佐藤オオキの一覧
「佐藤オオキ」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!
-
作者をフォローする
- フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
ユーザーレビュー
-
デザインの思考が非常に柔らかい佐藤オオキさんの本。何気なくあるコップという形について、絵本形式でデザインを考える機会を与えてくれる。
子供向けに作られているものだが、大人でも必見。
日常にあるデザイン・形についての気づきを色々与えてくれる本。
Posted by ブクログ
-
佐藤オオキさんの仕事術に関する本ですが、共感するところがたくさんあって学びがありました。
・同時に多くのプロジェクトを抱えるが、やりかけた仕事は切りのいいところまで終わらせて、考えなくて良いようにする。→これで脳の稼働率が高くなる
・最初にプロジェクト全体が俯瞰して見えるように情報収集を徹底する。
...続きを読む・質問力を磨き、その場で答えを詰めていくように質問力を発揮する打ち合わせ。
・イメージしやすいような状態でアイディアを正しく伝えられることが、クライアントに決断、行動を促す。→社内でのアクションの推進にも同じことが言えると思った。相手にイメージを持ってもらうことは重要。他人が頑張らないことを一生懸命やることが投資効率を挙げる近道になる。
よく事業を行なっているとスピードや量が質に転化するという話をよく聞きますが、一つ一つに対して丁寧にタスクフォーカスして、これまでよりも良い形を模索してこそ、スピードや量が質に転化するんだと理解した。丁寧に早く仕事をすることの重要性を再認識させてくれる良書。
Posted by ブクログ
-
オオキさんのセンスが好きです。
まずnendo って社名が最高の作品ですよね。ガムとかも、オオキさんデザインのものを選んでしまうよ。生み出されるまでのストーリーを知っているからってのもあるだろうけど。
ウラからのぞいて、オモテが見えるような思考能力を育てたいです。
【本文より】
・「新しい道」を
...続きを読む見つけることによって、クライアントに価値を提供するのがデザイナーの役割。P2
・短期的な利益以上に重要なのは、企業や商品の価値を高めたり、同じ企業の別の商品の売り上げが伸びたり、社内の意識改革や業界全体の活性化がなされることです。P9
・それがどういった意図や思いで作られたのか、そしてそれがどのような価値を将来にもたらすのかを伝える努力をしないといけません。『現在』だけでなく、『過去』と『未来』も含めた時間軸の『面』です。P13
・自分たちで120%納得できないものはあ、クライアントを100%満足させることは絶対できない。P152
・今まで守るべきものと信じて固執してきたことが、実は守らなくていいものだったりすることがけっこうあるP176
・当たり前のプロセスを当たり前とせず、「通常の逆」を老舗の企業が歓迎している状況からもうかがえるように、思考のブレークスルーが求められる時代なのである。P177
-アイデアをフル活用する3ステップ-
1.アイデアを実現するための環境や状況を「耕す」業務
2.アイデアをクライアントとともに「育てる」業務
3.アイデアを実現するために「収穫する」業務
Posted by ブクログ
-
どちらかというと非デザイナー向けの本という印象でした。
「できごと→デザイン論→それを使ったプロジェクト」という構成で
サクサク紹介している感じです。
情報が整理されていてとても読みやすいです。
読み手のことを考えて「デザイン」されているような感じでした。
難しいことばを使わず、ちょこちょこユーモ
...続きを読むアも挟んでおり一気に読める内容でした。
自身のプロダクトも多く紹介されていて佐藤オオキが世界に通用するすごい人であることがわかります。
個人的には、アップルの社内デザイナーはレベルが高くない。というような表現をしていたことがちょっとだけひっかかりました。
私はジョナサン・アイブも好きなのでちょっとだけ悲しいです。
第一線で活躍するデザイナーから見たらそう思うのかもしれません。
