感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年08月11日
≪本来なら、漫画って子どもにとって勉強から逃げるための聖域ですよ。≫ ≪お金そのものもすぎですけど、…お金を通して見える人の顔が好きなんです。≫ ≪逆に言うと、下手な絵でも伝わるアイデアって、すごく強いんじゃないかと思っています。≫ ≪まさにそんなイメージです。時が流れて周囲が吹き飛ばされたとき、最...続きを読む後に芯だけ残っているのが理想で。≫ ≪人は無を楽しめなくなった瞬間に業に飲まれるものだと思うんです。何かないと我慢できなくなって。≫ ≪たとえば、ある職業を想像だけで描く。そうすると後々その職業の人と会ったとき、「あの描写、よくわかりますよ」と言われることがある。これはすごくうれしいです。漫画家に求められる才能がたくさんある中で、見たことをおもしろく描く才能より、見たこともないものをおもしろく伝える才能が大事だと思っているので。≫
Posted by ブクログ 2019年04月21日
「魔人探偵脳噛ネウロ」、「暗殺教室」の松井優征さんの思考に興味があって読んだ本。
裏側の計算を少し知ることができて面白いし、自分にも役に立つ。
Posted by ブクログ 2016年06月07日
タイトルは安直な感じですが、タイトルとは裏腹にこの対談本(対談という形式をとっています)、かなり面白いです。 ネウロ、暗殺教室が面白い、もしくはnendoの作品に興味を持った、感心したなどそういった方がいればぜひ一読をお薦めします。素晴らしい作品を世に打ち出す方々がどのように考えているのか。珍しいの...続きを読むが、理想や根性論を言葉を盾に綺麗にまとめたよくある本ではなく、ロジカルに2人とも物事を考えているところ。対談になると、2人の相性によっては足を引っ張ることもあるのにこの2人の場合は、お互いがお互いの可能性をよりよく広げていて、相性ばっちりです。この2人は、才能があるから、自分とは違うと思って距離を置いてしまうクリエイティブ業界の方も読んでほしいなと思います。果たして当の本人がどのように思っているのか。経歴、どれだけ努力したかを聞かされてもウンザリしてしまいますが、この本は違います。戦略。弱いものがどのように力をつけて発揮するか。とりあえず読んでみてください。
Posted by ブクログ 2016年04月02日
人気マンガ「暗殺教室」の著者と、世界的デザイナーの対談本。どこか似通っている二人の、どこかネクラで受け身、でも変に前向きな姿勢に勇気づけられる。
随所に、「暗殺教室」誕生秘話、舞台裏の発想術が描かれていて、ファンにとっては驚きも多いのでは。
Posted by ブクログ 2019年01月20日
デザイナーと漫画家という、似て非なる者同士の対談から多くの発見が見つけられました。
私も同業者だけではなく、様々な仕事をする方達と交流することで、人生の視野が広くなるかもしれないとかんじました。
Posted by ブクログ 2017年10月14日
弱者のためのとあるが、いやいや。「弱者」であると自覚できるくらいの強い視点が必要である、と読む。ご両名は相当の達人。おいそれと咀嚼できる内容ではないと強く感じる。口当たりはソフトだが、やはりきつい修練、努力が効くということみたい。
Posted by ブクログ 2017年10月07日
デザイナー×漫画家による対談。それぞれの職業におけるひらめき他多数の話題が繰り広げられていく。
二人とも自身を「弱者」と表現していますが、考え方の緻密さ、人に伝える導線作りのデザインはとても弱者では思いつきそうにはありません。
ひらめきとは膨大なアイデアの先にあるものなのだ、とこの二人の対談を読...続きを読むんで思いました。
Posted by ブクログ 2016年06月27日
デザイナーの佐藤オオキさんと、漫画家の松井優征さんの対談。
クリエイターというくくりには入るものの、それぞれ分野が異なっている二人ですが、性格も、仕事への向きあい方も似ていました。
クリエイターというと、自己主張がしっかりしていて、やりたいことがはっきりしているイメージでしたが、このお二人はとても...続きを読む受け身。
「やりたいことがない」と言い切ってしまうところが新鮮。特に佐藤さんがnendoを立ち上げるまでの経緯は興味深いです。
Posted by ブクログ 2016年05月05日
デザイナーとか漫画家って自分がやりたいことをやってるイメージだったけど、この2人は常に受け身。どうして私にはやりたいことが見つからないんだろうと日々不満を感じてたけど、やりたいことがないことを生かすこともできるのだ。自分がコンプレックスに感じてたことって、考え方次第で自分の強みにできるかもしれないと...続きを読む思うと希望がわいてきた。
