二村ヒトシのレビュー一覧

  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    ネタバレ

    なかなかすごいタイトルではあるが、男性目線でなぜダメな男に引っ掛かるのか、などを解説している新しい切り口の本。
    著者は「心の穴」と言う言葉で、自分ではコントロールできない感情や考えが湧き出る場所を表現しており、それは本来的に埋められないものだとしている。その穴を認めることが自己受容であり、それを無理に埋めようとすると相手に執着したりしてしまう、という内容。

    個人的には末尾に収録されている特別対談「信田さよ子×二村ヒトシ どうして女性学はあるのに「男性学」はないんですか?」がおもしろかった。
    特に特別対談内の信田さんの言う、「父の娘」という考え方がとても自分にしっくりきた。
    父からの性的な視線

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    2024年02月07日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    作家・燃え殻とAV監督・二村ヒトシのラジオ番組を書籍化した本作

    「生と死」「含羞」「さみしさ」「自由」「コスパの話」をテーマに面白可笑しく、ときには真面目に語っているw


    燃え殻さん好きなんですよー
    勝手な私のイメージですが、燃え殻さんって、力まず、自然体でふわふわって生きてる感じがします

    けど、エッセイなどを読むとこう思います
    この人、実はものすごく真面目でものすごく頑張る人なんだなと!
    私の勝手なイメージとギャップの差に燃え殻さんの魅力を感じます


    ただ、やっぱり少し不思議な人なのかな…
    本作の中でこんなやり取りがw

    燃え殻 「僕は集中力が途切れると、狭すぎるそのシャワー室に、文

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    2023年10月17日
  • すべてはモテるためである

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    自分が女なので書いておられることがちょっと理解不能?な部分もありました。
    こころの故郷をつくるというところが、誰でもこころの故郷持ってる方が良いよなー、
    と思いました。

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    2023年06月23日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    感想
    他者の他者性を受容する。自己の存在の確立を外部に依存しない。自己肯定感を高めるために己の清濁を共に呑み込む。心理的ブレーキを知る。

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    2023年06月01日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    ネタバレ

    好きになる人に感じる魅力は、自分が自己受容できていない部分。
    相手の魅力はいずれ憎しみを持つ部分に変わる。
    自分が惹かれる人は、自分のことを変えてくれそうな人。

    なるほど、となった。
    幸せになるためには自己受容することが必要だけど、なかなか時間がかかりそう。

    本編を読んだからこそ分かるのかもしれないけど、本編よりも最後の対談が面白かった。

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    2023年04月21日
  • 欲望会議 性とポリコレの哲学

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    ゲイの哲学者とアダルトビデオ監督とフェミニスト論者の彫刻家の鼎談

    2017〜2018年のトークイベントでの5回のディスカッションと2020年と2021年の鼎談。

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    2023年03月22日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    腐女子2人とAV監督の二村ヒトシがメインとなって、BL文化や男の乳首(雄っぱい)、リアルゲイについて語り合う本。

    「今、タチが減少している」というゲイの方との話が興味深かった。それまで男性がリードしていくセックスから、受け身になるセックスへと変わってきているとのこと。「気持ちよくさせたい」ではなくて「気持ちよくしてもらいたい」の受け身のセックス。これは女性が強くなってきたことや、男性の性の快楽の求め方が多様化してきたことが要因なのではないかと思った。

    色んな漫画や小説などを挙げて語られていたが、元ネタがわかればもっと楽しめるんだろうなとは思った。BL好きの人たちがワチャワチャとお喋りしてい

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    2023年01月17日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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     親友が突然貸してくれた。
    「最初は薄っぺらいな〜と思って読んでたけど後半すごいの!一気に深くなるの!!」
     とのこと。いや、けっこう前半からなかなかいいこと書いてるなあと思ったよ。笑
     恋愛のことだけじゃなく、心の穴の存在、心の穴ができてしまう過程、穴を埋めようとするんじゃなくその形を理解することでネガティブな感情を抱かなくて済む/折り合いをつけられるようになるのだとか。結局、根本的に満たされないものを他人に求めても無駄ってことよね。自分自身で折り合いをつけないと。
     結婚する前、まだ彼女もわたしも恋愛市場に首までズブズブに浸かっていた頃、一緒にこういう本を読んで、あーだこーだ考えて迷って悩

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    2022年12月02日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    この本を読んで、なぜ社会人になって生きづらさを感じているかはっきりした。

    男女平等を口々に主張するが、そもそも本当に男性と同じことを女性に求めるのは無理な話である。
    身体の作りが、社会の中での役割が違う。

    女であり、妻であり、母であるだけでなく、男性と同じくらい仕事をこなす。
    現代社会は女性に要求することが多すぎる。
    全部を完璧にこなすなんて正気の沙汰じゃない。

    これを男性の著者が認めてくれることが救いなのかもしれない。

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    2022年11月27日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

    ネタバレ 購入済み

    読みにくい

    何十回ナルシシズムや自己受容
    と言う言葉が出てくるが脳内で読みづらくて
    イライラするので内容が入ってこない
    それが何なのかもっとわかりやすい言葉に変えるのが本ではないのか

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    2022年11月25日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    ネタバレ