ただ、双方共にデザインにおいて「親しみ」を重視しているという共通点も見つかったのでそこは良かったところです。
以下ネタバレです。
■本をゆっくり二度見するのがおすすめ
反復することで、2回目以降で気づくこともたくさん出てくるとのことで
雑誌でも読むのにすごい時間をかけるそうです。
■蜂の脳は自分の役割によって脳の仕様自体が変化してしまうらしい
(人間もそうなのかもしれませんよね。後天的な才能も多いような気がします。
特にデザインの分野は「考え方」なので鍛えることができるかもしれません。)
■デザイナーで仕事をもらうならキャラ系がおすすめ
あの人はシンプルなのが得意、あの人はゴージャス系などキャラ立ちしていれば認知されやすい。
が、飽きや似たようなタッチの人が出てくるリスクがある。
■掛け合わせにもコツがある
AとBのハイブリットを最初から狙うと中途半端になるリスクが高くなるので、
1つに集中して、結果的に2度美味しいみたいなプロジェクトのほうが美味しい掛け合わせになる。
■モノにこだわりがない
(意外でした。youtubeとかでデザイナーの私物紹介とか見るの好きなんですけど、
佐藤オオキは特にないようだ。かっこいい。最近は違うのかな。ちょっと前webでみたらこだわってる感じあったけど。)
■リニューアルとリデザインの違い
そもそも、パクることに対する感覚は国によって違うようです。
リニューアルは同じ商品を改良すること
リデザインは目的やターゲットを変えたりすること。
■オリンピックについて
2014年の本なので今から準備。
とかの話ですが、
日本人が広場や大空間に集まって盛り上がることに馴染みがないとのこと。たしかに。
お祭りも神輿も町を歩くイベントだし、「移動」を目的として楽しんでいるんじゃないか説。
東京ディズニーランドのパレードを喜ぶ民族も特異らしい。
(ハロウィンとかサッカー時の渋谷とかそんな感じですよね。)
■友達のオカンに伝えれるか
デザインは「素人目線」を持ち続けられるかが大事で、いいアイディアを伝える力がいります。
(どっかのメディアでみたへべれけでもわかるデザインを!みたいなのに似てる。)
■日本企業の特徴
「見る人が見ればわかる」「いいものさえ作っていれば売れるはず」みたいな考え方が多いらしいです。
(最近知り合いの零細企業の社長が全く同じようなこと言ってて納得した。)
が、海外は逆で「売れるものがいいもの」くらいの感覚らしいです。ただ正しいかは謎です。
■「シェフ」じゃなくて「主婦」にもならないと
「高級食材をキッチリと調理する」のも大事ですが、
今は「冷蔵庫のあるもので献立を考える」ことに需要がある時代です。
■デザイナーに向いてる人
根気強さ、伝えるコミュニケーション能力、
そして例え話が上手か。らしいです。
(たしかにオオキさんの例えはめっちゃわかりやすい)
■1%のデメリットも伝える
デメリットを伝えた方が信頼をされることが多い。
■仕事は楽しいものか
仕事はつらい。が、後から振り返ると初めて「楽しみ」を感じれるものなのかもしれません。
(高校の部活に似てるなって思いました。私は帰宅部だったけど。)
■職人型ではなく発想型からブレークスルーが生まれる
仕様にそって100%を作る→職人型
ざっくりしたイメージから企画からデザインをつくる→発想型
日本企業は高度経済成長期のインハウスデザイナーが多数養成されたため職人方がほとんどです。
Posted by ブクログ
-
私はよく、対談ものはダラダラ長く感じたり、作品の話をしてるのに資料が小さいな〜とか思うことも多くて、あまり手に取らないのですが、
これはオオキさんが録音などせずに文字起こしをしているからか、一人一人のインタビューがぎゅっと短く、濃密で、本人が話しているかのような生の声に感じて、
どうやってアイデアを
...続きを読む生み出すのか、どのように仕事を進めているのかなど、
聞いてみたいことも盛りだくさんで、とっっっても面白かった!!!!!
読み物としても面白いし、学びも多く、超オススメの一冊です。
Posted by ブクログ
佐藤オオキのレビューをもっと見る