デービッド・アトキンソンのレビュー一覧

  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    金沢の金箔が中国製だったり,京漆器の漆が中国製だとの話に唖然とした.著者が指摘しているように,伝統だからとの世界に甘んじて,営業努力が足りないことは事実だろうが,当人たちがそれに気が付いていないことが大問題だ.文化財のあり方についても,確かに説明が十分でないことは事実だ.改善点が沢山あるということは,それだけまだ救いがあると考えたい.

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    2016年09月19日
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    この人最近テレビで見て経歴に驚く。
    外国人&元アナリストの視点で提言するのは、なるほどという部分が多々ありました。京都に文化庁が移転されるらしいので文化庁長官とはいいませんが、京都市の参与とかになれば早いこと観光客も増える政策を出してくれるだろうし、文化財行政改革もやってくれる気がします。

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    2016年05月28日
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    <目次>
    はじめに
    第1章  経済から見た「文化財」が変わらなくてはいけない必要性
    第2章  文化財で「若者の日本文化離れ」を食い止める方法
    第3章  文化財行政を大転換するため、まず「意識」を変える
    第4章  文化財指定の「幅」が狭い
    第5章  文化財の入場料は高いか安いか
    第6章  文化財の予算75億円は高いか安いか
    第7章  職人文化の崩壊
    第8章  なぜ日本の「伝統文化」は衰退していくのか
    第9章  補助金で支えるのは「職人」か「社長」か
    おわりに

    <内容>
    『新・観光立国論』を書かれたイギリス生まれの現在伝統文化財補修会社「小西美術工藝社」社長による本。前回の著書とつながっていて、日本を観光立国させるためには、外国人のリピーターが大事だが、現在の日本にはそのためのソースがない。ソースとなりうるのは、「文化財」であるが、その文化財のあり方はお寒い限りである。それを是正するための提案がされている本である。本人が「外国人」であることを強調しつつ、外からの眼で、痛いところを次々と指摘している。保存行政、文化財の所有者の視点、職人とその会社、そしてそれを見ている我々日本人の考え方。ベースにある「御上」の視点が江戸時代から抜けきれない日本人。現在の「御上」である、行政の(強いては政治家の)「金儲け」主義。それが表面化している「文化財」。たしかに、授業との関連で、国宝を中心とする「文化財」にはよく足を運ぶが、何となく感じていた「不信感」を指摘してくれた感じだ。それは「これを見て何になるのかな?」という気持ち。私のような歴史に携わる人間はいいのだが、いわゆる「観光」で来る日本人は、駆け足で「ああ、見た!」で終わる(おそらく10分見ているかどうか)。海外の「文化財」をほとんど見たことがないので、著者の話を信じるしかないが、海外の「文化財」は「知る」以外に「学ぶ」「体験する」などがあるようだ。そして、海外は古代の「文化財」作成の技術が消滅した後で、芸材の職人が一から分析して、当時の「技術」を再現しているそうだ(だから、間違っているかもしれない)。日本は幸い、ギリギリで古来からの技術が残っているらしい(それも風前の灯火)。「観光立国」と関連させて、今こそ、すべてを見直し、「金」のとれる、リピーターが増える「文化財」を作ろう!という指摘だ。納得の論調である。ただ、日本の「御上」の腰は重いだろうな…。たぶん、数十年後に対策を立てるだろうが、遅いんだろうな…。哀しいけど現実。自分には何ができるか…。

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    2016年04月30日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    日本への愛が伝わってきた。
    海外出張から帰って来る旅に日本賛美のテレビ番組に違和感を感じていた気持ちを代弁してくれた。知り合いの宮司から人となりは伺っていた。
    「ステレオタイプの身方をする国民」とは島国根性丸出しの我々のズバリ痛いところをついてきた。

