塚本亮のレビュー一覧
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「すぐやる人」のノート術
著:塚本 亮
行動が速い、「すぐやる人」に共通することは、精神論に頼らず、「自分を動かす仕組み」をもっているということである。「すぐやる人」は必ずしも意志が強いわけではない。むしろ、怠け者の自分をいかに行動させるかにこだわっている。
自分を動かす仕組みをつくるうえで、ノートは大きな役割を担っている。ノートの使い方であなたは「すぐやる人」になることができる。
本書は以下の6章から成る。
①ノート1冊で時間が3倍になる
②仕事がサクサク進む タスコンノート
③1日5分で行動を加速させる リフレクションノート
④打合せ・会議・勉強会で役立つ トリニティノート
⑤モヤモヤを解消して心を軽くする クレンジングノート
⑥もっと行動したくなる トリガーノート
5つのノート術が縦横無尽に著者の相棒となって役立つ姿が想像できる。人それぞれにノート術に近いタスクマネジメントを行う手法を持っている。私もそれなりにアナログとデジタルを使い分けたり組み合わせたりしながら少しずつそのツールを使いながら高めている。
著者の5つのそれからは自分の現状のツールに落とし込んで活用したくなるスキルがたくさん存在している。人によっては秘術のように教えたくないものは多いだろうが著者はそれを惜しげもなく、そしてわかりやすく披露してくれている。
ますます著者の他作品を含め気になった。 -
Posted by ブクログ
ノートはその場の議事記録のためだけではない。復習や予習をするためにあり、行動している人は、上手にノートを活用しているということ。
会議や打ち合わせに臨む前に、事前に調べたことを整理したり、一日の振り返りに活用し、明日の行動をシミュレーションするなど、様々な活用方法、ノウハウを学べる本。
行動的な人がどんなノートをとっているのかが紹介されているもので、その通り真似をしたからといって、行動的な人に変われるわけではないだろうなぁ。
本書にあるようなノート術は参考になるし、真似をしても損することはない。すぐやる人になりたいと思って本書を手に取った人(あっ、私か・・)は、もう一工夫を自分に課す必要がありそうだ。
スターウォーズのヨーダの教えを胸に刻み、この連休を生かして、連休明けの計画を立てる。
Do or Do not.There is no try. Yoda -
Posted by ブクログ
ネタバレ速読などの読書術ではなく、読書を活かすための読書術を紹介している。
ひと言でいえば、読書でインプットしたらすぐにアウトプットすること。アウトプットとは、実際に行動してみる、インスタグラムなどでシェアする(要約する)。
本を読む前になぜその本を読むのか目的を明確にし、目的以外の箇所は読み飛ばすことで読破することを目的としない。
読書中でも本にどんどん思い浮かんだことを手書きすることがアウトプットになる。手書きすることで頭の整理が進み、記憶の定着も図れる。
読書をしながらアウトプットしている自分のイメージを明確にする。明確に出来るものだけに取り組む。
・私は本から学んだことを、アウトプットすることで初めて、その読書は「投資」になると考えます。セミナーでも同じですね。参加して、いい話だったで終わってしまう人と、それをすぐにアウトプットする人。どちらがより大きな成果を生み出せるかは明確ですよね。
・パソコンに記録していた学生よりも、ノートに書き込んでいた学生のほうが圧倒的に高いパフォーマンスを見せたのです。
・なぜそうなるのかと言えば、タイピングすることに比べると、手書きは時間がかかるからです。先生が話す内容全てを聞きとりながら手で書くことは、容易ではありません。それゆえ、注意深く聞き、話の要点をまとめることに集中しないと、ノートはとれないのです。つまり聞きながら学んでいるわけです。
・一方、タイピングをしたときはあまり考えることなく、ひたすら記録することに集中をしてしまいます。
・要は、手書きでメモを書くというプロセスを踏めばおのずと、書さながら頭の整理が進んでいる状態になるのです。
