秀良子のレビュー一覧
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ネタバレ八代くんの女装の動機が、「女の子になりたい」とか「男からモテたい」「受動的(女性的)な存在として男から相手にされたい」とかいうはっきりとしたセクシュアリティーの問題の絡んでいるものではなく、自分が身に着けている服を「かわいい」と評価したい欲求を満たすもの、あるいは誰かから「かわいい」と言われること=ある種のナルシシズム的な欲求を満たすものに基づいている、と読み取れるのが斬新で面白かったです。そして、女装のレベルがあくまで女装である(完璧には女の子に見えない)ところとか、八代くんがあくまで男として女装してる(女言葉とか使わない)ところとか、そういうのってある意味歪んだ女装だと思うんですけど、その
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表紙で想像してたのと全然違いました。が、なーんだガッカリ…ではなく、いい意味で予想を裏切られた感じ。とても面白かったです。随所にキュン処が、というか、一コマ一コマいちいち萌えて、ラストにはしっかりハッピーになれる一冊。
女装というとどうしてもちょっと変態チックな?アンダーグラウンドな?そんな感じを連想するんですが、この物語のなんと清く爽やかなことか。私勘違いしてたんですよね。そう、こちらは「女装男子」。
この女装男子が本当に良くて!女装を始めたきっかけとか、普段の感じとか、その他諸々、グッときた。とにかくグッときた。
間に挟まれる着飾った彼の衣装のセンスも好み過ぎて困ります。
秀先生の本は何冊 -
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Posted by ブクログ
秀良子さんの描くお話がすごく好きで、作家買いしています。
この本だけは評価があまり高くなく、BLではなくNLだとおっしゃる方が多かったので、少し不安になりつつも読んでいきました。
が!私的にはドストライクでした!!ときめきすぎて先が気になりすぎて、終始目が離せませんでした。
むしろこれはBLじゃないと描けない話なのでは?と思ってしまった。
BLだからこそもどかしくてどうしようもなくて、悩んで葛藤する。
私はこういうBLならではの緊張感というか、主人公の戸惑いとか、性別の壁を越えて二人の距離が徐々に縮まっていくような話、心理描写が大好きなんです。
そしてやはり秀良子さんの表現力はすごいです。人物 -
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2012/03/04
【普通の上】表題作と『渚の青いパラソル』大学の後輩:コマノ×先輩:夏樹。 小さい頃からゲイだと自覚があり周囲に馴染めなかった夏樹がコマノという明るい光に手を引かれて幸せを感じる話。 今はまだコマノに引っ張られている感じだけど、夏樹がコマノも自分ももっとちゃんと受け入れながら成長していくこれからの姿を見たいなーと思った。 『世界の終わりのなつもよう 前中後編』あれれ?この話は焦れったいなぁ…(笑) 世界の滅亡妄想を起点にして10年前に好きだった人の家に押し掛けた挙げ句、自分探ししたあと恋が始まるかも予感で終わっちゃったよ…(笑) こういう終わり方も有りと言えば有りだけど、自 -
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秀良子先生のカレーシリーズ後編(夏樹とコマノ)はたまらんですたい。
コミックスになるのかしら…楽しみですね。
館野とお子先生と懐十歩先生の作品もとても良かったです。
館野先生の「好いたレベルはどれくらい」は次回が気になる所で終わっていらっしゃる・・・。うぅ・・・。読みたい。
懐十歩先生の「狼は魔法を 前編」は樋口くんと言うとんでもない攻オーラを出しまくってるキャラがいるんですけど、これはどうなるんだ・・・?
ある意味何もなく永瀬君の恋の相談相手で終わるっていうのも凄いありな気もするんですが。まぁないだろうが・・・。
兎に角あんな無口でボーっとしてるキノコカットの彼がメールで絵文字を使ってく