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    2016年01月19日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    日本の高度経済成長は、爆発的な人口増加があったから。松下幸之助や本田総一郎のようなすばらしい経営者が居て、メイドインジャパンの自動車や家電が世界を石鹸した、日本人の職人手金あものづくりが大きな原動力になって日本を牽引したというのは、妄想に過ぎない。 
    GDPで技術大国ドイツを抜いたから、日本の技術の方が優れているというような考え方が当たり前のように語られているが、一人当たりのGDPでは、日本が1881ドルに対して、ドイツは2989ドルと、明らかにドイツの方が高い。日本の技術がドイツに勝ったというのは、数字として証明できない。
    OECDのドル基準実質GDPの購買力平価換算で、日本は1939年、戦前すでに世界第6位だった。 終戦を迎えた時点でおよそ7200万人の人口だった日本は、そこから爆発的に人口が増えていく。戦前すでに先進国としての経済基盤を確立していたうえ、戦後復興に向けて建築やインフラ整備が急がれ、山ほど仕事があった。人口も増えて仕事もある。これでGDPが急成長しないほうがおかしい。
    14億の中国のGDPがアメリカを追い抜いて世界一になるのは時間の問題。日本の高度経済成長が、技術立国の「日本でしか起きなかった奇跡」と語る人が多いが、妄想に過ぎない。
    効率の悪さ。IMFにより一人当たりの購買力平価(PPP)でみた国民一人当たりの生産性では、日本は25位。ドイツは17位、アメリカ10位である。
    日本の男性就業率が80%なのに対して、女性の就業率は62%。ウーマノミクスを実行して女性の就業率が男性並みになれば、日本は最大12%GDPを増やせる。しかし、女性就業率が70%を超えている国は無い。実際のウーマノミクスの効果は、それほどではない。

    輸出入に機会がある。日本の輸出はGDPで15%。輸入は12%である。そのうえ、輸出は自動車産業に偏っている。これで貿易大国というには無理がある。輸出を増やした場合、可能な限り輸出入均衡を保つというのが国際社会の暗黙のルール。日本はこれまで守ってこなかった。輸出入によっていろいろな交流が生まれ、国内の刺激になる。

    観光業に機会。観光業は世界的に9%であるのに、日本は2%。観光業は国内を消費してもらうという考え方で、輸出にカウントされる。

    スケーラビリティ。 農業というが、GDPの1%しかない産業で経済成長が果たせるとは到底思えない。500兆円のGDPを成長させるというのは容易ではない。世界を見渡してもこのような経済規模の国は少ない。ものすごく巨大な船。シンガポールに学べというが、シンガポールは東京23区ほどの面積に人口も日本4%、500万人で、GDPが30兆。シンガポールでカジノがで効果があったからといって、日本がまねをしてカジノをやっても効果は小さい。 1億円企業がやれば利益が倍増するのを真似て1兆円企業が期待できることはない。日本がシンガポールから学べるものは少ない。

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    2015年11月03日
  • イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」

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    著者の前著、「イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る」は、著者自身についてが8割、その他が2割であったが、こちらは著者自身が2割、その他が8割になりつつも内容は似たようなものです。
    ただ、どちらにも日本を良くしたいと願う著者の考えがロジカルに書かれています。
    彼自身を知りたいなら前著を。日本を良くしたいとの思いを知りたいなら本書を読まれればいいと思います。

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    2015年09月15日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    固い内容かな?と心配していたのですが非常に読みやすい
    日本の文化財も経済の切り口から守れる事。日本の観光業が文化財を上手に活用していない事 等々が非常に分かりやすく書いてある。読み進んでいて楽しささえ感じる。
    また日本人のそれなりのポジションに就いてしまった人たちに共通している 数字を分析をしない 面倒くさくてやらない 机上論 事なかれ主義 etc...
    外国人から&アナリストの視点を通して面白いほど端的に書かれていて逆に小気味良い感じすらした。 
    本当に成長したければ 分析と実践 事なかれ主義ではダメという事! 良い本☆

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    2015年05月21日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    文化財の修復等を手がける小西美術工藝の社長であり、かつてはゴールドマン・サックスのアナリストだった英国人による日本への提言。
    「ごもっとも」とうなずく事多し。

    日本が自らの抱える問題点から目をそらしている現実を冷静かつわかりやすく指摘。
    「おもてなし」「技術立国」などの、自己陶酔Wordに対して「本当にそうなのか」と分析しているところとか、けっこう面白いです。

    苦言って大事。

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    2015年04月03日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    外国人から見た日本のおもてなしにまつわる誤解や、日本の高度成長の秘密の真実など、興味深いものであった。

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    2015年02月09日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    数字に基づいた痛烈な日本の企業風土批判などは耳が痛いながらも痛快。しかし本当に読みたかった文化財に関する内容が最後の1/4だけだったのが残念。

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    2014年12月09日
  • イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」

