マーク・グリーニーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ後半になっても期待を裏切ることなくテンポよく物語が進む。
特にグレイマンがイランに潜入してからは、本来単調になりかねない物語を、複数の組織や様々なかかわりの人物を描きこむことで章ごとに交互に描いて退屈させない。
基本的には無事に(変更された)ミッションを遂行できるのか?誰と誰が味方となり裏切り者となるのか?最後まで予断を許さず物語がラストまで運ばれる。
しかもこの作者の巧いのは、軍事アクションとしての武器や装備の描きこみが緻密な一方で、多彩な人物のキャラも描けるし、何よりも下手すると超人的すぎるくらい強いグレイマンを、ユーモアでくるんだキャラとして造形できている事。
それが物語に深みを与え -
Posted by ブクログ
ネタバレグレイマン、今回はCIAから離れて単独で仕事を受けることになるが…。
舞台は中東、そしてイラン。今なお実際に泥沼の戦闘が繰り広げられている武装地帯、というイメージはあるのだけど具体的には全然わからない。
が、そこらは読み始めると丁寧に政治的背景も描かれているし、いい意味でストーリーはシンプル。
様々な立場の人間を巻き込み、敵味方の立ち位置が曖昧なうえ、それも次々に変わる中でグレイマンの孤立無援の闘いがキレの良いアクション描写を交えてテンポよく描かれる。
フレデリック・フォーサイズやトム・クランシーなどと似てはいるのだけど、このアクションのキレ、陰影のあるキャラ造形がこの作者の巧さ。 -
Posted by ブクログ
今後に繋がる伏線が仕込まれた作品でしたね。
前作で、SOS(見つけ次第抹殺)指令が解除され、CIAの雇われエージェントとして活動を始めたわけですが、その最初の活動で、またややこしい状況に巻き込まれています。
昨今の映画で、チャイナマネーの興隆を感じる訳ですが、この作品でもその例には漏れません。昔はソ連、ちょっと前は中東のテログループ、今は中国が、エスピオナージの典型的な敵役あるいは盛り上げ役と言う事でしょうか?
未訳の次の作品もあるようなので、早く翻訳して欲しいですね。伏線が回収されている事を願います。って言うか、ダチョウ倶楽部的に仕込まれているので、確実に回収されると思っているんですが -
Posted by ブクログ
ネタバレラストまでテンポは落ちることなく、グレイマンvs中国特殊部隊vsタイギャングの闘いが続く。
相変わらず映画のワンシーンの様な視覚的なアクションシーンは読みごたえがあるし、2重3重の捻ったプロットも完成度が高い。
ただ、今回は三つ巴の一端であったSVRがそうそうに殲滅され、生き残りのゾーヤとグレイマンの、刹那的とはいえロマンスが発生するというのが意外。
他の小説と違って孤高の立場を貫いてきたのに…。
ま、今後の強力なパートナーとしてグレッグ・ルッカのキーパーシリーズみたいになればそれはそれで面白いかな?
そして早くもCIAとの不協和音、今後の展開が楽しみ。