藤田宜永のレビュー一覧

  • 喜の行列 悲の行列 上

    Posted by ブクログ

    地味で平凡なサラリーマンの宝福。
    奥さんと娘にせがまれ、
    福袋を飼うために行列に並ぶ…

    って、宝福さん優しすぎでしょ
    二晩も並ぶなんて…
    しかも、奥さんも娘も勝手に大晦日を楽しんでるのに…

    何年か前にテレビのドラマで見たけれど、
    最後にどうなったか忘れてしまったので、
    続きが楽しみ。

    0
    2017年01月15日
  • 喜の行列 悲の行列 下

    Posted by ブクログ

    登場人物が多くて大変(笑)。
    偶然、偶然でみんな繋がっていたとは…
    でも、宝福さんは二日間も並ばされて大変だったけど、いろいろな事があったから、飽きずに並べただろうね。
    キュンってくる思いもできたし。宝福さんお疲れ様。

    0
    2017年01月15日
  • 愛の領分

    Posted by ブクログ

    50歳を越えての恋愛ながら、それまでの遍歴がスゴい。友達の妻から、同じ女性に向かうところまで、ここまで行きますか。という感じ。女性の執着心というか、嫉妬心というかその辺りも全面にだし、普通の恋愛小説ではないがやっぱりある意味の恋愛小説ということなんだろうと思う。

    0
    2016年09月29日
  • 子宮の記憶 ここにあなたがいる

    Posted by ブクログ

    こどもにとって母親とはどういう存在なのか。どのように接していたとしても母親は母親であって、かけがえのない寄るべき存在なのか?そうじゃないケースもきっとある、そのケースを赤ちゃんを誘拐して母親になろうとした当時の犯人に会いに行き、もしかしたらその犯人のこどもとして育っていったなら、もっと違った母親との関係になったんじゃないか?というストーリー展開で本書は進んでいく。
    その犯人の女は、再婚して相手の連れ子との関係が最悪だったり、田舎町のよくわる閉鎖的な環境に身を置くなど複雑な関係があったり、主人公も家の金をもちだして家出するなど破天荒な背景設定であるが、紗に構えつつ、本気になれない青年の困った気持ちがあちこちに散りばめられており、飽きさせない展開であった。しかし自分の周囲にはこういう展開はないな...

    0
    2016年07月24日
  • 野望のラビリンス

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドかなあ(2回め)。フランス在住の私立探偵鈴切信吾が、持ち込まれた些細な依頼を片付けようとして、殺人事件に巻き込まれていくシリーズ。

    個人的に酷評した「標的の向こう側」では、日本のヤクザとその娘と恋人だったけど、今度は芸術家ネットワークと銃器密輸ルートの話。ヤクザよりは人間性が描かれているので、それなりに読みやすい。

    相変わらず、私立探偵が動けば動くだけ、人が殺されていくのだが、何でほぼすべて日本人なのよ?という違和感は相変わらず。フランスで話を拡げる意味がわからない。

    しかし本作では、鈴切さん(そもそも生涯ほぼフランスにいるのに、漢字の名前って不思議だが)には、幸いにしてキャラクター付けが曖昧で、非常に薄いのに対し、周りのキャラクターの濃さが際立っているため、うまく展開出来ている方だろう。

    肝心の事件の解決は、予想以上にあっさりと裏もないものなので、印象は薄いが、まあ読める方の作品であろう。

    ただ、タイトルの意味がわからなかった。どの辺に「野望」が有るの?ちょっとセンスねえなあ。

    0
    2016年02月16日
  • ダブル・スチール

    Posted by ブクログ

    ハードボイルド小説。
    八百長事件に巻き込まれて野球界を追放。
    パリに逃げたらマフィアになっちゃった中年おじさんが、現地のハーフピッチャーに才能を見出し、なんとかプロにしようとしつつ、裏で過去の事件の真相を知る……
    みたいな話し。
    うーん。飽きずには読めるけどちょっと意味不明。