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    元銀行アナリストで今は伝統建築に関わる仕事をしているイギリス人の筆による日本の分析と提言。日本の企業家は数字を見て経営をしておらず、"面倒くさい"を避ける国民性もあって結果として労働者がどれだけ真面目に働いても生産性が上がらない。日本の強みの実例として高度成長があげられるけれど、これは人口増の当然の帰結だ。日本には新しいものだけでなく古いものもたくさん残されており、これを生かした観光業がこれからの伸び筋だetc
    筆者の述べる日本礼賛番組への違和感には共感を覚えるし、"面倒くさい"の悪影響についてはそういう見方があったか。と面白かったのだけれど、それらへの反論が薄っぺらくて批判していたTV番組と同レベル。"日本には四季がある"←"ほかの国にもありますよ"って子供の喧嘩かよ。。。日本人が言いたいのはそういうことじゃないのよ。と思うのだけれど、それが伝わらないというのは日本人の説明が足りていないということかと。まあ言いたいことはよくわかって、ちゃんと現実を見て感情ではなく数字で議論をしなさい。強み・弱みなんてのは相手によって変わるのだから、独りよがりの言説ではなく、ちゃんと目的を踏まえた分析と議論をしなさい。ということだと思う。それは本当に日本のいろんな場面で欠けていることだと思う。

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    2026年08月29日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    菅首相の経済政策ブレーンであったデービッドアトキンソン氏の著作。
    経済成長を人口と一人当たりGDPの2つに要素分解し、人口減である日本は後者の一人あたりGDPすなわち生産性を上げることでしか成長率維持の道はないと説く、極めてシンプルだが説得力のある主張。

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    2026年03月01日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    デービッドアトキンソン氏の本。
    わかりやすく、説得力ある。他の本も読んでいると共通点多いと感じさせられる。一貫性

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    2025年03月16日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    デービッドアトキンソン氏の本。
    主張がわかりやすい。
    人口あたりなど、単位あたりに各種数字をブレイクダウンして比較、議論を展開しており、?おもしろちい

    メモ
    ・生産性を上げるのは経営者の責任。
    ・日本は人口に比して生産性が低い。技術勤勉などでなく、生産性に課題あり
    ・日本がいかに経済成長していないか、低迷しているか

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    2025年03月15日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    日本の現在と今後の流れ、そしてどうしていけばいいのかをデータを元にわかりやすく書いてる印象を受けた。ただ日本人の平均年齢が上がっていく現代において、風潮を変えるのは大変なんだろうなって感じがした。

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    2025年01月08日
  • 給料の上げ方―日本人みんなで豊かになる

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    現状維持を好む日本人に対する警告書。
    給料を上げるためにどうすればいいのか?を端的にまとめている。会社から評価されるのではなく、評価するために会社を見極めていくこと、転職も覚悟した自分の給料の値上げ交渉など、なるほどと思う内容ばかりであった。ただどれだけの日本人が行動に移せるのかは疑問。他責、他力本願を続ける限り状況は悪化していくばかりであり、自己責任で主体的に行動する重要性を改めて認識した。

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    2023年12月08日
  • 給料の上げ方―日本人みんなで豊かになる

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    税金が上がり続ける今、給料の現状維持はもはや衰退でしかない。年4.2%の給与アップをしなければ現状の生活を維持できない。そう聞いて自分もギリギリなのかと思った。上司から給料上げると言われて、小さくなって申し訳なさそうにしてる姿勢がダメかも。

    そんな風に一人一人が給料を上げる努力をしないといけない、今までとは全然違う国になったという話。日本を出ることも視野に入れるという、自分にとっては考えたこともない、視野が広がる話だった。
    「良いものを安く売るから日本の給料は上がらない。」というのはなかなか重く響く。

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    2023年11月12日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    感想
    最賃を引き上げる。人材確保のためのポジティブスパイラルが回る。しかし構造的問題は解決するのか。必ず救いきれない問題はある。

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    2023年08月05日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    「自画自賛のアピールはマイナス」

    海外旅行経験のないよーな田舎の連中は観光業から手を引くべきだとつくづく思った本。

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    2023年07月30日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    Pivotのトークなどを見ていても、著者の人間性にはあまり共感はできないが、的を得ている指摘は多く、今後の参考になる本だと思う。

    国、行政レベルの提言が多いため個人でどうするかというのは個々人で考える必要はあるものの、インバウンド観光を考える上で、実際にお金を落とす外国人の目線を持っているイギリス人の著者の言葉と知見は参考にしたい。

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    2023年05月19日