川副智子のレビュー一覧

  • ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル 画家ゴッホを世界に広めた女性

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    ゴッホの良き理解者である弟のテオ・ファン・ゴッホの妻であるヨー・ファン・ゴッホの伝記。ヨーがゴッホの絵画の価値を理解して世に広めていったことがよくわかった。この絵画をいくらで売ったなど詳細な記録が豊富で、かえってそれぞれのありのままの姿が見えた気がする。ゴッホ自身もそれほどお金に困るような人生ではなかったみたいだ。

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    2025年12月26日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスに集まった家族に怒る殺人事件が舞台。時期はクリスマスだけど、クリスマスっぽさは無い話だった。「マクベス」からの引用から幕が開いたり、『クリスマス・キャロル』を模したようなストーリー構造なのがお洒落で良い。犯人も(私には)予想外の人物で、ポアロの名推理を楽しめた。被害者があまり同情できる人物でなかったからか、事件解決後に残された関係者達のハッピーエンドを匂わせるラストにホッとした

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    2025年12月24日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    初のアガサ・クリスティ。一気に読んだ!
    海外の人の名前を覚えるのがとにかく苦手な私が、混乱せずに読めたくらい、登場人物がキャラ立ちしている。
    犯人は…全く予想がつかず、読んでいくと「この人が犯人…いや、違うのか!」とどんどん裏切られていくハラハラ感。
    最終的には…ぜひ一読を。
    いや、もう一回結末知ったうえで読んで伏線を辿りたいな。
    トリックもさることながら、世界観に飲み込まれる心地よさ。ハッピーなクリスマス感は薄いけど今の時期におすすめのミステリー。

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    2025年11月28日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    悪ふざけで罪のない命を奪った6人。大人になってからも目先のことにとらわれてしょっちゅうミスチョイスするので、展開が思わぬ方向に開けて行って、意外とページターナー本だった。
    善人は死に悪人が生き残る。みんな我が身だけが大事。
    「あなたならどうする?」と問われている気がした。

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    2025年11月07日
  • ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル 画家ゴッホを世界に広めた女性

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    かなり厚い本。

    再読しなければ‼️


    最初の48ページにわたるカラーページだけでも、
    価値がある。

    ゴッホの作品は本人フィンセントと弟のテオ、テオドルスがいなければ完成しなかった。

    しかし、フィンセントは自害、その半年後にはテオが病気で亡くなる。

    残されたゴッホの作品を管理し、かつ世に出したのは
    テオの奥さんのヨー、そしてその息子。

    これは、今、2025年9月12日から12月21日迄、
    開催中の
    東京都美術館のゴッホ展で確認してね。

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    2025年09月18日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    6人の若者達の度胸試しによって死亡事故が発生、その罪を1人で被ることを条件に少女は5人の仲間達と協定を結ぶ。

    どういう方向に話が転ぶのか分からない疑心暗鬼のイギリスサスペンス。

    傲慢な若者達が選択を間違え続けて右往左往する展開は無関係の読者からすると最高のエンタメ。

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    2025年09月15日
  • ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル 画家ゴッホを世界に広めた女性

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    ゴッホの弟テオの妻ヨーが、短い結婚生活(同居したのは2年にも満たない)後に愛息を育てること、夫テオの願いであった兄の絵を正当に評価して貰うこと、その二つに全人生をかけた女性の生き様が緻密に描かれている。560ページを超えるためとにかく本が分厚く、重たい。初めて手に取った時、思わず「重っ!」と声に出すほどずっしりとしりとしていて、中身も濃い。今東京都美術館でヨーから見たゴッホ展が開催されているため、是非見に行きたいと思った。

    追記 今日(2025-9-19)東京都美術館で開催中のゴッホ展を見てきました♪ 事前に本書を読んでいたため、家族がどのようにゴッホの作品を守り、広めてもきたのか事前知識があることで、家族関係など文字情報を読む時間が大幅に削除でき、その分作品や手紙、映像視聴に時間を割けてありがたかったです。ゴッホの自画像は、本人曰く、青白くて貧弱にみえると不評でしたが、私には優しい目にみえました。

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    2025年09月08日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

     このミス2025で知り、購入。積読状態でしたが、読み始めると、先が気になる展開で、隙間時間はずっと読んでいました。

     海外らしい事の始まりで、青春を謳歌する仲良しグループの若者が、度を超えるはしゃぎすぎの結果、最悪な事件を起こすという…。
     グループはどうにか罪を逃れようと話し合い、その結果1人が罪を被り…。