    TBSラジオのアトロクなどでよく聞く声の女性ふたり+AV監督の3人、ときどきゲスト、の対談集。
    この会話自体が抜群に面白い。
    センシティブな内容なので、男の性をイジって遊んでいると辟易する向きもあるかもしれない、功罪両面ある本だとは思うが。
    個人的には気を付けながらならば遊んでもいい事柄だとは思う。
    半分くらいは漫画アニメ小説などコンテンツの話だが、半分くらいは現実の男体について。
    個人的には前者の話をもっと。

    目次
    ・はじめに あらゆる次元を生きるすべての男女と、その狭間にいる者たちへ 岡田育
    ・第1章 これからの*(アナル)の話をしよう
    ・いまさら聞けない!「ボーイズラブ」ってなんだろう

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    2022年05月10日
  • すべてはモテるためである

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    対談は聞いたことがあって面白かったので読んでみた。
    しかし、ちょっと難しくてよくわからなかった。
    カン違いって何なのか、土俵に乗るって何なのか。なぜ自意識過剰がキモチワルイのか。なかなか肚落ちしなかった。

    モテたかった理由は、「僕は気持ち悪くない存在だと誰かに保証してもらいたいから」ということはわかる。やはり自己承認欲求なのだと思う。

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    2022年03月15日
  • すべてはモテるためである

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    ネタバレ

    読んでいて恥ずかしくなる本だったw
    あなたがモテないのは、気持ち悪いからでしょう。気持ち悪さとは、バカか臆病であること。確かに臆病は治さなきゃなーと思った。モテだけではなく、コミュニケーションについてや自分の欲についてどう向き合うかなども書いてあった。

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    2021年06月01日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    自己肯定感って最近よく聞く言葉だけど、どう高めたらいいのかいまいちピンとこない。
    腹落ちまでは行かないけど、なんとなくはわかったかな。
    人の目を気にせず自分の気持ちに素直に従って楽しく生きよう。

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    2021年05月29日
  • オトコのカラダはキモチいい

    匿名

    購入済み

    うーん

    小説のネタになるかなぁと思って読んでたのですが、BL漫画書いてる人向け?いや単に、いい大人が談義しているだけですね。
    興味深いネタもありましたが、欲しいネタはそこではない。
    タイトルに騙されたかなぁ。そんなことは知ってるねん的な話でした。

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    2020年12月07日
  • オトコのカラダはキモチいい

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    AV監督の二村ヒトシ、社会学者の金田淳子、エッセイストの岡田育の三人が、BLを中心に性について縦横無尽に語りあっている本です。

    BLにおける「やおい穴」「雄っぱい」「タチ」といったテーマについて三人の鼎談がくり広げられますが、青年コミック研究家やSMの実践者、ゲイなどのゲストも加わって、それぞれの立場から興味深い意見が展開されており、性にまつわる多様な考えかたを知ることのできる内容になっています。

    わたくし自身は男性であり、BLには拒否感こそないものの関心もなく、著者に二村が加わっているという理由で手に取ったところ、予想以上のおもしろさでした。ちょっと残念だったのは、岡田とともに金田も腐女

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    2020年09月22日
  • すべてはモテるためである

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    モテない理由?
    気持ち悪いから…

    冒頭で始まるこの文句から
    引き込まれるように展開。

    どのようになりたいか?
    どのようにモテたいか?

    まずは自分を知る

    そんな、ところでしょうか。


    一番納得したのは、
    相手の土俵に立つ。

    そこに乗れないと、相手にされない。

    比較的読みやすかったが、
    イマイチ腑に落ちなかったのは、
    俺はそんなにキモくないからだ笑
    ってことにしておこう。
    (著者は、これを気持ち悪いといっている)

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    2019年12月02日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    うーん。恋愛本は何冊か読んできたし、アダルトチルドレン本もいくつか読んだことがあるので、くどいなあと思う部分もあった。ただ基本的にはとても丁寧で、この本に書いてあることができるようになれば、できないよりずーっと生きやすくなると思う。それでも今の社会では女はつらい(男もそれなりにつらい)。まあそれは著者のせいではないけども。なにしろ最後は運なのかなーと結局。女も男も、「しあわせ」になるのは簡単ではなくて、できることをやったからといって保証されるものでもない、しかしそれをあまり嘆かないこと。楽じゃない。

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    2019年03月21日
  • どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント

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    さすがは社会学者の著書でした。表紙の愛らしいイラストからは想像できないくらいにちょっとヘビー。笑
    難しい言葉が沢山並んでいて、とてもすべてを理解するには及びませんでしたが、非常におもしろく読ませていただきました。

    小生、普段はこういった本を手に取ることが少ないため、性産業に従事されている方々が、こんなにも真剣に人間の性に向き合い思索していることに率直に感動を覚えました。


    自分の無知と無教養を晒す覚悟で申しますと、「セックスは、欲を抑えきれない動物がそれぞれの性欲を処理すべくとる刹那的な手段」だと思っていました。とんでもなかった。もっと奥が深かった。(謝罪)


    最後の方の章で書かれていた

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    2018年09月19日
  • すべてはモテるためである

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    会社の後輩が辞める前に進めてくれた本。
    初老に近い僕には、モテるもモテないもないのだが、最近はいろいろと行き詰まった感もあり、生き方についての指南となった。
    ただ、もう一回は読まないと実践できそうにない。。。ってそんなところが、まずもって「キモチワルイ」のだろう。

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    2018年06月18日