香月美夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多分4回の再読。今回は、前巻からのヴィルフリート関連。P46「尖ったナイフの思春期を通り過ぎたということだろうか」とローゼマインは納得しているが…
魔力の色とか、お守りとか、そういう設定の部分がヴィルフリートには気に障っていたらしいのはわかるが、問題はそこではない。
何故ローゼマインが必要なのか理解したくせに忘れてしまうのか。なんなら、白の塔に幽閉される筈だった自分を助けてくれた事も、フロレンツィアが感謝していた事も、同母の妹を命懸けで助けてくれた事も、手綱を握れと言われた事も、まるっと忘れている様子なのが、なんとなく違和感を感じてしまうのだ。そういう性格設定だからと言われればそれまでだ -
Posted by ブクログ
多分再読6回目。今回気がついたのは、P362「王族に対して条件を付けることが信じられない」というジギスヴァルト王子の考え。
うーん、お坊ちゃんな甘い考えをこんなところで出していたか。が、ここで、ヴィルフリートとの妙な共通点に今回気がついた。
早々と父の後継者に決まり、周りの意見を聞いても楽天的な解釈しか出来ず、ローゼマインに振り回される。政治的に重要な事にも、世界の根幹を為す本にも興味を示さない。理解していないのだろうが。
意図して似た人物を主人公の婚約者にしようと作者がしているのか?要領の良い者は逃げてしまうことを表しているのか。深読みしすぎ? -
Posted by ブクログ
多分再読6回目。今回気になったのは、ラッフェルパイの作り方。P59「バターとお砂糖でラッフェルを炒め煮するレシピ」
ラッフェルを林檎と考えると、私の知っているレシピと違う?バターはパイの部分にしか使わないのだが…。タルトタタンに近いものか?
つくレポ見ると、バターを使うレシピも載ってた。うーむ、私の不勉強か、はたまた主人公の好みか。謎だ。そして、フィリングにブランデーを入れると、フェルディナンドも喜んだのでは、と。
再読7回目にして気づいたことを。イタリアンレストランに、側近たち皆で行くことにしたのは、神殿長室を空にするための伏線だったと、初めて気づいた。読みが浅いのか、香月美夜