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Posted by ブクログ
接客業――つまりサービスに携わる人間にとって、常に問題となるのはクレーマーの存在です。クレームの発生原因は自分たちにあるかも知れない、顧客である相手にあるかも知れない。でもどういった問題でも話が拗れてしまうと業務に関わる負担も大きくなり、一朝一夕で解決出来る問題ではなくなってしまう。そういうことがある。時には、一企業ではどうすることも出来ず、裁判沙汰となるケースもあるかも知れない。
そうしたクレーム問題と真っ向勝負した作品が本作『マリシャスクレーム』だ。えげつない程に心の歪曲したクレーマーを相手に、クレーム対応の専門会社<エマージェンシーカスタマーセンター>の面々が活躍する物語。
今までの小説にはなかったような、それこそメディアワークス文庫の方針でもある、「いままでにはなかったエンタテインメント」を提供している。
この小説は、接客をやっている人間ややっていた人間、皆に読んで欲しい。辛辣なクレーマーの態度や口調は、読みながら「ああ、こういうのいるいる!」と共感出来ること受け合い。接客をしたことがない人にとっては「まさか、荒唐無稽だ」と感じるかも知れないが、いるんですよ。こういう顧客は。【312P】
Posted by ブクログ
プロット、設定は凄い面白い!現実的にいっぱいこの
社会にあるであろう「クレーム」。それも常軌を逸した
ハードなクレームが人や企業を追い込んでいく...ってのは
かなりリアルで怖い。自分も以前小売店での接客勤務だった
時もなかなかのクレーマーがいた事を思い出しました。
今作に登場するようなアッチ系の人も少なからずいましたしw。
と、非常に面白く、いい設定なのですが、いかんせん
ストーリー展開と人物描写が...甘すぎます。主人公の
榊原の心情やその周囲の人間がほとんど見えてこない。
前半にいいキャラもいたのに、殆ど出番ナシ。
もう少しシンプルな設定にして、悪質クレーマーとの
言葉と心理駆け引きを主とした頭脳戦をメインにしたり、
このカスタマーセンター全員が絡むような、明確な
対決の構図にした方が...好みでした...残念。
面白いのに、凄く惜しいっ。
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