・書き込みながら読書をすることは、小さなアウトプットを繰り返すことと同じとも言えます。ここでは難しく考えることなく、読書をしていて思い浮かんだことを書けばいいでしょう。すぐやる人はこのインプットとアウトプットの間隔が短いのです。
・すぐやる人は、常に新しいアクションのための読書をします。そのために、読み切るために読むのではなく、飛ばし読みしながらでも自分が探していた答えのヒントを見つけるために読書します。だから読むのも速いのです。
・「そうだよね。やっぱりそうだよね」と感じるような、既知のことはわざわざ改めて読む必要はありません。そういうところを読んで自分の知識を確かめたところで、そもそもあなたの学びにはなっていないのです。
・読書を通して新しい価値観や情報を見つける。そしてそれをすぐに行動に活かすためにどういうアクションが必要かを考える。この軸からぶれないことが大切なのです。たった一文、もしかするとたったの一言の出会いがあなたの人生を変えてしまうかもしれません。
・成長できる人とできない人の差とは、インプットとアウトプットの時間の間隔がとても短いということです。同じ質の、同じ量のインプットをしても、次の一歩次第で成果を出せるかどうか、決まってきます。
・たとえば、ビジネス書を読んでいて「これは使える」と脳にスイッチが入ったならば、その思考の流れを止めないようにすぐに本を閉じ、考えを深めていきます。そしてその考えをどんどん書き出していって、徹底的に具体的な行動につなげることに集中します。
そのためにはまず、「本を読み切らなきゃいけない」という意識を捨てることです。読書の効果を最大に引き出せない原因は「読み切らないともったいない」と思ってしまうところにあります。このままでは読書によって生み出される価値はあまりありません。読み切ることで得られる満足感が全てになってしまうからです。
・読みはじめる前にその本を読む目的を明確にしておきましょう。そうすることで自分にとって重要なところと、そうでないところの見極めがはっきりつくようになります。いきなり本を読みはじめるのではなく、自分のなかにある問いを明確にしてみましょう。
・逆に、目的を確認せずに読みはじめると、自分に関係のないところまでついついダラダラと読んでしまって、具体的な行動につながりません。
・もちろん、読書の楽しみはそれだけではないことはわかっています。思わぬ発見があるのも読書の醍醐味です。ただ目的がズレないようにしたいのです。
・自分のなかにある問いを明確にしたい場合におすすめなのは、A4一枚の真っ白な紙に頭のなかにあるものをひたすら書きなぐることです。
・私たちは日々言葉を使って頭のなかを整理していきますが、それでもやはり言葉にならないような感情を自分のなかに見つけることもあります。体裁や言葉のツナガリなど考えず、とにかくひたすら思いついた言葉をA4一枚に吐き出していく。そんなイメージで取り組むと脳内がスッキリと整理されていきます。
・頭のなかであれもこれもやらないといけないとなってしまうと、どれも中途半端になってしまいます。いわゆるマルチタスキング状態になり、無気力になってしまう原因ともなりうるのです。
・仕事でもそうですが、あれもこれもやらなきゃいけないという思いが頭を巡っているときは、気持ちも落ち着かずあまり集中もできない状態になってしまいますよね。
・読書をして、著者のメッセージに触れたとき、常に「自分の場合だったらどうすればいいだろう」と考える必要があります。そのうえで具体的に実行に移している自分をイメージしましょう。なぜなら、自分のなかにイメージがないものはうまくいかない可能性が高いし、逆にイメージできたものは何らかの成果を上げられる可能性が高いものだからです。自分がリアルにそれを自分の仕事や生活に応用できているシーンが想像できるかどうか。想像できるものだけ取り組むということが大事です。なんでもかんでもやることではなく取捨選択ですね。一冊の本から、1つか2つの具体的な行動ができればいいのですから。
・相手に伝えるには、読書から得た情報を客観的な視点で解釈するということが求められます。そのため、シェアすることを前提に読書をすることで、本の内容をしっかり理解しようというスイッチが入ります。
・インスタグラムでアウトプットすることのよさは、ハッシュタグをたどれば同じ本を読んでいる人を簡単に見つけることができるところです。他の人がどのようなアウトプットをしているのかを読むこともできますし、つながることもできます。
