二村ヒトシのレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
生きていくって恥ずかしい。「自分がある」って面倒くさい。それでも今日は生きている。まだ諦めていない−。作家とAV監督による真夜中の禁断トーク。AuDee『夜のまたたび』音声コンテンツを元に加筆し書籍化。
生きていくって恥ずかしい
「自分がある」って面倒くさい
それでも今日は生きている
まだ諦めていない
くじけそうではある
作家 vs. AV監督による真夜中の禁断トーク
【感想】
深夜ラジオの【夜のまたたび】を元にした書籍化との事でしたが、ラジオ自体は聞いたことがなく、燃え殻さんの書籍ファンということで、購読。
お二人の独特な空気感や感性が読みながらもラジオを聴いているような感覚で読み進めることができた。
燃え殻さんのエッセイにも出てくる働いていない同級生の話を聞いて(読んで)、【お前そんなに何が欲しいんだ?】【俺は別に何もいらない】という言葉が印象的で、なぜ働くのかや働く事の考え方がすごく楽になった。
燃え殻さんのエッセイと同じくですが、上手くいかない事が続く苦しい世の中でとても救いになる言葉に溢れていました。 -
Posted by ブクログ
日本人の性、愛、セックスについて対談形式で書かれている。かなり読みやすい。
普段、性について考えずにボヤッと生きていては内容が難しいと思う。自分も性について深く考えたことがなかったので読み直して、理解を深めないといけない。
対話内容と自分の経験を照らし合わせて、過去の恋愛がなぜうまくいかなかったのか考えることができた。
逆に今の恋愛が上手く行っているのか少しわかった。
日本における男尊女卑の植え付け、それから無意識で生まれる男女の行動や心理が少しわかったと思う。もちろんいろいろな考え方があるが、自分は人間をベースにして男女関係を進めたいなと思った。
20240629追記
快楽で自分を異界に連れていくに書いてあったフランス料理の例えが秀逸だと思った。
フランス料理屋を100軒行って知っているというやつ数量を競うやつはセックスの回数自慢に似ている。
海外で食べた安いパンとチーズが凄い強度で美味しかったという気持ちも大事である。自分の琴線に触れて感動できる自分で有りたいとあった。
セックスもありふれた平凡な行為であるが、同じ人としても毎回感動を得れる心の在処が大事。
すごく心に残った
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Posted by ブクログ
ネタバレなぜ現代の社会というのは、こんなに「やらなければいけないこと」が増えちゃったのでしょう?
そもそも、社会というのは、かつて男たちが作ったものです。
そのころの社会は、男たちのためだけにあり、女には「女だけの社会」があったのです。
しかし時代の移り変わりとともに、男の社会に女性も加わるようになり、今では「女が、外で仕事をすること」はあたりまえになりました。
別々だった「男だけの社会/女だけの社会」が「男と女の社会/女だけの社会」になった。女性は両方の社会に属さなければならなくなったため「やらなければならないこと」が増えてしまったのです。
女性たちは自己愛しにくい状況だからこそ、愛されることを求めて恋をしてしまうのかもしれません。でも、そこでもやはり苦しい思いをすることになってしまう。
八方ふさがりーーこれが今を生きる女性たちの現実です。
「自己愛できなさ」は、あなただけの苦しみではないのです。
恋するということは「欲しがること」ですから、苦しいけれど刺激的で、楽しくもあるでしょう。
愛するということは「欲しがること」ではなくて、自分や相手の心の穴を「見ること」です。もしかしたら、それほど楽しいことではないかもしれません。
「見る」とは、正しいか正しくないか、よいか悪いかの判断をせずに、おたがいの心の穴を認めて、受容することです。目の前にあるものを大事にするということです。
それは、何かを「あきらめること」でもあります。
あきらめる、っていうと悪いイメージがありますよね。「あきらめたら負けだ!」とか「あきらめたら、そこで終わり」とか。
でも、じつは「あきらめる」という言葉がネガティブな意味で使われるようになったのは最近のことなんだそうです。
「あきらめる」は、もともと「あきらかにする」と同じ言葉で「本当のことを知る」という意味がありました。
「欲しいけど手に入らないもの」をしぶしぶあきらめるんじゃなくて、
「自分を苦しめるものは、本当は自分には必要じゃないものなんだ」ということを知って、あきらめる。
そして「別れて人のことを、あきらめる」だけじゃなく、
「この人を愛する」「ずっと、この人を愛しつづける」ためには、やはり、あなたの中の自分に向かっている何かも、あきらめなくてはならないのです。
恋の相手なら「理想の相手」かもしれませんが、愛の相手は「あなたと同じで欠陥もある、生身の人間」なのですから。
その時は、暗い部屋の中で沈んだ気持ちであきらめるんじゃなくて、明るい光のほうを向いて、あきらめる。
いま求めているものは手に入らないかもしれないけれど、もっと自分にしっくりとくる、別の明るいものがあるということを信じて、あきらめるんです。
恋を失いそうな時、相手に執着したくなる自分の気持ちに気がついたら、こう思ってみてください。
「自分にできないことは、やらなくていい」
愛すること愛されることが、できそうなのに、やっぱり何かをあきらめきれない、逃げ出したくなってる自分に気がついたら、こう思ってみてください。
「もうそろそろ『もっと! これ以上』って思わなくていい」
手に入らないものを手に入れようとする「努力」が「あなたを苦しめる」なら、それは欲しがらなくていいものなのです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分に自信のないあなた、臆病すぎる(ネガティブな自意識過剰の)あなたは、他人から、特に女性からカッコわるいと思われてしまうんじゃないか、自分が他人からどう見られているか、いつも、すごく気にしてることでしょう。
そんなあなたは、自分では自分のことを、どう見てますか?
