佐藤オオキのレビュー一覧
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佐藤オオキさんの仕事術に関する本ですが、共感するところがたくさんあって学びがありました。
・同時に多くのプロジェクトを抱えるが、やりかけた仕事は切りのいいところまで終わらせて、考えなくて良いようにする。→これで脳の稼働率が高くなる
・最初にプロジェクト全体が俯瞰して見えるように情報収集を徹底する。
・質問力を磨き、その場で答えを詰めていくように質問力を発揮する打ち合わせ。
・イメージしやすいような状態でアイディアを正しく伝えられることが、クライアントに決断、行動を促す。→社内でのアクションの推進にも同じことが言えると思った。相手にイメージを持ってもらうことは重要。他人が頑張らないことを一生懸命 -
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オオキさんのセンスが好きです。
まずnendo って社名が最高の作品ですよね。ガムとかも、オオキさんデザインのものを選んでしまうよ。生み出されるまでのストーリーを知っているからってのもあるだろうけど。
ウラからのぞいて、オモテが見えるような思考能力を育てたいです。
【本文より】
・「新しい道」を見つけることによって、クライアントに価値を提供するのがデザイナーの役割。P2
・短期的な利益以上に重要なのは、企業や商品の価値を高めたり、同じ企業の別の商品の売り上げが伸びたり、社内の意識改革や業界全体の活性化がなされることです。P9
・それがどういった意図や思いで作られたのか、そしてそれがどの -
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ネタバレどちらかというと非デザイナー向けの本という印象でした。
「できごと→デザイン論→それを使ったプロジェクト」という構成で サクサク紹介している感じです。
情報が整理されていてとても読みやすいです。 読み手のことを考えて「デザイン」されているような感じでした。
難しいことばを使わず、ちょこちょこユーモアも挟んでおり一気に読める内容でした。
自身のプロダクトも多く紹介されていて佐藤オオキが世界に通用するすごい人であることがわかります。
個人的には、アップルの社内デザイナーはレベルが高くない。というような表現をしていたことがちょっとだけひっかかりました。
私はジョナサン・アイブも好きなのでちょ -
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私はデザイナーでないが、第一線で活躍している方の本を読むとやはり気づかされることが多い。
トイレに関する話が沢山出てくるが、ここはとても共感できる…。何だかとても仲良くなれそうだ。
デザインも、AとBが既に世にあったときに、Cを作るのではなく、その間の隙間を作るのがデザインという言葉が妙に腹落ちした。それはありそうでなかったものだとか…
この方の親しみやすさ、はそんなところにもあらわれているのかもしれない。この方の笑いのセンスも割と好きだ。笑のセンスと呼ぶものでないかもしれないが…。
ウラの裏はオモテだけど、最初のオモテとは違うものになっている。
他にも色んな刺激を受ける言葉がこの本に散りばめ -
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≪本来なら、漫画って子どもにとって勉強から逃げるための聖域ですよ。≫ ≪お金そのものもすぎですけど、…お金を通して見える人の顔が好きなんです。≫ ≪逆に言うと、下手な絵でも伝わるアイデアって、すごく強いんじゃないかと思っています。≫ ≪まさにそんなイメージです。時が流れて周囲が吹き飛ばされたとき、最後に芯だけ残っているのが理想で。≫ ≪人は無を楽しめなくなった瞬間に業に飲まれるものだと思うんです。何かないと我慢できなくなって。≫ ≪たとえば、ある職業を想像だけで描く。そうすると後々その職業の人と会ったとき、「あの描写、よくわかりますよ」と言われることがある。これはすごくうれしいです。漫画家に求
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世界中の一流ブランドやメーカーから依頼の絶えることのないという
デザイナーの佐藤オオキさんのエッセイ。
文章は軽やかながらも、
そこに含まれている内容をしっかり見つめてみれば、
自分の骨や肉とすることで基礎体力があがるものばかり。
ちょっと謎な言い方になりますが、頭の体幹トレーニングとでも言えばよいでしょうか。
それも、リラックスしてゆるやかな感じでできるトレーニング。
詳しい感覚を説明すると、
楽しい文章を享受しながら、
でもしっかり頭を使うことを誘引する文章ですかね。
なので、一章一章が3ページとか4ページとかなのですが、
5,6章読むと疲労感を感じたりします。
でも、それだけ、はっきり -
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ネタバレすべての章にか書かれていることが、自分に中にスッと入ってくる、心地よく共感できるビジネス本。
特に心に残っているのは、モチベーションの認識。確かにモチベーションとは、自分ではコントロールできるものではなくて、以下に下げないように環境を作るかが重要なのかもしれない。そのために、仕事はどんどん前倒しにやり、自分のテンションに応じて仕事を選ぶ、と。
余裕がなく仕事していることが、いろんなところ悪循環を生んで、どうにか環境を変えたくて手に取った。
自分の考え方、やり方を変えないと状況は変わらない。
極端な締切の設定は、自分にあまい私にはいい方法かも。
忙しいときほど、余裕を持って仕事に取り込め -
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タイトルは安直な感じですが、タイトルとは裏腹にこの対談本(対談という形式をとっています)、かなり面白いです。 ネウロ、暗殺教室が面白い、もしくはnendoの作品に興味を持った、感心したなどそういった方がいればぜひ一読をお薦めします。素晴らしい作品を世に打ち出す方々がどのように考えているのか。珍しいのが、理想や根性論を言葉を盾に綺麗にまとめたよくある本ではなく、ロジカルに2人とも物事を考えているところ。対談になると、2人の相性によっては足を引っ張ることもあるのにこの2人の場合は、お互いがお互いの可能性をよりよく広げていて、相性ばっちりです。この2人は、才能があるから、自分とは違うと思って距離を置