     あっさり時が経ち、刑期を終えた1人がグループの前に現れ、要求した事とは…

     主な登場人物として…ずっと何を考えているのか、腹の中が掴めないメーガン。事のきっかけを作った割に罪悪感に乏しいフェリックス。頭は切れるが同時に冷酷なタリサ。臆病者でどこか卑怯なダニエル。優しい心の持ち主のアンバー。弱気気味であるが、賢く誠実イケメンなザビエル。

     最後の展開は否定的な評価が多かったですが、見事に予想が外れ、私は割と好みでした。

     フェリックスが生き残ったことは少しモヤモヤしますが、メーガンはどうか今後、少しでも幸せに生きて欲しいです。

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    2025年08月30日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    最後の最後のどんでん返しに、恐怖した。久しぶりに良質のサスペンスに出逢ったなぁと思うのと同時に、人生の選択を誤れないなと、真面目に平々凡々が一番だと思った。

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    2025年08月17日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙も仕掛けの1つだった。見事に騙された。
    ラストシーンのくだりはちょっと無理を感じてしまったが、じぶんの都合しか考えいない人たちに起きる最後としては、かなり「マシ」な結末にはなったのではないと思う。途中の選択(分岐)次第では、もっと悪い結末はいくらでもあったのだから。

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    2025年05月03日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほぼ一気読み。
    とくにちょうど半分くらいまではあまりに面白くてページをめくる手がとまらなかった。
    しかしラストはよく意味がわからなかった。
    なぜ何人もころす必要があったのか。
    その前の父親襲撃も唐突すぎてよくわからない。
    それで戻ってくるメーガンもわからない。「何かが起きていると感じたのよ」って曖昧な理由だった。
    面白かったけれど最後は消化不良。
    映画化したら観ます。

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    2025年04月18日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    かなり面白かった。
    まず、プロットが良い。
    1人の少女が仲間達の罪を被り、刑務所へと入れられてしまう。女が刑期を務めている間、仲間達はそれぞれ成功し社会的な立場がある大人へと成長していた。そこへ20年の刑期を務め上げた女が帰ってくる。
    何も起きないわけがなく…。

    プロットも良ければ、話の転がし方も上手い。
    序盤中盤は女が社会へ帰ってきたことで生じる波乱を丁寧に描いている。主に「仲間達 vs 女」 の構造。
    いつ秘密を暴露するか分からない時限爆弾のような女をどう扱って良いものか、仲間達側が苦心している様子が面白い。
    そして、終盤ではその対立構造から一変する。
    停滞していた雰囲気から、一気に結末へとひた走る怒涛の展開が待っている。

    ボリュームもそれなりにあるため、読み応えバッチリな作品だった。

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    2025年04月12日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最終試験を終え、アルコールの絶えない退廃的な日々を送るオール・ソウルズ校の成績優等生6人組。
    調子に乗った愚行の極みで、真夜中の高速道路を逆走するという肝試しがグループ内の流行りごととして横行。
    それまでは幸運にも何事もなかったが、最終試験の結果発表の前日、唯一やっていなかったダニエルにお鉢が回ってきたところで悲劇が起こるべくして起こる。

    慌てて現場から逃げ去った6人だが、罪の意識、それ以上に自分たちが捕まる恐怖から責任の押し付け合いで右往左往。
    そこでメーガンからの提案。
    「わたしがやる(自首する)わ。全員の人生を台無しにするなんて馬鹿げてる。だれかひとりが残りのみんなを救えばいいのよ。ただし、あなた達全員はそれぞれひとつずつ義務を負う。なんであれわたしが求める義務を。わたしが求めればいつでもその義務を果たす。」
    訝しさを感じつつもその魅力に抗えず、提案に乗る他の5人。
    メーガンは、明日は皆予定通り行動し自分のことは誰も知らないと言うのだと残し皆のもとを去る。

    一夜明け、とはいえ。。。
    メーガンはそもそもなぜそんなことを申し出たのか。
    若干思っていたのとは異なる状況を迎え、何か思惑があったのではと不安に駆られる面々。
    当初はメーガンの窮地を皆でバックアップすることになっていたはずが、針は逆方向に触れ、保身に全力を費やし非道な程に距離を置く。

    そして。。。
    20年後の再会時の設定とそこからの展開がエグすぎる!
    彼女の言っていることはどこまでが真実なのか、何かを見定めているのではないか。
    冷静な態度は企みを感じさせるが、時にこぼれ落ちる率直な感情に憐れみを誘う。
    それでも手を差し伸べることの出来ない我が身かわいい罪深さ。
    1人の仲間に絶対的に借りのある者達の心理サスペンス。
    トリックがどうこう、真相がどうこうということではなく、そういう追い詰め方!?というゾクゾク感が際立つ一作。

    いやー、ほんとエグかった。
    朧げながらに浮かび上がってくる義務の実像とか、震える。
    全然話の筋は違うのだけど、1人の不気味な人物に翻弄されるその他大勢という点で『爆弾』を彷彿とさせられた。

    最終盤の、ことが起こり始めてからのパニックサスペンス路線ぶりが、まぁありがちな感じだったので星4.5といったところだけど、途中までは星5の勢い。

    帰ってきたシャロン・ボルトン。
    このミス2025年度版海外編9位。

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    2025年04月06日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    えー!
    えー!
    そうきたか?

