佐藤オオキのレビュー一覧
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近年話題のnendoの佐藤ナオキさんの著書。1つの商品デザインを手掛けるのではなく、事業とか企業とか、そういった広い視点でデザインを捉えている。デザインを造型に留めるのではなく、コンセプトとして捉えて、踏み込む姿勢は、学びたいし、これからのデザイナーのあるべき姿だと思う。オリエンのあり方というのも納得。
nendoの思考法。①「面」で考える。②一歩「下がる」。③「違和感」を生む。④均衡を「崩す」。⑤見せたいものは「隠す」。⑥「ゆるめ」につくる。⑦とにかく「集める」。⑧「休み時間」に休ませない。⑨「他人丼」を見つける。⑩そこにあるものを「使いまわす」。気になるのは、①と③だな。 -
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ネタバレ全ては軸を持ってるかで決まる。
量的には読みやすく、タイトルごとのボリューム自体は少ないので、気になるところを中心に辞書的にみることができる。
ただ内容としては、一部“経験が物を言う”的なものもあり、手取り足取り寄り添ってどうすればいいか?を求めてる場合は期待はずれかも。
個人的に参考になったのは、データ活用部分と最後の組織の話の部分。
・ユーザーは本当にそれを必要としてるのか?スーツケースのリモワ事例。調査の設問と選択肢によってユーザーの真意が汲み取れる汲み取れないはわかれる。逆に意図的に設問設計すれば、欲しいように回答をもらえるようコントロールできるから、調査も目的次第。
・なにを判断する -
Posted by ブクログ
デザイナー佐藤オオキさんの、デザインする上での思考法と行動術をまとめた本。彼の本は4冊目なので、他の本で既に読んだ内容も多かった。
・nendoが考えるデザインとは日常の中の小さな気付きであり、小さな違和感を掬い上げ共有すること。
→頑張ればがんばるほどアイデアは逃げていく。全体や周囲をボヤッと見ることで魅力的なアイデアを探し出していく。
・見せたいものは「隠す」
→全部を見せてしまうと人々の興味を引きにくい。過剰とも言える情報に囲まれた現代では、多くの人に希求されている感覚。
・ゆるめに作る
→変化が激しい現代においては物や状況を固定化してしまうことはリスク。「ゆるく」まとめられたデザ -
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ネタバレ■感想
新進気鋭のデザイナーがどんなことを考えているのかが良くわかる。自分を含め会社員には馴染みのない職種の方だけに、新鮮です。ただ書かれていることは一会社員にも応用可能と思えるほど抽象化して書かれています。
■心に残った項目
人が理解できる4つの階層 数字data>トレンドtrend>文化(しっくりくる)culture>人間的な感覚human(なんかわかる)
クライアントをストレッチさせるボールを投げる。120%力を出さないと届かない要求をすることで一体感をつくる
コストがかけられないときこそ、デザインがカンフル剤になる
デザイン事務所は職人型と創造型。ブレイクスルーは企