    0
    2016年02月13日
  • 敗者復活

    Posted by ブクログ

    なかなか良かったです。主人公、かっこいいおじさんだなー。男性が書いたものだと、男性の心理も分かりやすく描いてるな、と実感。

    登場人物もそれぞれ過去にあった事を引きずりつつ今日を生きているのが分かり、魅力的に描かれていた。崎見が余程人を引き寄せる力があるのか、なんとなく色々な人が集まってきて、彼に心を開く。

    それだけで小説として成り立ちそうなので、特に振り込め詐欺のからみは要らなかったかな、と。推理小説的な要素の所は中途半端過ぎて、尾行の所などはちょっと飽きてしまった。そこが☆3つに留まってしまった理由。

    0
    2015年12月22日
  • 風屋敷の告白

    Posted by ブクログ

    どうしたんだろう。大変好きな作家なのだけれど、直近で読んだ幾つかの作品はどれもいま一つまだろっこしい感じがする。本作の含めて、どれもそれなりのボリュームがあるのだが、描写がくどいように思える。綿密な描写というのは必要だと思うけれど、そうではなく、なにか言い訳のような表現が多いのだ。そのために話のスピード感が失われているように思えてならない。

    0
    2015年11月26日
  • 艶めき

    Posted by ブクログ

    中年女性の恋物語もなるほどと素直に面白かった。『うどん』『扇子の秋』『ちぎる』が特に心に残った。若くもなく、老いてもない女たちの揺れる心がまぶしく、愛おしかった。

    0
    2015年09月10日
  • 燃ゆる樹影

    Posted by ブクログ

    様々な事件は起こるものの、淡々としていて大きな盛り上がりに欠けているように思うのは、主人公たちが結婚する気がないところにあるのかな?
    後半の美枝子の娘、陽子のくだりなんかは、もっと怖く書きようがあったと思うのに、あっさりと解決しちゃうし。
    帯にあったような「燃え上がる」とか「韓流」的な無茶苦茶さは、感じませんでしたね。
    ただ、自然の豊かな情景や樹木医という職業が描かれている点は面白かった。
    藤田さんが書く男性は装蹄師や、仕立て屋、樹木医と一風変わった職業の人が多いですね。

    0
    2015年07月22日
  • 喝采

    Posted by ブクログ

    そうゆうわけでちあきなおみ『喝采』を繰り返し聞いていたのです。藤田さんの小説初めて読んだし、なんならミステリー久々だったけど、すごく面白かった。分厚い!主人公は探偵なんだけど、口がうまくて、怖いもの知らず。一人称で語られるから、わたしは高飛車にとか、わたしは〜してやったとかそんな調子。失礼な発言たくさんするんだけど、なんだかんだみんな協力してくれるし、読んでて強気な気分になってくる。音楽とお酒がわりとたくさん出てくるので、詳しい方はそのへんのニュアンスまで読めるのではなかろうか。

    0
    2015年06月28日
  • 喝采

    Posted by ブクログ

    1971年、主人公浜崎順一郎は31歳の時、父親が遺した
    探偵事務所を引き継ぐ。
    留守電もファックスも普及していない、パソコン、携帯も
    なかった時代の話。


    公衆電話を多用し、連絡がつかなければ会いに行ってみる
    考えてみると大変な労力だなぁ〜
    その労力分、ページ数も多くなったのか、と意地悪な
    見方をしてしまう。


    物語は浜崎がとあるデパートで女性達がバーゲンのワゴンに
    群がっている中、スリの現場を目撃
    この小さな出来事が事件の幕開けとなっていきます。


    ある日、若い女性が尋ねてきて浜崎に「母を探して欲しい」と
    調査依頼をします。栄子の母親は元女優の神納絵里香
    絵里香は所属していた、日新映画の社長の愛人であり
    社長と揉めてからは映画界から姿を消していた


    浜崎は当時の親しかった知人から絵里香を見つけ出し
    栄子と一緒に会う約束を取り付けたが
    当日、依頼主の栄子が来ない、そして部屋で待っているはずの
    絵里香も電話に出ない。


