、構成が非常によろしいです。すんなり読み通すことができました。
自分は高校生の時にブルーバックスの物理を読みふけって、好きだったんですが、こういった本との出会いで若き知的好奇心が湧いてくるんだよなあ。良書です。(4)

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@全体として、[分子生物学]に関する本
@[真核細胞のタンパク質合成の仕組み]について、[RNAの働きを中心に生化学的に]詳しく述べている
@[構成] DNAからmRNAへの遺伝子の転写について → mRNAが編集されて遺伝子が整形される → mRNAからタンパク質が合成される → その他RNAに関する最新の研究結果の紹介

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2012年06月21日

Posted by ブクログ

最低でも高校生物の知識は必要と思われる。
基礎から解説してるので、なくてもいいけど、あった方がいい。

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2009年10月04日

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