Posted by ブクログ 2016年04月21日
NHKのSWITCHの対談がとてもよかったので本書も購入した。視聴者も見ているだけで、佐藤さんと松井さんがすごく対談を楽しんでいる様子がうかがえたけど、あの時の出会いがお互いによい影響を与えあっているのがさらに分かる内容だった。
ただ、読んでいてp128、129に突如写真があらわれるのはちょっと違和...続きを読む感があった。
Posted by ブクログ 2016年04月19日
『暗殺教室』『魔人探偵脳噛ネウロ』の漫画家と年に400ものプロジェクトを抱える世界的なデザイナー。ともに’70年代後半の生まれで同年代の二人のクリエイターがTV番組の対談をきっかけに意気投合し、互いの仕事現場を訪れるなど、仕事談議が盛り上がる。
やりたいことをやっちゃえという強者に対して、やりたくな...続きを読むいことでもやる楽しみを見つける弱者。強権的なリーダーシップではなく、ゆるく自然体な中で、頑張らないけれども全力で没頭する仕事ぶり。無を前向きにとらえ、オンとオフを意識的かつ自分らしく生きること。
そんなあり方にもOKが出せる余裕をもらえた。
16-70
Posted by ブクログ 2016年04月17日
「目の前のことに全力で取り組んで、何となくいい方向に向かっていればいいんじゃないか、という方向づけだけを気にしてます。」
暗殺教室の著者と、デザイナー佐藤さんの対談集。二人とも似たような考えだ。その中でも、佐藤さんがデザイン事務所を立ち上げるまでの流れはすごい。彼の行ってきた仕事よりも、それを任さ...続きを読むれる事実には驚きだ。
Posted by ブクログ 2021年07月28日
やっぱり松井さんはロジカルで冷静な戦略家だな。
どおりで男の子がぶら下がって襲いくるシーンに度肝を抜かれたはずです。
下落合のフォレスト・ガンプの歴史がすごい笑
Posted by ブクログ 2017年12月31日
EテレSWITCHインタビューから始まった対談。
異なるジャンルで同じような発想で仕事を進めているのが面白い。
自分の強みで攻める姿勢よりも、
相手からの依頼を受けてから始まる方法になるほどと。
人は完璧なデザインよりも、不便さがあっても愛嬌のある方に惹かれる。
日常から少し外したデザインを面白いと...続きを読む思ってくれるには
共有知の存在が大きく、今はそれが減ってきていると。
モノがあふれ、ネットでニッチな好みにも手軽にアクセスできるので、
誰もが知っているものが少なくなっていくのは音楽と一緒だな。
技術も進化して思っているものを形にしやすくなっているが
その分、発想が技術に縛られることもある。
松井さんの「無に蝕まれて破滅する」は名言。
無を怖がってやみくもに手を付けるより、
無を持つことで、熟成や土壌づくりになっている。
やり方が分かってきても、
次の人を育てるためには相手に任せ、自分でやってしまわないこと。
安全牌で到達する地点より上に行くには
リスクをとってもまったく違う発想からリセットしてみること。
「弱者」というより受け身でいることの強さを感じる対談。
Posted by ブクログ 2017年08月03日
共に著名な漫画家とデザイナーの対談集。前から松井氏に関しては結末を決めて連載にかかるなどクレバーな方だと思っていたが今回の対談でどの回で盛り上げないといけないとか更にノウハウが語られていて興味深かった。デザイナーの方については初見だが2人がお互いの仕事に敬意を表し理詰めで仕事について考えていくのがと...続きを読むても良いと思う。
Posted by ブクログ 2016年10月25日
暗殺教室作者の松井優征とnendoの佐藤ナオキの対談。ネガティブ思考の使い方、みたいなところを考えさせる視点が興味深い。
1.人は基本的に無関心。所詮自己満足じゃないかと思えるかどうかはクリエイターとして大事。
2.魅力的なデザインはどこか欠点がある。キャラクターが持つ特性は非常に近い。
3.先人が...続きを読む素晴らしいものを作っていたんだから使わせて頂く。そうやって時間と費用を浮かしながら自分にしかない表現に注力する。
4.物事にバイアスをかけず、へーそうなんだと常に真っ白な状態で受け止めることが出来るという意味の素直さが仕事を楽しむ第一歩。
5.結局漫画家の立てるステージの数も人々のお財布の中に入ってるお金の量もだいたい決まっている。
6.繋がりが一番大事な中で自分と似た考えを持った人との出会いってやっぱり嬉しい瞬間。