【感想・ネタバレ】セカンドライフのレビュー

あらすじ

リストラされ、女房にも逃げられた57歳の上條。さえない毎日を送っていたが、大学時代の同人誌仲間で出版社に勤める旧友から官能小説を書くことを勧められる。題材を探しに隅田川沿いを散策していると、橋に佇む女がひとり。肉感的な姿に惹かれ、彼女の後をついて行きながら、久しく忘れていた若い頃の熱情が呼び醒まされるのを感じる。東京下町で繰り広げられる大人の恋愛模様。不器用な男の仕事と恋の冒険。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

さあ余生をどうすごそうか・・・

団塊の世代の退職という時代にある現代。
それぞれがそれぞれの生きたい余生と現実との狭間で葛藤しているのではないだろうか。

正直人生なんてどう転ぶか分からない。
70になって初めて燃えるような恋愛をするようなひともいるかもしれないし、文化的だった人が突然スポーツに打ち込むようになるかもしれない。そして多くの社会経験を積んできた大人たちはそうした自分を客観視し、それをあるがままに受け入れていく。

「これも私のじんせいなのだ」と。

そこが面白い。

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2009年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藤田氏の作品は「官能系」というイメージが強かったので、
読んだことはなかったけど、唐仁原さんのイラストに惹かれて読んでみた(笑)

「会社をやめたサラリーマンがエロ小説を書く」という、多分、得意分野の物語を本人ではなく、登場人物に書かせているというところが面白い。

ドロドロしてなくて、さらりとした印象。

0
2012年02月20日

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