二村ヒトシのレビュー一覧

  • すべてはモテるためである

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    安易なハウツーもののようなタイトルですが、巻末に収められている著者との対談で國分功一郎が述べているように、本書はまさしくその本質において倫理の書です。

    著者が説いていることをごく簡単にまとめてしまうならば、自分自身の「モテたい」という気持ちをしっかりと見つめ、自分の「キモチワルさ」を謙虚に考えなおし、そのことを通して「自分の居場所」がどこにあるのかを知ることが、「モテる」ためには重要だということになるかと思います。しかも、そうしてモテるようになったところで、著者自身がそうであったように心が苦しくなるというのですから、モテるための手っとり早いハウツー本を求めている読者にとっては、まったくなんの役にも立たない本なのかもしれません。けっきょく、それでも自分は「モテたい」のか、そしてもし「モテたい」のであれば、それはなぜなのか、と著者はどこまでも読者に考えることを要求しつづけます。

    恋愛において独りよがりに陥ることの愚かさを指摘するようなことばは多く見られますし、ときには哲学的な他者論とリンクさせながらそうした問題に取り組んでいる論者もすくなくないのですが、本書はそこからさらに一頭地抜きん出ているように思います。

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    2017年08月13日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    AV監督である著者が、恋に悩む女性たちに向けて書いたエッセイです。

    「心の穴」や「自己受容」といったキーワードは著者独自のものですが、精神分析が論じてきたことと重なり合うところも多く、いわゆる「恋愛指南本」とは一線を画する内容になっています。

    巻末の信田さよ子との対談では、著者自身が女性に「菩薩」を求めてしまうことが暴露されて厳しいツッコミをもらっていますが、これだけ鋭い恋愛論を展開している著者が、そうした彼自身の女性観の「身勝手さ」に無自覚であるとは思えません。むしろそのことを自覚しているからといって、容易にそれを克服できないところに、一番のむずかしさがあるような気がします。

    著者のいう「インチキ自己受容」は、自分のことを振り返ると思いあたるところが多いのですが、それを克服することができるようには思えず、それを自覚することであまり世間の迷惑にならないように折りあいをつけていくほかないのかな、と思っています。著者も、本書で告白しているプライヴェートでの「ヤリチン」的な振る舞いについて、おなじようなスタンスをとっているのではないかと思うのですが、どうなのでしょうか。

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    2024年10月22日
  • モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談

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    「なぜ愛」を読んで面白かったので本書を手に取りました。今回は対談という形で、話がさらに入って来やすかった。
    恋愛、結婚するなら別にすごいスペックを持つわけでなく普通の独身男性でいいんだ!と思いますが、そんな「普通の独身男性」がいかにいないかもよく分かった(笑)
    昨年ヒットした逃げ恥の平匡さんもスペックは悪くないのに自己肯定感が低く、こじらせてましたし。
    いろんな人に読んで欲しい、そしてレビューを読んでみたい一冊。

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    2017年05月14日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    R25の書評を見て心惹かれて買った本。
    タイトルが「おっと」という感じだけど、内容は至ってまじめな「どうやったら自分を、他人を愛せるのか?」というものです。

    ちょっとつきあいの長い人は「私ってナルシストだからぁ〜」という言葉を私から聞いたことが1度はあるかと思いますが(うざくてすいません)、まさにこの本が取り上げているのも「自己肯定」と「ナルシシズム」の違い。

    自分のことは可愛いけれど、自分を愛せているわけではない。
    自分を愛してあげなさいと言うことは簡単だけど、難しい。

    私が人生でずーーーっと思っていること、だから生きにくいんだよなぁと思っていたことをそのまま、私が思っているよりもずっと上手に書いている本だなというのが感想。

    最後の最後は自己肯定しなさいねというメッセージになっていて(というか、そう言うしかないですよね)、他の書いてある内容全てには同意できるだけに、それがちょっと単純な気がして残念でした。が、愛のある示唆に富んだ内容が多く、面白い本だったと思います。
    タイトルが恥ずかしいけどすごくおすすめ。

