あらすじ
〈本も人生も、99%の余計なものをそぎ落とした1%の中に、本当に大切なものがある〉
私たちの日常にはコンテンツや情報が溢れ、毎日仕事に追われる社会人は、気づかぬうちに「だれかのペース」に振り回され「本当に自分に必要なもの」を見失ってしまっているかもしれません。
本書では、年間700冊以上もの読書量、書籍などの執筆をしながら365日毎日書評も書き続ける書評家が、限られた時間の中、何を取捨選択し、何を大切にしているのかを紹介。
仕事、コミュニケーション、情報、生活習慣からモノへの考え方まで、それぞれとの「うまいつきあい方」をレクチャーしていきます。
「毎日やるべきことに追われ時間がない」「心が休まらない」「寝る時間がなかなかとれない」といった悩みを抱える現代人に役立つ、膨大な仕事量をこなし続ける書評家が実践する取捨選択の方法を紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
装丁を見て、もっとスカスカな本を想像していたのですが(著者の印南さん、すみません)、意外に内容のある本でした。
著者が、人生を通じて考察した上で「必要ない」と判断したもの、そしてときに「必要なもの」がいろいろと紹介されています。
基本的には、心地よくシンプルに生きる上で必要ないものは「必要ない」、逆に、心地よくシンプルに生きる上で必要なものは「必要」というスタンスだと思います。
「ミニマリスト万歳」でもなく、「たくさんのモノに囲まれた生活万歳」でもなく、その間にある、自分に合った、バランスの取れた、心地よくシンプルな状態を、自分自身で見極めながら作っていくことが大切、ということかと。
自分もそこを目指しているのですが、まだまだ道半ばです。
Posted by ブクログ
何か捨てるスキルのようなものが学べるかと書店で手に取った。買って読み込むと、スキルというよりは、著者が人生で学んだ大事なことが書かれていた。あれこれ必要ない、捨てろと書いているだけでなく、これは必要だということにも触れていて、人間くさくて面白く読んだ。どちらかと言うと若い人向けかもしれない。終盤の感謝する気持ちが必要との章や、すれ違う人の笑顔を思い浮かべようという章は、しみじみ読んだ。著者のことを知らなかったが、興味を持った。
Posted by ブクログ
日常の生活で必要/不必要なものが何かを著者の基準で話してる本。気の持ちようがメイン。手っ取り早く役立つ情報が欲しい人は回れ右した方が良いかも。『昨日と同じ今日を過ごす』これ大事。自分はまだ出来ていないや。一つできるようになると、次はこれしようと新しいものに手を出す。その後行き詰まると自分はダメな奴だと勝手に落ち込む。強欲から来るものかもしれない。昔よりマシにはなったけど、これからも気をつけなくちゃ。