「モテない」「臆病だ」というのは、わかったから、それ以外に。
あなたは、たとえば「自分が何者なのか」ということを、会社名とか学校名とか職業とか収入とか血液型とか星座とかではないことで、自己紹介することは、できますか?
この本の第1章で考えたことを思い出してください。たとえば、あなたはどうしてモテたいと思う人、なのか?
いま憧れている女性がいるなら、その人のことは、ちょっとのあいだ(無理して)忘れてください。で、仮に彼女とまだ出会ってなかったとして、あなたは、どんな性格のどんな外見の女性と、どんな交際やどんなセックスやどんな結婚生活を楽しみたいと思いますか?
たとえば、あなたがカラオケにいくと必ず歌う歌は、なんでしょう?
あなたは、その歌のどんなところが好きなんですか?
たとえば、あなたが今までに観たか読んだかした、映画かドラマか漫画かアニメか小説か(なるべくなら最近話題になったばかりのものじゃないほうがいい)子どものころ読んだり読んでもらったりした昔話とか絵本とかもふくめた「あなたが生まれてこのかた接した、あらゆる【おはなし】の中で、いちばん面白いと思った」「すごく印象に残ってる」のは、なんでしょう?
その「おはなし」のアラスジを、簡単にでも語ることはできますか?
その「おはなし」は、なぜ、あなたの心に残っているんでしょう? その「おはなし」のどのへんが、登場人物のどんな部分が、あなたにとって、どうおもしろかったのか、説明できますか?
たとえば、あなたは何を想像しながらオナニーすると、いちばん興奮しますか?
それは、なぜですか?
「そんなことが、モテるってことになんの関係があるんだ?」と思うかもしれませんが、すごく関係があることなので、本気で考えてみてください……。
どんな答えでもいいんです。「これこれこういうものを好きな男がモテる」という話じゃなくて、「自分が『なにが好きなのか』をよく知ってて、その理由も認識してる男のほうがモテやすい」ってことを言いたいんです。
仕事の職種だとか収入額とかじゃなくて、「あなたは『どんなことが好き』なのか」ってことこそが「あなたとは何者か」ということなんです。
あたしには各分野にインフォーマント(情報提供者)がいて、あたしのために情報をスクリーニング(よりわけ)してくれる、少女マンガならこの人、映画ならこの人、PC関連機器ならあの人、ってね。情報グルメになるためには、浴びるほど大量の情報を消費して、そのなかからカスとカスじゃないものとをよりわけなければならないのですがーーだからこそ、グルメ(美食家)はグルマン(大食家)でなければならないのだーーあたしには少女漫画を月に300冊読んでるヒマも、月に映画を40本見てるヒマもない。そこで情報通のお友だちの登場です。「これ読むといいよ」「あれ見とくといいよ」と言ってくれる信頼できる情報源があると、「ンなら見ようか」ってな気分になる、で、あたしんとこには精選された情報だけが入ってくるってわけです。
でも、ほんとにその道の「通(コノスゥア)」になりたかったら、これは邪道。舌を肥やすためには、いいもんだけを食べていればよい、っていうけど、なにがおいしいもんかを知るためには、そうじゃないもんも食べてみて「ちがいがわかる」ことが大事。セックスだってどぶに捨てるようなセックスをやってみたら、あーあ、もったいないことをしちゃった、って思うから。やっぱ、数こなすことと、オン・ザ・ジョブ(現場での訓練)って、大事ね。 -
Posted by ブクログ
損得勘定の意識が強くなっていた自分に改めて社会生活をする上でもっと重要な事を気づかせてくれた本。
性愛時にフェチ系という自分の趣向のみを追求する人とダイブ系という相手と一緒にトランス状態(変性意識)になる人がいるが、前者は相手は代替可能なので長続きはせず、後者は相手は代替不可能でいつ迄も幸せな性愛生活を送る事ができる。
日本の若者の性的退化が言われて久しいが、その原因としては体育会的なホモソーシャリティ文化が失われた事が原因と著者は分析する。周りから強制・サポートする人が居なくなったから、若者の性に対する意識は退化してしまったのだ。
社会が良くなれば性愛的に幸せになれるかと言うと全くそのような事はなく、なぜなら人間の感情は不条理であるからだ。性愛は自覚的に損得から隔離する必要があり、社会の法外の営みとする事で日常社会での幸せな生活を維持する事ができると著者は考え、バンパイヤ的な生き方を進めている。