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    2017年05月11日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    女性のメンヘラの部分(本書では「心の穴」と)に焦点を当て、現代女性がいかにして安定した本来の意味で幸せな恋愛をしていくかについて書かれた本。
    作者は心理学のことも勉強されてるのかなと思いました。個人的には結構ためになりました。

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    2016年05月29日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    AV監督の本。自分の心の穴を埋めるには、自己肯定することが必要。そうなんやろうな。結局は自分で意識して自分でおりあいをつけていくことが必要。誰かにしてもらおうとするとうまくいかない。

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    2016年03月20日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    タイトルからして手が伸びなかったのだけれどセックスについてはあまり触れられず、恋をすることの心理や哲学がわかり易く書かれている。
    よくある恋愛指南本よりもよっぼど実用的な本。
    恋愛依存症の女の子は読むべき。

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    2013年07月25日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られる

    著者はAV監督だけど、この本は女性向けの本

    タイトルに「セックス」という文言が入っているけど
    あんまりセックスについては書かれていなくて
    恋愛についてのメンタリティやケースが記述されている

    著者がAV監督ということやこのタイトルで本屋で手に
    取りにくい女性は多いかもしれないけど、女性の率直な
    感想を知りたい本

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    2013年07月17日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    ヤリチンとオタクの男性も読んでみるといいのではないでしょうか。書店では女性向けのコーナーにあることが多いので、買いにくいとは思いますが。

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    2013年06月15日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    「恋とセックスで不幸になる秘密」のほうがしっくりくる内容だった。「自己肯定感」とか「ありのままを受け入れる」とかいうことを「心の穴の形を知って折り合いをつける」って表現してるのはおもしろいなーと思った。でも私はどっちみち理解できない。開き直りのインチキ自己肯定なら持ってるのわかるんだけど。とりあえず、自己肯定できない自分を受け入れないといけないんだろうな。

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    2013年05月19日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    「すべモテ」に比べるとだいぶ優しく書かれている印象。女性向けだから?
    作者は男性だから、モテようとしてあれだけの深い考察を得たというのは分からなくもないけど、女性の潜在意識にまで理解が及ぶというのは簡単なことではないはず。
    ただ、含蓄のある内容に比べてタイトルがかなり残念。
    これを読んで気付きを得られる女性は大勢いるでしょうに、この題名と表紙では、私もリコメンドがなければ買わなかったことでしょう。

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    2013年05月12日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    自己肯定感と恋愛のお話。ハウツー本の類ではありません。
    ナルシシズムと自己肯定というキーワードから書かれているようです。

    恋愛は,その人が長年かけてつくってきた他者との関係の取り方や,遡ると両親との関係を密かに反映させてるんだろうなと思います。(色々,社会やメディアの男性観・女性観とかで自分の求めてるものが見え辛くなったりするんだけども)。恋愛になるといつも似たような人を好きになったり,同じような失敗をして,似たような別れ方をしてしまったり。自分が知らずしらず作り上げてしまった台本を繰り返してしまっているようで。

    まだ,表面的なところだと思いますが読んでると,この考察は深いなあなんて思うところが所々ありました。
    恋愛を通して自己分析してみたい人なんかにオススメしたいなと思います。

    Twitterにこの本のタイトル名でアカウントがあり,本の内容を抜粋して呟いているので興味があればそちらをまずフォローしてみるのもよいかもしれません。(自分もリツイートされてきたものから興味をもったくちです。)

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    2013年03月24日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    ・さあみんな、どうやって今から自己肯定していこうか?って読後感。自分の子が自己肯定できるように育ててきたいなと強く思う。親に空けられた心の穴って何があるんだろう。

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    2013年01月16日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    タイトル変えたほうが、いいと思う。
    よくある自己啓発本とか、恋愛本よりも絶対ためになる。
    分かりやすい文章で、大事なことが書いてあるんじゃないかな。

    少なくとも、今の私にはとても重要なことが書いてありました。
    自己肯定。ナルシズム。
    甘やかすことと、肯定することは違う。

    わかってはいたけど、二村さんの言葉で説明されると、より身になった。
    しっくりきた。
    この感覚大事にしたい。
    忘れないように、ときどき読み返したい一冊!

