印南敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本を読みたいが読めていないという人が求めてしまう「読書術」という魔法のようなテクニックを、そんなものはないと否定しながらも、読めない原因を取り上げながらその対処法まで提案している。第1章で「本を読むとはどういうことか」を提示した上で、第2章第3章と話を展開させていき、第4章で改めて「本を読むということ」について触れている。結論としては、好きに読め、ということに集約されており、読みたいという願望や好奇心を大事にしろ、という至ってシンプルなアドバイスで一貫している。この点は大いに賛同できるものの、あまりに賛同できてしまうため「そりゃそうだろう」と読後思ってしまった。新しい発想を得たというよりは、改
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Posted by ブクログ
〈遅読vs速読あるいは乱読〉みたいな読書好きには気になるテーマ。それ以外にも〈読むべき順序〉についての有無。これらに対して、著者の〝主観“が述べられる。科学的な決着ではなく、あくまで「あなたの感想ですよね」の域を出ないが、参考意見として、ふむふむ読む。
読書家には何かしら「自分の読書スタイル」について一家言あるもので、それに触れている感じだ。正しいスタイルなんてなくて、好きに読めば良いという論調は心地よい。私もそのスタイルだ。
恐らく読書には読むべき順序はある。だが、その「べき論」に抗って、いや抗いもせずにランダムに出会って、〝力の差“を感じるような「背伸び読書」も私は好きだし得るものもあ -
Posted by ブクログ
著者の紹介文に「年間700冊以上の読書量を誇る」とあり、一体、どんな人と驚き手に取った。更に驚く。著者は書評家で締め切りが毎日あるというから更に凄い!
この本は、著者の読書体験も踏まえながら、「読書論」等多くの本に関する著作を引用し、本を読むことはどういうことか、読書の習慣をつけるにはどういたらよいかなど優しく語る。
結局、自分にあった読み方をし、無理をせず心地よいことが「最良の読み方」であると説く。そのためのヒントが満載。
目次を見て、興味を持ったところから読むのもよし、本文に紹介されている多くの読書に関する本を読むもよし。とにかく、好きな本を好きな場所で思う存分読む。なんと幸せなこと -
Posted by ブクログ
ビジネスマン向けニュースメディア「ライフハッカージャパン」で、書評を執筆している著者によるビジネス書を中心としたガイド本。
このような書籍を紹介する本は他にもあるわけですが、書評を始めた10年間で紹介した中から選ばれています。そのため、比較的新しい書籍が多くなっています。細かくジャンル分けされ、3冊毎紹介されていますので、具体的なテーマや課題が明確なかたには、よいガイドになると思います。
<目次>
第1章 仕事力がどんどん高まる1テーマ3冊
第2章 コミュニケーション力がどんどん高まる1テーマ3冊
第3章 数字力がどんどん高まる1テーマ3冊
第4章 プロフェッショナル力がどんどん高まる1テー -
Posted by ブクログ
本の読み方がすごい参考になった。(さすが書評家さんだ。。)
読み終わった後にインパクトの強い部分しか覚えてない。だから、初めから核となる部分を読めばいい。
いつも最初から最後まで読んで、メモして…で、結構読書のハードルが上がっていた。。
でもメモしても、インパクト強い部分しか覚えてないんだよな。。
全部メモしてふんわりするよりも、その本のインパクト残った部分を吸収できるのが大事な気がする。
最初から最後まで読まなくていいっていうのは、いろんな読書術の本で言われていたけど、やっと納得できた気がする。
文章の書き方については、ターゲットを決めることの大事さを感じた。
印南さんが本の引用を多く