佐藤オオキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
400件ものプロジェクトを抱えながらも、数多くの画期的なデザインを手掛け、数々のデザイン賞を受賞したデザイナーの佐藤オオキ氏が自身の仕事術やスケジュールの管理法などを書いた一冊。
国内海外問わず洗練されたデザインで世間を魅了し続ける氏のデザインの誕生の裏側を本書で知ることができました。
本書では思考と仕事術の2つに分かれて解説されており、氏が手掛けた作品が巻頭に載っており、本書でのエピソードから生まれた作品を見ることでよりイメージが膨らみました。
メリハリをつけて仕事を行うことや無駄を排除してなんでもチャレンジすることを仕事を行う時の信条としており、またクライアントの意向をよく確認して方向性 -
購入済み
ちょっと期待と違った
内容はとても面白く、なるほどこうしてデザインしているのかと思う反面、発想法の勉強ならもっと専門的な本の方がいいし、読み物として読むならもっとクライアントとのやりとりを書き込むべきだと思った。どっちつかず感があって心から面白がれなかった。この本の目的は何だったのだろう。
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Posted by ブクログ
EテレSWITCHインタビューから始まった対談。
異なるジャンルで同じような発想で仕事を進めているのが面白い。
自分の強みで攻める姿勢よりも、
相手からの依頼を受けてから始まる方法になるほどと。
人は完璧なデザインよりも、不便さがあっても愛嬌のある方に惹かれる。
日常から少し外したデザインを面白いと思ってくれるには
共有知の存在が大きく、今はそれが減ってきていると。
モノがあふれ、ネットでニッチな好みにも手軽にアクセスできるので、
誰もが知っているものが少なくなっていくのは音楽と一緒だな。
技術も進化して思っているものを形にしやすくなっているが
その分、発想が技術に縛られることもある。
松井さ -
Posted by ブクログ
400のプロジェクトを同時に進める。
仕事の質はスピードで決まる
スピードを重視すると、不思議なほど仕事の質が高まる。
速さより 重要なのは同時処理能力
目の前の仕事に集中する
仕事は3つに振るわけ、スケジュールには3割の空きを作る
仕事の量が多いほどクオリティは上がるq
やりかけた仕事は必ず終わらせる
行き詰まっても考える事をやめず、モチベーションを下げてしまうよりスパッと別の事に頭を切り替える
雑誌やメールはどんどん捨てる
周りに物を置かない
可視化によって探す手間と時間をなくす
あえて無理のある目標を立てる
選択肢の中から2つに絞る
アイデアは思いつくのではなく、考えつく
すでにあるもの -
Posted by ブクログ
デザインオフィスnendoを率いる佐藤オオキさんによる本ですが、テーマは、デザインの話だけではなく仕事全般で、特に複数のテーマを迅速かつ高い品質を保ちながらやり遂げるための心構えと手法について書かれています。
実際に多くのプロジェクトを斬新なコンセプトとアイディアで成功に導いてきた佐藤さんの言葉は、論理を越えた説得力があります。そして、そこにはデザイナーとしての資質よりも「人間として仕事に対してどのように向かい合えば良いのか」という問いに対する回答があります。デザイナーの卵だけでなく、多くのビジネスパーソンに薦められる良書で、特に、これから起業しようとする人には役立つと思います。
デ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大量のプロジェクトを進めるためのヒントが満載
以下キーワード
・スケジュール感を意識すれば、多くのプロジェクトの優先順位が明確になる
・仕事に充てられる時間のうち、3割程度をバッファとして空けておく
・やりかけた仕事は必ず完結させる
・すき間時間には完結できる仕事をやる
・気分が乗る仕事を先にこなし頭の回転を速める
・休むべき場面では意識的に頭を使わず集中しない
・行き詰りそうになったらスパッと別のことに頭を切り替える
・情報のインプット日、アウトプット日を分ける
・自分なりの仕事のスイッチをつくる
・決断に時間をかけることは間違った決断をすることよりも悪影響
・羞恥心や恐怖心というブレーキを -
Posted by ブクログ
暗殺教室作者の松井優征とnendoの佐藤ナオキの対談。ネガティブ思考の使い方、みたいなところを考えさせる視点が興味深い。
1.人は基本的に無関心。所詮自己満足じゃないかと思えるかどうかはクリエイターとして大事。
2.魅力的なデザインはどこか欠点がある。キャラクターが持つ特性は非常に近い。
3.先人が素晴らしいものを作っていたんだから使わせて頂く。そうやって時間と費用を浮かしながら自分にしかない表現に注力する。
4.物事にバイアスをかけず、へーそうなんだと常に真っ白な状態で受け止めることが出来るという意味の素直さが仕事を楽しむ第一歩。
5.結局漫画家の立てるステージの数も人々のお財布の中に入って