おすすめなのが、本の名前、出版社名、著者名をタグに入れておくことです。たとえば、本書であれば、「#すぐやる人の読書術」、「#明日香出版社」、「#塚本亮」の3つは最低入れておくといいと思います。
・皆さんのなかには多読されている方もおられるかと思います。もちろんたくさん読むことによって得られるメリットも少なくありません。知識も増えるでしょう。しかし、たくさん読んでも行動が変わらなかったら意味はないのです。何冊読んだかは正直関係ないことですし、それよりも本を読んで何をしたかのほうが大事なのです。
・、誘惑物との接触回数が少なかった人が最も目標を達成できたのです。目標を達成したかったら、そもそも誘惑物との接触をなるべく減らさないといけないわけです。 -
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最近「書く」ことに興味があり、「書く」ことがどれだけ自分は知らないのか、どんなことをすれば「書く」を活かせるのかと思い手に取った一冊。
・タスコンノート
・リフレクションノート
・トリニティノート
・クレンジングノート
・トリガーノート
この5つに分けて書かれている。
私が役に立ったと思うのは「リフレクションノート」。
よくあるPDCAをノートに書くのだが、
D(したこと)CAPの順で日記のように書く。
参考にしようと思った。
トリニティノートは会議の準備をするというノート。
クレンジングノートは心配事を書きだすノート。
トリガーノートはアイデアノートである。 -
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ネタバレ「こんな自分になりたい」。そんなワクワク感(fascination)と明確な目標が強力なモチベーションとなる。そして、実行可能な計画とコツコツ継続。それが習慣化すれば無意識に努力が続いてしまう。要諦はこんな感じだ。特にウルトラCのようなものが紹介されている訳ではないが、著者の実体験に基づいた分かりやすい言葉で記述されているうえ、著者専門の心理学の裏付けで補強されているので、説得力もある。
印象に残った点を少し列挙しておきたい。
・何かを成し遂げている人とそうでない人との差は「努力の差」というよりも、物事に対する「素直さの差」(アドヴァイスを素直に聞く姿勢)の方が大きいのではないか(p.45)。
・自分で自分という人間に対して期待を持てているかどうか努力が続くカギ(p.75)
・例え進み方が遅くても、ちゃんと前に進んでいる感覚を持てることが重要(p.78)
・人間の行動の95%は無意識によるもの。(略)スケジュールに落とし込み、意識してやり続けるうちに、だんだん無意識化していく(p.112-113)
・脳が暗記するのは、(略)単純に「接触頻度が高いもの」(p.116) -
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強い目的意識を持つ。なければ遅かれ早かれやめることになる。
将来の自分を過去形で考え語る。すでに過去形になった感覚を持つ。
目標を実現している人をたくさん見て、自分が仲間になったつもりになる。
結果の出る公式=方向性×モチベーション×資源
最初の3日を乗り越える。つらいのは最初だけ。
自分専用の非公開アカウントで、感じたことを書き込む。
何をするか、だけでなく、いつ、どのように、も決める。
決定事項を残さない。
少しチャレンジ。無理そうなら緩める。
努力は習慣化してしまうほうが楽。努力に勝る天才なし、さらには、習慣に勝る努力なし。
自分が裏切れない相手と約束する。
がんばる他人と付き合えば、自分も頑張る=仲間を作る
足場を作る=スキャフォールディング
努力のひつようもない小さな習慣を最初に作る。
簡単なことから始めて自動的に動けるようになる。
暗記は接触頻度の高いものが覚えられる、だけ。覚えたければ接触頻度を高めれば努力はいらない。
単語カードを使う。テレビを見ている時、電車の中、など。
3ヶ月で5000語の英語の語彙を増やす。
自分との約束をスケジュール帳に書き込む。
