マーク・グリーニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ暗殺者グレイマンシリーズ4作目。このシリーズ、回を追うごとにだんだん良くなってきている。とってつけた感がなくなってきてるというか、ぎこちなさが取れてきて、ハラハラドキドキに没頭しやすくなってきている。
本作では主人公コートと同じような経歴を持つデッドアイという諜報員が登場し、何か思惑を秘めて暗躍する。コートだけでなくデッドアイの行動を楽しみつつ、デッドアイの行動を読むことでシリーズとしての伏線も次第に擬態的になってくるという構成が上手い。その分、強敵だったはずのタウンゼントガバメントサービスが狂言回しになるような、敵役のインフレ化が起こってしまうが、それはシリーズものあるある、なのかもなぁ。 -
Posted by ブクログ
いつものように依頼を受けて暗殺をするジェントリー(グレイマン)。元ボスニア・ヘルツェゴヴィナの将軍であるバビッチを暗殺したことで、性的人身売買のために囚われている女性たちを窮地に陥れた。暗殺の目的を達した以上、普通の暗殺者であればその後のことは無関心なのかもしれないが、そこは我らがグレイマン!、女性たちを救うために動き出す。ジェントリーとは違うアプローチで性的人身売買に囚われた妹を救助するために姉のタリッサとジェントリーが出会う。この二人がバディとなり冒険を続ける。女性を流通に載せるパイプラインや犯罪組織の巨大さが明らかになり、敵は手ごわい。お人よしのジェントリーがどのように解決するのか下巻が
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