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    2012年12月28日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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     ただ単に「これこれこうであれ」と言うだけの本じゃない。
     相手がいて、その相手を想うこととはこういうことで、あなたや相手のその考えかたや捉えかたによって、気持ちに変化が生まれていく。
     理解できるであろう人と、できないであろう人とが分かれる作品であると思っています。
     『自分を大事にしていて、自分のために生きている人』と、『自分を大事にしていなくて、他人のために生きている人』と、『自分を大事にしていなくて、自分のために生きている人』がいるから。

     ゆっくりゆっくり読んでいって、身に沁みこませていって、「嗚呼、こういうことを言いたかったのかあ」ってなっていく本です。
     傷ついた人には、あなたが傷ついた理由はこうですよ、と教えてくれる。でもどうやってクリアするかは教えてくれない。

     ただ言いたいのは、『自己肯定しなければならない』と強迫観念のごとく差し迫っているけれどかねがねあっている、ということ。
     自分を否定する人は自分を安売りしたがる。

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    2012年12月11日
  • 恋とセックスで幸せになる秘密

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    友人から貰って読んでみた。題名の印象で、ついに恋愛指南書を読むことになろうとは・・・とか思ったら、中身はマジメやった。著者はAV監督さんらしい。自己肯定のお話。人生を楽しむヒントを貰った感じで、面白かった。ナルシシズムと自己肯定は違いのところが目から鱗やった。主に女性に向けた言葉ですが、男性の方も是非。

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    2011年03月28日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    いろんなタイプの「ダメ男」ばかり好きになってしまい、そのたびに浮気されたり貢いでしまったりした挙句にろくな別れ方をしたことがなく、今となってはすっかり恋愛は縁遠いものになってしまいましたが、その当時読めていたら良い方向に何か変えられていたかもしれない。

    自己受容できていない=自己肯定感が低い女性のための、良い恋愛をするための指南書。

    私は親との関係が悪く絶縁状態にあるため、親子関係を絡めた話は特に興味深かったです。
    「親に空けられた心の穴(褒めてもらえなかったり、厳しくされすぎたりして傷ついた心)を、相手を傷つけることによって親に復讐しているような気持ちになっている」
    「一度思い切って親のせいにしてしまう」
    これは単に親を憎めというわけではなく、心の穴の形を知るために必要なことのようです。
    それを知って初めて自己受容、いわゆる自己肯定感が育てられるんだなと。

    自己肯定感って恋愛に限らずいろんな場面で大切と言われているけれど、今まで読んだ本や教えられたことであまり腑に落ちるような言葉がなかったので、今回初めて理解できたような気がします。

    個人的には著者の二村さん男性なのに女性にこんなに寄り添ってくれるんだ!女心よくわかってる!と感心したのですが、巻末の単行本の読者からの恋愛相談やカウンセラーさんとの対談を読んだらけっこう女の敵みたいな考えなのが露呈していて、こんなに厳しく怒られているのをそのまま収録しちゃうゆだ、って笑っちゃいました。

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    2026年09月26日
  • 深夜、生命線をそっと足す

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    ・燃え殻さんの著作は読んだ事はなく、この本ではじめてその人柄に触れた。正直言うと、苦手だな、と思った。
    ・理由ははっきりしていて、近親憎悪である。多分に燃え殻さん的要素が自分にあり、それを自分は嫌っている。
    ・ので、読んでいて居心地が悪かった。
    ・特に後半に出てくる「クソジジイ」のエピソード。めちゃ居心地が悪かった。自分だったら相手に向かっていきそうだけど、それも裏表の行動の気がする。根っこは一緒、というか。
    ・自分でも持て余している部分を目の前に突きつけられている様できつかった。その意味では読んで良かった、のか?

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    2026年08月05日
  • モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談

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    ・最近、身に起きた出来事から、何か考える参考になる本はないかと思い自宅の蔵書を漁っていた所、これを見つけ、再読。
    ・最初に読んだ時より身につまされる内容。
    ・自分ごととしては読んでいなかったのだな。

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    2026年07月04日
  • なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

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    結局恋に指南書などないのだが、居酒屋で聴く話のようで面白かった。ただあることを許せるようになりたいが、なかなかそうもゆかないし、狂気の中にいる方がまだまだ面白いお年頃であります。

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    2026年01月07日