野田サトルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
第七師団、網走監獄を急襲。砲撃して塀を破壊し侵入。監獄の暴動鎮圧に見せかけ攻撃するためだった。偽ののっぺらぼうのところに追い詰められ後がない杉元たち。門倉は非常用のレバーを引く。すべての房の扉が開き、囚人たちが解き放たれた。第七師団と囚人たちの凄まじい戦闘。白石は房の床下から外に脱出。杉本は出られず。キロランケが爆薬で何とか杉元を脱出させる。追いかけてきた二階堂と杉元戦闘。土方歳三は混乱の中、犬童典獄がのっぺらぼうの本当の隠し場所に向かうと予測し、ついに発見。犬童vs土方。犬童死す。杉元重症を負うも、のっぺらぼうと対面。アシリパの父であることを確認。アシリパをアイヌ独立のリーダーにしようとして
-
Posted by ブクログ
最初に著者より、「ゴールデンカムイ」で読み解くアイヌ文化ではなく、アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」とされているが、まさにそのとおり。
「ゴールデンカムイ」の内容に沿いながらアイヌ文化の解説がされており、『漫画のあの表現はフィクション』という説明もちゃんとあり、しっかり訂正もされている箇所もある。「ゴールデンカムイ」が史実とフィクションで上手く織られている作品であることうかがえる。
「ゴールデンカムイ」を読み終わってから読むよりも、ある程度読み進めてから、漫画と並行に読んで、『あっ、これはそういうことなのか❗️』と発見するのも面白いかもしれない。
ぐっとアイヌ文化が身近に感じられ、今 -
Posted by ブクログ
ネタバレ杉元一味と土方歳三一味が出会う、とりあえず共闘することに→ニセモノ刺青人皮を判別する手段を隠滅するために、第七師団が江渡貝の家を急襲、火を放つ→何とか脱出し、二手に分かれて贋物の人皮を判別できるかもしれない熊岸長庵に探しに樺戸監獄を目指す→熊岸長庵がきっかけで脱獄王と呼ばれるに至った経緯を白石が話す→杉元アシリパ牛山尾形チームは途中見つけたコタンに寄る→そこは樺戸監獄を集団脱獄した囚人たちがアイヌを装うコタンだった→偽札を作らされる熊岸発見→アシリパを連れ去られた杉元キレて大暴れ、皆殺し→ニセアイヌの中に刺青囚人を発見→杉元を偽って土方と内通していたことが発覚するのを恐れて白石逃亡しようとする
-
Posted by ブクログ
ネタバレのっぺらぼうがアムール川周辺から来たロシア少数民族パルチザンである可能性が示唆される→のっぺらぼうがアイヌ金塊を樺太経由で持ち出そうとして失敗したことが今回の発端→他にもアイヌに成りすましたパルチザンがいる可能性→皮職人がいる夕張へ→人皮で剥製や衣装を作る変態 江渡貝弥作→鶴見が江渡貝にニセモノの刺青人皮の制作を依頼→谷垣の過去が語られる→谷垣、アシリパに会うため出発→江渡貝炭鉱へ逃げる→一行追う、ガス事故で江渡貝死亡、一行危機一髪→牛山が助ける→ニセモノ人皮が鶴見に渡る
という目まぐるしく展開する第八巻。
・剪…鞣しの工程で、皮に残っている肉片や脂を削ぎ落とす作業。これが甘いと皮が腐る