目に入るカレンダーを塗りつぶす。見える化で続けることの快感、を作り出す。
やる気がしなくなる、事態を想定しておく。その時は、一歩づつでいい、と割りきって進む。ハードルを下げる。
気乗りしなくても5分だけ、やってみる。
紅茶の香りなど、始める儀式を取り入れる=自分が動くトリガー
復習ほど楽で効率のいい学習法はない。
英語は読むテキストと聞くテキストを同じにする。
聞いてわかる、を読める、にする。耳コピー。
守破離=真似る、発展させる、新しいものを作る
仲間は一方的なものでもよい。独学の弱点をカバー。
アウトプットが最終目的。実践の繰り返しで量と質が転化する
睡眠時間もスケジュール化する
習慣化の阻害要因が出たら、それをエネルギーに変えるにはどうしたらいいだろう、と考える。
夢中になれば努力は勝手に続く。 -
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あれこれ考えず、実際に「できた」人の方法をそのままやってみる
ノートでもPCでもいいので「メモ程度」の記録を毎日続ける
基本的には、私は勉強をするのなら「朝」の時間をうまく活用することをお勧めします。朝は、ほとんどの人にとって「制約」のある時間だからです。反対に「夜」の時間は引き延ばしができます。
一日の時間の使い方でいうと、論理的に物事を考えたり、アイデアを出すことは集中力を要するので、その手の「思考系」の作業は脳がよく働く朝にすることをお勧めします。 夜は、その日に入ってきた情報がいっぱいで脳が疲れているので、暗記などの「作業系」に割くことをお勧めします。いわゆる「スキマ時間」も、作業系のことをやるのに向いています。
だれでも仕事の予定や他人との約束はスケジュール帳に書き込むのに、自分の目標達成のために必要な時間をスケジュール帳に書き込む人はあまりいません。
どうしても「やりやすいこと」が優先されて、苦手なことや不慣れなことに取り組まないという
こんなときにテンションを上げるため、私は「心のライバル」をつくるようにしています。こちらで勝手に思っているだけのことですが、身近な人で「負けたくない」と思える人を仮想ライバルにしてしまうのです。
理解度や点数の目標は「3回目でどれだけわかるか」(何点取れるか)に置いて、1回目、2回目ではそれほど点数にこだわる必要はありません。
英文解釈の能力はもちろん大事ですが、単語力は、英語の成績を上げるうえでものすごいアドバンテージになるのだと実感しました。
それもネイティブの会話のナチュラルスピードと同じくらいの速さを意識して読んでいきます。わからない単語がでてきても、線だけ引いておいて、意味はあとで調べればいい。
インプットをしないまま自分の思考や発想だけで英語を話していると、いつしか定型的な自分のパターンだけでしゃべるようになってしまいます。
独学などで努力をするときは、「いまから2時間は雑な自分」などと割り切って、あえてゆるいアウトプットを許容するといった工夫をしてみてください。
とにかく目標を見据えたアウトプットを重ねてください。雑でいいので、何度もくりかえすことで「量質転化」を目指してください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「締め切り直前まで腰が上がらない」「やろうと思っているのに後回しにしてしまう」という主人公が、行動力あふれるメンターとの出会いを通じて、先延ばし癖を脱し「すぐやる人」へと変貌を遂げていく物語。著者は、行動のスピードを分ける決定的な要因は性格や根性の差ではなく、「物事の捉え方と身の回りの環境設計」にあると喝破する。「やる気が出るのを待たずに10秒でできる極小ステップから始める」「机の上やスマホの画面から誘惑となる視覚ノイズを排除する」「タスクを頭で抱えず紙に書き殴って外化する」「失敗を恐れず『まず動いてから修正する』を標準にする」など、対比の構造で実践的な型を提示。精神論を完全に排し、誰でも無理なく身体が動き出す再現性の高い初動の習慣をマンガで明快に解説する。
所感・深掘り