    娘が来なかった事を伝えるため、絵里香の部屋へ行くと
    神納絵里香が殺害されていて第一発見者となってしまう


    警察の事情聴取で浜崎は栄子という女性が母親探しを
    依頼していないと聞き混乱する。浜崎は警察に疑われ
    栄子に会うために再び、家に行ってみると
    彼女は事務所に調査依頼をしにきた女性とは別人で
    浜崎がデパートでスリ事件を目撃した時の被害者女性だった。


    栄子に成りすました女性は何者だったのか
    父親の一周忌に目撃したちょっとした事件から
    始まり、父親が亡くなる直前に調査していた
    現金輸送車襲撃事件が浮上してくる、絵里香殺しと
    微妙な線でどう繋がっていくのか。


    王道なハードボイルドで70年代の風景が甦ります
    映画界のドロドロにヤクザやスリ女
    浜崎のお気に入りがバヤリースのオレンジジュース
    女性の服装はパンタロン、
    若い人には分からないであろう用語も多々
    う〜ん私は違和感なく読めてしまいました。

    0
    2017年09月20日
  • 愛の領分

    Posted by ブクログ

    心地よい文体でスラスラと読み進むことができた。長く生きれば過去を背負う。相手の背負ったものを意識すまいと思えど、そのこだわりを払拭することは難しい。経験を重ねた恋愛であればこそ相手を思いやれる反面、相手の恋愛経験をも受け入れなければならない。過去への嫉妬、燃え上がる中でも理性を保った想い、大人の恋慕が綴られる。

    0
    2014年05月08日
  • 子宮の記憶 ここにあなたがいる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやぁなんていうか。
    本のタイトルからすると異様にかけ離れた内容でしたね~~
    っていうか、このタイトルちょっと意味不明。
    もともとはキッドナップというタイトルだったそうで、読み終えてみるとなるほどそっちのほうがしっくりきます。
    なんで替えちゃったのかな~~~??


    おハナシは、裕福な高校生が、家庭に嫌気がさし家出し、過去に自分を誘拐した女に会いに行き、そこで生活を始めてしまうというもの。

    ばれないようにウソをつきうまく住み込みのバイトに紛れ込んで、周りの人たちともうまく交流し、最後にはその周りのいやな人とのいざこざに巻き込まれてしまうんですが・・・。
    その、ヒミツがばれるばれないあたりの部分がやはりおもしろかったです。



    設定が主人公(映画では松雪泰子演じる女が主人公になってるみたいですけど)が高校生にしては、まあ下ネタのオンパレードで、いったい何の話なのか時々わからなくなりつつ読んでましたヽ(;´Д`)ノ
    ことあるごとにそのシーンの描写がでてくるんですよね~~

    それが、今どきの高校生ってものを描いてるのか(ありえない理由での女子高生の自殺とかでてくるし・・・)、単に主人公を表現しているのか、わからないんですが、それにしても多すぎました。もういいやんって思うほど。。。
    しかも、子宮の記憶というからには、期待するじゃないですか!!








    最後まで、そのどんでん返しはありませんでした・・・ ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
    それもちょっと尻切れトンボのような終わり方。
    続編でもあるといいんですが。


    それにしても、誘拐した女に松雪泰子はまったくイメージではありません。
    どちらかというと、その友達のほうだったらまだありえるかな。。。

    原作ではもっと普通の中年のおばちゃんっぽい感じで描かれてます。
    映画の公式サイトを見る限り、そのスナックのママである友達とか、連れ子の美佳がでてこないのかな??っと思われるんですが、このママとか美佳とのかけあいがストーリーの中でけっこうおもしろかったりします。

    でもまあ下ネタ多すぎるし、厳密に忠実には映画化しにくいちゃあしにくいストーリーかも。
    きっと(まだ見てないので)幻想的な感じに仕上がってるのかな~~って思いました。
    ロケ地も沖縄だし。
    (実際は房総半島あたりだったかな)
    いやでも、けっしてよくなかったわけではなく、けっこうおもしろかったですよ。