    いやまだまだ…
    そうくるの??

    え、なんでなんで
    この終わり方なのか

    ってくらい最後まで展開読めなくて面白かった

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    2025年03月18日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    結局、クリスティに騙される。
    遺産相続や怨恨の情報をあれだけ出されたら、疑うべき人物が限られてしまう。けど、それこそがクリスティの罠。まんまと罠に引っかかってしまった。

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    2025年02月03日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    復讐劇が予測不能でどんどん読ませる。嘘が始まりでまた嘘をつくあたりはシンプルプランを彷彿とさせる。
    結末に強引さは否めないが、まーおもしろかった。

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    2025年01月30日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ラストの急展開を再々読

    導入の第一部、20年後の第ニ部に入ってゆき、まあぐいぐい読ませるが、ラストはまず一回では理解できず、再読したがその日は理解できなかった。

    翌朝読み直し、ようやく理解できた。

    あの夜、メグの提案に乗ってしまい警察に届けなかったばっかりに、結局あの夜のドライバーのダンが最後気が触れてハンマーを下ろし獄中のメグを救えたのに逆をしたタリサを殺し、約束を破り結婚したサヴを殺した。
    ただ首謀者フェリクスが、ダンの仕業に最後気づき、ギリギリ間に合い、その時潰れてたアンバーと20年服役したメグを救った、と。

    まあ、ラスト展開が急すぎて、まだスッキリしないので、星四つで。

    疑問点。なぜフェリクスは一人で親父を殺したか?
    弱い点。メグの最初の脅しかたが、強引すぎる。

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    2025年01月11日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    イギリスが舞台。
    有名伝統校の監督生グループである6人組メグ、フェリックス、タリサ、アンバー、ザヴ、ダン。
    6人は大学入試試験前夜に車道を逆走するといういつもの度胸試しを行った所、対向車と事故を起こしてしまう。
    救護せずに逃げ出した6人は対応策を話し合う中で、誰か一人を犠牲にして警察に自首する案を採用する。
    誰がその一人になるべきか……。
    そんな中メグが自分一人で運転していた事にして自首すると主張した。
    他の5人全員がメグに対して義務を負う、という条件の下で。
    そしてメグは事実を記した念書と写真を撮り次の日に警察へ出頭する。

    そして20年後メグは出所し、それぞれ成功した5人のもとへ戻ってくる。
    メグは5人に何を求めるのか、そして5人はきちんと義務を果たせるのか。

    ・感想
    面白かった!けど最後が駆け足だった感じが勿体無い……!
    あの最後は私結構好きだったなー。
    ハッピーエンドではないし、終わったからと言ってフェリックスもアンバーも心から幸福にはなれないだろうけど、メグは新しい土地で幸せに生きて欲しい。
    フェリックスのキャラ描写はもうちょい深掘り出来そうだったからそこが1番勿体無い感じする。

    続きも気になるし、短い章立ての作品で読みやすかったのもありスイスイ読み進められた。

    5人とも薄情だけど1番最悪なのはタリサ、恐ろしい女だw

    消してしまいたい、無かったことにしたい現実を直視できない弱さと人間の身勝手さ。
    舞い戻ってきた悪夢に対して、あそこで誠心誠意の謝罪と感謝を見せておけばまた展開が違ったのにと思うけど仕方ないよね。
    結局みんなその場の享楽を楽しむだけの一時的な仲間で真の友達では無かったってだけなんだと思う。

    「もしあの時ああしていれば」「こうしていれば」とたらればは沢山あるけど全員が毎回選択肢が出るたびに最悪な手段、方法を選択していった良いサスペンス作品だった。

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    2025年01月08日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    3年前に読んだ作品だが、新訳が出たというので読んでみた。
    自分の記憶力の無さに驚くばかりだが、すっかり忘れていて直前まで全く犯人がわからなかった!
    旧訳がどうだったかも全く記憶がないが、今回の翻訳はとても読みやすかった。

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    2025年01月01日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスというタイトルとはかけ離れた、ドロドロした物語。冒頭の所が少し長いけれどそこさえ超えてしまえばこちらのもの、続きが気になって一気読み。
    前回のマープル同様、今回も犯人は意外で全く検討もつかずまんまと騙された(笑)

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    2024年12月25日