野田サトルのレビュー一覧
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ネタバレ
とにかくギャグシーンが割りとキャッチで見かけるのですが、しかし本筋の物語はしっかりとした明治時代の北海道のアイヌの雰囲気を描いているので読み応えがあるのもヒットしている理由だと思います。アイヌというか北海道の自然や動物などの迫力がある感じですが、キャラはとてもコミカルな感じもありそのギャップも魅力的だと思います。
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北海道に埋蔵された黄金を追え!明治半ば、退役軍人の「杉本」はアイヌの少女「アシリパ」と協力し、黄金の隠し場所が書かれたとされる刺青の地図を探し始める。メインストーリーは宝探しだが、熊や歴戦の軍人と繰り広げるアツいバトル、未だ燃え尽きぬ新撰組の熱意、アイヌの文化やアイヌグルメなど二重三重に張られたドラマがめまぐるしく展開し目が離せない。
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ネタバレ
戦争後の話?アイヌ?良くわからない…と敬遠してたのを後悔するぐらい面白い漫画!なんでもっと早く手に取らなかったのか…!
アイヌの文化というのをとても新鮮に感じ、そのなかでもチタタプやオソマなど印象に残るワードが盛りだくさんで、文字を見てるだけでも楽しくなります。
また、シリアスな場面での主人公杉元のかっこよさと凄さ、ギャグやほのぼのしてる場面でのアシリパの可愛さ、とてもバランスが取れていて読みごたえがあります。
また、ストーリーの最終地点となるのか、タイトルにもあるゴールデン…金塊の行方も気になるところです!
この先の展開が今一番気になる漫画です! -
ネタバレ
この作品は今の北海道、アイヌを物語と作品で、最初は若干、歴史物なので取っ掛かりづらいと思いますが、読み始めたらとまらない。バトルシーンでは、手に汗にぎる戦いで、ハラハラ、ドキドキします。また、コメディーの要素もあり、アシリパの変顔などあり、かわいいです。おすすめの作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレゴールデンカムイ、今回も濃かったですね。個人的には早口の薩摩弁で何言ってるか分からなくて、しょっちゅう猿叫あげる鯉登少尉が好きです。油まかれた階段を後ろ向きに滑って落ちながら猿叫上げる所とか笑っちゃいました。
それにしても鶴見中尉、人気ありますなぁなぁ。(軍人側から)カリスマって奴でしょうか。
あと、谷垣ニシパ。よかったです。「俺もフチに食べさせてもらった 俺もフチの子供だ」と純粋にフチの元に孫娘であるアシリパさんを送り届けるという自分自身の「使命」を持つあたりが本当に良かったです。
ゴールデンカムイ、アニメ化するとの事ですが、あの残虐シーンとアイヌ語はどうするんでしょう。どちらもちゃん -
購入済み
つられてハマった
野田サトル氏の「ゴールデンカムイ」が大好きで、この人の別の作品も読みたいと思ったのがきっかけです。
アイスホッケーにほぼ無縁の読者を、一気に引き込む力技を持った作品だと思う。
なにしろ、動きの描写がすごい。一瞬を捕らえた静止画なのに、その描写は精確で鮮やか。流れるようなアクションが見える。
フィギュアスケーターの道を断たれ、ホッケーに転向した主人公白川朗はじめ、「真っすぐでさわやか」というのとはちょっと違う連中ばかり出てくるのだが、みんなキャラが立っている。みんないいですよ。
物語の展開も、野田サトル氏ならではの巧みさなのだが、6巻で完結してしまうなんて、本当にもったいない。
祝!再創生!! -
ネタバレ 購入済み
杉本ぉぉぉ!
杉本は底の知れない男だ。
情に熱いかと思えば、冷酷に敵を殺す。
特にアシリパさんに危険が迫っている時の躊躇のなさは
助けられた彼女が戸惑うほどの容赦の無さだ。
そんな危うさも含めて魅力的な主人公だが、
この巻では彼の心の内が少し垣間見れる。
なぜ彼が壊れてしまったのか、
アシリパさんにだけそっと告白するシーンは
涙なしには語れない。
アシリパさんが告白した杉本になんと返したのか
ぜひ、本を手にとって確かめて欲しい。 -
購入済み
目が離せない人間模様
網走刑務所に収監されている「のっぺらぼう」に会いに行く。
そう決意したアシリパとともに、一行は小樽から網走へと旅立ちます。
かくて、物語はロードムービーの様相を呈し、いよいよ和製西部劇っぽくなってきます。
アイヌの風習や、北海道の生態系とジビエ、軍と囚人と新撰組の丁々発止など、読み応えたっぷりの「ゴールデンカムイ」ですが、私にとって一番の魅力は、白黒では分けられない人間模様。
悪役っぽく登場したアイツが、実はけっこういいやつだったり、思いがけない同盟関係を結んだり。
ボケとシリアスの緩急も絶妙で、つき合うほどに、アシリパはますます凛々しく愛らしく、漢たちはどんどん男前になっていく。
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Posted by ブクログ
ネタバレいやー、展開早いです。
9巻では、ギャグ要因かと思っていた白石の過去とか、(若干真面目?)新選組の永倉新八、土方歳三の話とかも出てきました。ってか、若い頃の永倉、土方の絵が出てきたんですけど、土方さん、超かっこいい!!
今まではアシリパさんの縁のあるコタン(村)へ滞在することが多かったのですが今回は全く縁のないコタンへ。そこはアイヌに成りすました人が贋作屋、熊岸に偽札を作っている場所だったのです。
アイヌの挨拶の仕方などの文化やアイヌ語が出てきてちょっとドキドキしました。アイヌ語辞典欲しい。あと、文法とかどうなってるのかも気になります。
まさか以前出てきたキサラリ(耳長お化け)が伏線として -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当は一巻から全部持っているのですが、現在貸し出し中のため、最新刊の8巻の感想です。
しょっぱなからキャラの濃い人が多く出るこの話ですが、8巻では剥製を作っている江渡貝が強烈です。見た目はそこまでインパクトはありませんが、行動や言動のインパクトはすさまじいです。そして、剥製にかける情熱も。
色んな皮で作った作品(?)でファッションショーしたり、キャットウォークしたり…。
この漫画は、アイヌ料理がめっちゃおいしそうに書かれています。今回は春と言う事で山菜が出てきます。プクサ、ギョウジャニンニク(地域によってはアイヌネギと呼ぶところも)が生で食べられるなんて初めて知りました。自分も山育ちなの -
面白すぎる!
戦いのシーンや囚人達とのシリアスなやりとりや台詞・行動、全てが格好いい
けどシリアス一辺倒な訳ではなく
杉本とアシリパと坂本、この3人のやりとりはシュールなコメディで最高のアクセント
特に食べ物関係の時のやりとりは常に爆笑してしまうw