高畠純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょうど合唱したいと思っていたので、読んだ。
挿絵のペンギンたちが、簡素で、落書きみたいな線なのに可愛くて気に入った。
がっしょうだん、数が多いからたくさん書くのにあの簡素さがいいのかもしれない。
暑さに倦んでいたカバやクロヒョウ、キリンやシママングースらもずらずらと隊列に加わって、がっしょうする。
みんな大きく口を開けて、朗々と歌っている様子が気持ちよさそうだ。
がっしょうっていいよなあ。
中学校の頃、合唱コンクールで絶対金賞を取ろう!と一部の女子たちが意気込んで、放課後もクラスみんなで練習をした。
「ちょっと男子、マジメにやってよ!」とピリリと叱る学級委員の女の子が懐かしい。
勉強のよく出来た子で、ずいぶんレベルの高い高校に進学したけれど、妊娠したとかで中退してしまったらしい。
子どもにも、あんなふうに叱ったりしただろうか。
彼女も私ももうすぐ四十になる。
がっしょうはたのしい。
知ったかぶりして、興味からか着いてきていたどうぶつたちも、みんな本当にたのしそうにがっしょうだんに加わっていた。
声や調子を合わせて同じ歌を歌うことの何がそんなに面白いのか、理由は私は分からない。
けれど、がっしょうが面白いことは知っている。
この本を読んで、この本の中のどうぶつたちのように、がっしょうが面白いことを思い出したのだった。