古屋兎丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古屋兎丸の4コマ漫画。
デヴュー作だとかなんとか。
これはもうメタ漫画です。
漫画そのものを題材にした漫画であり
美術を題材にした漫画であり
漫画を題材にした美術と言っても過言じゃないだろうと、ひとり興奮する次第であります。
漫画の持つ独特の時空間(コマ割りやその読み順)
や美術史を痛烈に皮肉る。
最高に気持ちがいい。
しかも、この漫画と美術ってのがスパっと同じ
コンテクストに取り入れられ単行本という形式を借り
ひとつにまとまっているのが素敵。
そして使い分けられるいくつものタッチ。
もう違う作者なんじゃないかってくらいの
異なったタッチ。
そのタッチの使い分けはその作品の持つコンセプト -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ライチ☆光クラブ』の過去話スピンオフ。
小学生のみんながかわいらしい。キャラクターに愛着が湧いた。
タミヤのイケメン度が上がってる(笑)
『ライチ〜』はスタートからヤバい集団だけど、どういう経緯でああなったかっていうのが説明してもらえてすっきりする。今んとこ自然な流れ。…自然な流れでああなっちゃうっていうのも悲しいけど。
タミヤ達が『ライチ〜』の一話じゃもうすっかり洗脳されてたから、この後下巻でどういうことがあってあそこまでに至ったのか続きが気になる。そしてジャイボはなんでジャイボなんだ。
最後の4コマが本編の重みから少し離れさせてくれて、でも本編を崩さないし、笑えてとっても好いです。
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Posted by ブクログ
1985年に伝説の劇団『東京グランギニョル』によって上演された舞台『ライチ光クラブ』は、当時高校生だった古屋兎丸さんの心に大きな衝撃を与えました。
それから20年後の2005年、マンガ家となった古屋さんは同舞台のコミカライズ作品『ライチ☆光クラブ』を発表します。
熱狂的なファンを得てロングセラーとなった同作品の登場人物たちの小学生時代を描くのが、この『ぼくらの☆ひかりクラブ 上[小学生篇]』です。
『ライチ☆光クラブ』でゼラに反旗を翻して死んでいったタミヤが主人公となり、彼らの無邪気な(ジャイボは最初から邪悪)小学生時代が語られます。
ゼラがどのようにロボットという妄想に取り憑かれたのか、タ