「すぐやる人になるとは気合いを入れることではなく、脳のメモリを浪費させる『どうしよう』という逡巡を先回りして遮断する『初動と環境の自動化設計』である」という本質を突きつけられ、日頃のタスク着手と行動管理のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『気持ちが乗ったら動こう』と内面のモチベーションに頼る姿勢そのものが、脳に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。頭の中で「やらなければ」と反芻し続けるだけで、思考のメモリは焦りと自己嫌悪で激しくすり減り、肝心の実行エネルギーは完全に枯渇してしまう。「最初の10秒だけ手を動かす」「道具を視界にセットしておく」という客観的な型を敷き、判断の摩擦を物理的に削ぎ落とすこと。意志を介さずに無意識を行動へ滑り込ませることこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、個人の意志に責任を押し付けず、現場に初動を起こしやすい仕組みと安心感を手渡す姿勢は、組織を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダーが「早くやれ」と号令だけで現場を煽れば、メンバーは手探りの不安とプレッシャーに萎縮し、かえって先延ばしと手戻りを生んでしまう。指導者自らが私心を捨て、誰もが迷いなく即座に手をつけられる極小の段取りと、失敗してもカバーできる安心感の防波堤を先回りして差し出すこと。リーダーがブレない仕組みの土台となり続けるからこそ、現場の仲間は恐れを捨てて自発的に動き出し、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
やる気頼みの精神論や先延ばしの後悔を捨て、すぐやる習慣の型で行き詰まりのノイズを削ぎ落とし、整備された初動の動線を現場の自立へと還元し抜くこと。
日々の後回し癖に自己嫌悪を抱えているビジネスパーソンはもちろん、行動設計とチームマネジメントの解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな行動と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき実践的行動改善の教科書だ。 -
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ネタバレあらすじ
「やるべきことがあるのについ後回しにしてしまう」「締め切りが近づかないと腰が上がらない」という先延ばし癖を、ノートを活用した「思考の外化」によって根本から打破する実践書。著者は、人が動けない真の原因は意志の弱さや性格ではなく、「頭の中だけで考えて脳が情報過多(オーバーヒート)を起こしていること」にあると喝破する。ノートを綺麗にまとめる「自己満足の清書」を完全に否定し、思いついた瞬間に「感情やタスクを1行で書き殴る」「ToDoを10秒で着手できる極小アクションに細分化する」「モヤモヤした不安をそのまま言語化して脳の外へ逃がす」といった具体的な型を提示。書くことで脳のメモリをクリアにし、迷う間もなく身体が自然と動き出すための再現性の高い初動マネジメントを明快に解説する。
所感・深掘り
「すぐやるノート術とは綺麗な記録を残すことではなく、脳のメモリを浪費させる『何からやるべきか』という逡巡を先回りして外へ吐き出し、初動を摩擦ゼロにする『外化の設計思想』である」という本質を突きつけられ、日頃のタスク着手とノート活用のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『頭の中で計画を立てよう』とする姿勢そのものが、脳に莫大な認知的負荷を強いている」という構造の罠だ。未整理のタスクや漠然とした不安を頭の中に留めたまま作業に臨むと、思考のメモリは焦りと堂々巡りで圧迫され、肝心の行動を起こすエネルギーが奪われてしまう。ノートを開いて感情もやるべきことも客観的な事実として紙の上に書き出し、頭を空っぽにすること。