    0
    2013年07月27日
  • 敗者復活

    Posted by 読むコレ

    長いっ(笑)。でもこの長さを苦にさせないところが
    筆者の上手さですよね。主人公の強さと弱さとが
    織り交じって描かれる中年男性像は、もう既に
    自分の年齢と変わらなくなってきており、いちいち身に染みる。

    主人公が必死になってしがみ付いて守ろうとした古ぼけた
    バッティングセンターのようなものを果たして自分は持っているんだろうか?
    自分にとって守るべきものは何なのか...。音楽だったはずなんだが
    この数年その自信がなくなってきた。流行になるでもなく、
    一般に受け入れられるでもない環境の音楽に対して
    ここまで闘えるのか...。歳をとるってのは臆病風に吹かれ弱く
    なるって事がこんなに切実に身に染みるとは思わなかったなぁ。

    でも、弱気になるだけじゃなくて、勇気付けてもくれるし、
    不安や疑問を抱えつつ日々働く中年男性にゼヒ読んで欲しい作品。

    0
    2013年02月21日
  • 子宮の記憶 ここにあなたがいる

    Posted by ブクログ

    ミステリーかと思って読みましたが、そういった謎解きではありませんでした。

    生後3日で新生児室から連れ去られた過去を持つ17歳の主人公、真人が、その誘拐した女、愛子に会いに行く話し。
    実の親とうまくいかず家を飛び出し、誘拐した女を探し出して、嘘をついて一緒に暮らす。そして、その地でいろんな人と知り合っていく。そんなストーリです。

    とくに、ぐっと泣かせるシーンもなく、あれよあれよと読み進めることが出来ました。いつ、嘘がばれるのか。ばれたときの愛子と真人はどうなるのか?といったところが気になって読み進めていく感じです。

    真人にも愛子にもどちらにも感情移入できず、読後感もスッキリしない作品となりました。

    この手の作品は苦手かも(笑)

    0
    2012年09月16日
  • セカンドライフ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藤田氏の作品は「官能系」というイメージが強かったので、
    読んだことはなかったけど、唐仁原さんのイラストに惹かれて読んでみた(笑)

    「会社をやめたサラリーマンがエロ小説を書く」という、多分、得意分野の物語を本人ではなく、登場人物に書かせているというところが面白い。

    ドロドロしてなくて、さらりとした印象。

    0
    2012年02月20日
  • 愛の領分

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中年ビバリーヒルズ高校白書。
    なんていうと身も蓋もないけど、 ドロドロ恋愛劇場。

    深い内容があるのかもしれないけど。

    愛には、周波数がある。

    0
    2011年12月19日
  • 愛の領分

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    熟年の愛。

    個人メモ
    宮武淳蔵・・・仕立て人。若いころ、昌平とつるみ遊びまわる。美保子に恋する。
    佐智子・・・淳蔵の妻
    信也・・・淳蔵の息子。歪んだ性格?淳蔵に愛されていないせい?
    高瀬昌平・・・事業に失敗し若かりしことのパワーを失う。急に淳蔵を探しだし会いに行く。
    美保子・・・昌平の妻。いっとき淳蔵と関係をもつ。不治の病に冒される。
    太一・・・淳蔵の父に救われる?
    佳世・・・太一の娘。絵描き。昌平の愛人。淳蔵に惹かれる。

    0
    2011年11月02日
  • 乱調

    Posted by ブクログ

    結局、肉親の情とか、年齢とか、モラルとか、
    打算とか、そういったものを全部どうでもよくなってしまうのが、
    恋愛というものなんだろうか。

    そんな恋愛ってしたことがないけど、
    そこまで盲目になれるのは少し羨ましい、かな。

    でもそれでもいいって思えるのは、
    お互いが盲目でいるほんの僅かな時間だけなんだろうな、
    なんて思ってしまう時点で、
    たぶん私はこういう恋愛はできないんだろうとも思う。

    0
    2011年10月04日