藤田宜永のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長いっ(笑)。でもこの長さを苦にさせないところが
筆者の上手さですよね。主人公の強さと弱さとが
織り交じって描かれる中年男性像は、もう既に
自分の年齢と変わらなくなってきており、いちいち身に染みる。
主人公が必死になってしがみ付いて守ろうとした古ぼけた
バッティングセンターのようなものを果たして自分は持っているんだろうか?
自分にとって守るべきものは何なのか...。音楽だったはずなんだが
この数年その自信がなくなってきた。流行になるでもなく、
一般に受け入れられるでもない環境の音楽に対して
ここまで闘えるのか...。歳をとるってのは臆病風に吹かれ弱く
なるって事がこんなに切実に身に染みるとは