範乃秋晴のレビュー一覧
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・あらすじ:大陸の形を変え、人口の半数を犠牲にした科学実験「特異領域の特異点」によってかつての常識が覆された世界の話。
・読み応えあり。個性的な登場人物と湧き出るアイディア(ネタ)がコレでもかと詰め込まれた作品。
・科学や物理の知識がなくとも論理的な説明で理解しやすいが、後半に進むほどアイディアの組み合わせに破綻が生じるのか理解に足る難易度が上昇する。要は頭をつかうってことだ。もちろん科学や物理の知識があればより楽しめるものとなっている。
・次から次へと披露されるネタが面白い。物事の面白い見方に気付かせてもらった。そんなにネタをぶっこんでいいのかと作者を心配してしまう。
・アイディアを連発して -
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ネタバレシュタインズゲートに似た雰囲気を感じる作品。
50億人が死んだのに科学技術がどうとかであっさりとみなが馴染むのが納得できないけど、ほかは良かった。
理論とかは読み飛ばす派なので詳細は・・・。魔法使える9Sな感じ?
でも魔法つかうのには免許が必要で・・・脳改造するの?
してもらわないとだめ?
ちゃんと読めばよかったか!?
人がいなくて日本も作り直して・・・でも魔法(なんちゃって科学?)でワープゾーン間は一瞬であちこち行けますよ~。
・・・
で学校が日本各地に。
・・・
何もないなら近くていいとおもうんだけど。
学校間移動が20分以上かかるとかわかりませ~ん。
と・・・本編に関係ないところで -
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まず、表紙に惹かれて(この時点で発刊元の思う壺)手にとって、パラパラやったら
「あらっ、執事喫茶モノ?」
ということで、即買い。
ああ、性(サガ)だわ……。
で。
「さあ、いったいどういう執事喫茶なのよ、ええ? ちょっとやそっとの設定じゃあ、このあたくしは満足しなくってよ?」
相当な上から目線で読み始めたんですけども。
いやー、フツーに面白くて一気に読み終えてしまった。
わたしの知ってる『執事喫茶』のコンセプトを遥かに凌駕する店舗構成と執事たちのイケメン度合い及び物腰・知識・マナー・心配りなどなどが現実離れし過ぎてはいるものの、もともと『執事喫茶』の存在自体が非現実なわけだから、そういう部 -
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SFラノベ。
特異点を利用することで旧科学(現実世界での科学)ではできないような様々なことができるようになった世界。大学で最先端の科学を学ぶ主人公が政府と科学者が織りなす陰謀に巻き込まれて行くお話。キャラクターは流石にラノベっぽいけど、話自体はずいぶんしっかり書いてあるし、設定も面白いし、SFとしても良い出来だと思います。分量があるわりに展開も早くて読み応えもあります。ラストがいまいちスッキリしないのは難点だけど。
特異点って計算上無限大が出てくるから物理法則が成り立たないだけで、そこなら何でも成り立つってわけでは無いからハードSFとしてはアウトなんだろうだけど、Science Fantas -
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前作と同じように極悪クレーマーであるIPBC(非人間的異常性悪質クレーマー)との対決が繰り広げられる。個人的には、前作の方が好きかなぁという感じだが、本作の毛並みが違うクレーマーも実際にはいるのだ。明らかな誘導尋問を駆使するクレーマー……意味も分からんことで逆ギレをするクレーマー……。主人公の榊原は非常に冷徹な人間に見えるのだが、実は深い愛を求めているのだろう。人間が人間を信用できなくなるということは多々あることだと思うが、榊原はクレーマーと接することにより、人間の側面に触れようとしているのじゃないだろうか。
この『マリシャスクレーム』に関しては続編ありきで物語が進められている。まだまだ私はこ -
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接客業――つまりサービスに携わる人間にとって、常に問題となるのはクレーマーの存在です。クレームの発生原因は自分たちにあるかも知れない、顧客である相手にあるかも知れない。でもどういった問題でも話が拗れてしまうと業務に関わる負担も大きくなり、一朝一夕で解決出来る問題ではなくなってしまう。そういうことがある。時には、一企業ではどうすることも出来ず、裁判沙汰となるケースもあるかも知れない。
そうしたクレーム問題と真っ向勝負した作品が本作『マリシャスクレーム』だ。えげつない程に心の歪曲したクレーマーを相手に、クレーム対応の専門会社<エマージェンシーカスタマーセンター>の面々が活躍する物語。
今までの小説 -
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出版社が合併した事により、会社の内部は混乱中。
とりあえず暫くは、ペアを組んで仕事をする事に。
本大好きな主人公と組む事になったのは
一切読まない男性という、正反対の人物。
なのに、隙をついては、本を勧めている主人公が
なかなかにすごいというか、図太いというか…w
いや、これをかわせる相手もすごいですが。
しょっぱなからの、謎な主人公のあだ名も
わりと序盤で解決します。
なるほど…という納得はありましたが
具体的例(?)には引きます。
しかし、拍手を送りたい(笑)
装幀に関しての、熱い(?)闘いと
双方が隠していた事。
驚きもありましたが、それはそれで納得。
バーコードって、色変えても大 -
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本を愛する装丁家、本河わらべは、仰見書房の装丁室に務めている。
その仰見書房が楠木社と合併した。
そこで楠木社でベストセラーの半分を手掛けたという、凄腕装丁家、巻島宗也と組むことになる。
若さと、本への情熱で突っ走るわらべと、売上至上主義の俺様デザイナー。
当然のことながらぶつかりながら仕事をすることになる。
そして、装丁嫌いの売れっ子作家、湯川春仁の旧作を二人で装丁することになり、湯川がなぜ装丁嫌いになったか、巻島がなぜ本の内容を見もしない仕事をするようになったかが明らかになっていく。
――といった感じのお話。
テンポよく、サクサク読めるが、いかんせん、人物が割と平板。
「ぬめり感」(『 -
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やっと舞妓になって初めてのお座敷、初めての失敗
初めての…怪盗。
ここまでマイペースで大丈夫か!? と思うほど
人が怒っていても気が付かない主人公。
良い子というよりも、のほほんとしていても
自分をしっかり持っている感じです。
とはいえ、周囲にいる人は大変そうですが。
道で拾った怪盗と、大旦那と言われる男。
これはどう考えても…ですが、現実はお約束と違い
悟られたりするはずなのですが、そこは主人公ですからw
これに恩返し? をするのは、至難の業化と。
そんな人間関係をよそに、別の所の人間関係は
ものすごい状態になってます。
警察ってこんなのだったら嫌だな、というほどに。
すがすがしいほど -
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やっと舞妓になったばかりの主人公。
今日も今日とて、ドジを踏む。
腕立て伏せ状態の舞妓さん…見てみたいですw
嫌味を嫌味とも思わず生きていくのは
幸せに満ちている気がしますが
周囲の気苦労が大変そうで(笑)
特に、ひいきしている顔役の大旦那?w
師匠が倒れてみたり、いけずな医者が出てきたり
勉強会と評して飲み食いしている病院もあったり。
ここまで露骨にセカンドを嫌がるのも
ものすごく怪しい感じです。
とはいえ、どうして即退院しなかったのか。
主人公があれなので、大事件のはずなのに
何故かほんわかした状況。
診療所の医者の息子と、友人の舞妓の状況も
かなり気になってしまう展開でした。
別の