あらすじ
糺の森や鞍馬山、美しき緑は数あれど京都で一番はかの貴族邸宅の庭園です。それに勝ると噂されるのが四人の華麗なる執事。 最近、その四人に弟子入りした新米執事がいるそうです。恋の手練手管を学ぶため、四人とお嬢様のアバンチュールを間近に体験しているとか。 彼は彼で最近気になるお嬢様がいるようで。うまくいっているのかはわかりませんが、屋敷は大変賑やかなようです。ものは試し、あなたも貴族邸宅に訪れてみてはいかが? ですが、くれぐれも深入りしませんように。彼らとの恋は時に大やけどをしますので。
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Posted by ブクログ
鴨川と執事はそんなに関係ないけれど、すんなり。
一つ一つの小説がそんなに長くないからとても読みやすいです。
恋愛とは、やっぱり独りよがりではなく、相手がいてこそ。
だから、思いやったり気遣ったりできるはず。
まさしく執事たちの言う「愛」なんでしょうな。
自分の恋愛をとるか、相手の幸せをとるか。
いつも苦渋の選択だな、、。
続いてほしいな、この作品。
Posted by ブクログ
色々と恋をする女性達。
ゲームに課金するのもありだとは思います。
分かれてしまえばお金はなくなる、というのは
ゲームであろうと現実であろうと変わりないですし。
でも確かに、人のふり見て我がふり直せ、かと。
そして地味に進んでいるような、後退しているような
あの漫画家と見習い執事。
国家プロジェクト、進むのでしょうか。
Posted by ブクログ
貴族邸の茶飯事第二弾。
表紙が夏の王子、海宮晴で、今回のキーパーソンは花屋敷 遠矢。
彼が執事になった経緯は、女性恐怖症。
彼がトラウマを克服するきっかけになったお嬢様の持つ、シンデレラコンプレックスは男性恐怖症。
お互いに近づけないまま続く二人の小さなやり取りに、首を突っ込む衣麻と拳正。
男性恐怖症の彼女を怖がらせまいと、彼女に会うことを拒む遠矢に、勇気を出せと叱咤する拳正。
難解で複雑な乙女心はさっぱりだけど、本能的に真の事をかぎとった拳正の一言で、遠矢は無事彼女の男性恐怖症を克服するための第一歩となることができた。
国家執事は恋をすることが許されず、彼女が男性恐怖症を克服した際に遠矢は彼女の元から去らねばならないのが掟。
ただ、せっかく遠矢にスポットライトを当てたのに、彼らの洗練された物腰や言葉使いがなんとなく話の盛り上がりを穏やかにしてしまうのか、グイグイ引き寄せられる感じではなかったかな。
どちらかというと衣麻と拳正の緊迫感のあるデート待ち合わせの方が面白かったかも。