「次に打つべき極小の1ミリ」へと行動を削ぎ落とし、迷う余地なく身体を起動させることこそが、精神的な消耗を防ぎ抜く極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、ノートを通じて自らの思考と優先順位を整理し、現場に分かりやすい道筋を示す姿勢は、組織を率いる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダー自身が頭の中を整理できず、曖昧な指示や思いつきで現場を振り回せば、メンバーは「何を優先すべきか」を探る不毛な推測コストを強いられ、組織全体の初動は重く淀んでしまう。指導者自らがノートの型によって私心や思考のノイズを削ぎ落とし、誰もが迷いなく即座に動ける明確な段取りと安心感の土台を先回りして差し出すこと。リーダーがブレない実行の土台となり続けるからこそ、現場の仲間は恐れを捨てて自発的に動き出し、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
頭の中の堂々巡りや先延ばしの後悔を捨て、すぐやるノートの型で行動の迷いを削ぎ落とし、整理された初動の道筋を現場の自立へと還元し抜くこと。
日々の後回し癖に自己嫌悪を抱いているビジネスパーソンはもちろん、タスク設計と自己調律の解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな行動と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に傍らに置いて立ち返るべき実践的ノート術の教科書だ。 -
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あらすじ
「朝起きるのがつらくて二度寝してしまう」「毎日バタバタと追われるように出社している」という悩みを根本から解消し、朝のゴールデンタイムを活用して圧倒的な成果と充実感を手に入れるための早起きメソッドを体系化した一冊。著者は、早起きが続かない最大の原因は気合いの不足ではなく、「朝気合で起きようとし、夜の過ごし方を疎かにしていること」にあると喝破する。本書では、「起きる時間ではなく寝る時間を固定する」「起床直後の行動をルーティン化して判断の余地をなくす」「朝一番に自分だけのワクワクするご褒美を用意する」「起きたらすぐに日光を浴びて体内時計を整える」といった再現性の高い型を提示。根性に頼らず、心身のメカニズムに沿って自然と身体が動き出すための実践的アプローチを明快に解説する。
所感・深掘り
「早起きとは意志の強さを競う苦行ではなく、脳のメモリを浪費させる迷いを先回りして遮断し、自らの主権を取り戻すための環境設計である」という本質を突きつけられ、日々の生活リズムと行動管理のあり方を根本から引き締め直される一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「朝起きてから『何をしようか』と考えること自体が、脳に莫大な認知的負荷を強いる」という構造の罠だ。起床後の段取りが決まっていないと、脳は布団の中で判断を迫られ、その迷いこそが二度寝や朝の消耗を引き起こしてしまう。前夜のうちにやるべきことを客観的な事実として整え、起きたら無心で身体を動かせる一本の型を敷いておくこと。選択の余地を物理的に削ぎ落とし、スタートの摩擦をゼロに近づけることこそが、一日を高い集中力で駆け抜ける極めて合理的なセルフマネジメントなのだと痛感した。
また、自らの朝を規律正しく整えて心身に確固たる余白を保つ姿勢は、現場を預かる指導者やリーダーにとって不可欠な利他の実践であると感じた。リーダー自身が朝から慌ただしく余裕を失い、時間に追われていれば、現場にはピリついた緊張感が伝播し、メンバーは顔色を窺う無用な推測コストを強いられてしまう。指導者自らが静けさの中で思考を研ぎ澄まし、揺るぎない落ち着きと安心感の土台となって現場を迎え入れること。リーダーのブレない心の余白があってこそ、現場の仲間は安心して自らの役割に集中でき、組織全体が淀みなく自走するのだと確信させられた。
根性論の早起きを捨て、仕組みとルーティンの型で朝の迷いを削ぎ落とし、生まれた余白を現場の自走へと還元し抜くこと。
毎朝の目覚めに重苦しさを感じている人はもちろん、日頃の生活習慣と心身のコンディショニングの解像度を極限まで研ぎ澄まし、関わるすべての人を迷いなく確かな充実と自立へと導く不動の軸を確立したいすべてのリーダーにとって、常に傍らに置いて立ち返るべき時間と習慣の教科書だ。