川副智子のレビュー一覧

  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    イギリスが舞台。
    有名伝統校の監督生グループである6人組メグ、フェリックス、タリサ、アンバー、ザヴ、ダン。
    6人は大学入試試験前夜に車道を逆走するといういつもの度胸試しを行った所、対向車と事故を起こしてしまう。
    救護せずに逃げ出した6人は対応策を話し合う中で、誰か一人を犠牲にして警察に自首する案を採用する。
    誰がその一人になるべきか……。
    そんな中メグが自分一人で運転していた事にして自首すると主張した。
    他の5人全員がメグに対して義務を負う、という条件の下で。
    そしてメグは事実を記した念書と写真を撮り次の日に警察へ出頭する。

    そして20年後メグは出所し、それぞれ成功した5人のもと

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    2025年01月08日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    3年前に読んだ作品だが、新訳が出たというので読んでみた。
    自分の記憶力の無さに驚くばかりだが、すっかり忘れていて直前まで全く犯人がわからなかった!
    旧訳がどうだったかも全く記憶がないが、今回の翻訳はとても読みやすかった。

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    2025年01月01日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスというタイトルとはかけ離れた、ドロドロした物語。冒頭の所が少し長いけれどそこさえ超えてしまえばこちらのもの、続きが気になって一気読み。
    前回のマープル同様、今回も犯人は意外で全く検討もつかずまんまと騙された(笑)

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    2024年12月25日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    今回は人間の遺伝や性格、気質に焦点が当てられた作品。
    (家族のクリスマスパーティーがテーマだからね)

    登場人物が欲深く途中ちょっとしんどかったけれど、
    最後まで読み終えると綺麗で安堵です…。
    密室と聞くといくつかトリックが浮かぶと思いますが、
    今回は他の要素も合わさって当てられず、、、!

    ポアロ作品が作中でパズルに喩えられますが、これが言い得て妙で、登場する要素は不要に感じるもの含めて全てハマるべきところにハマるのだな….と。
    流石アガサ・クリスティ、天才ですね。

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    2024年12月25日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    面白かった…やっぱりクリスティー作品には登場人物たちの様々な会話、行動、思惑を絡め合わせて事件を複雑に見せる技術はもちろんのこと、それ自体に魅力があることがすごい!
    そもそもポアロが外国人というのもあるけど、今回はイギリスの富豪の一家にスペイン人女性や南アフリカの青年も混じって、その土地で育った人々の個性が滲み出てくるような会話や人物描写が楽しかった。

    あとこの作品の冒頭に、『マクベス』の引用がある。
    「あの老人にこんなにたくさんの血があったなんて、だれが考えたでしょう……」
    そして、クリスティーが義兄から「もっと血が大量に流れる元気で凶暴な殺人」をと望まれてこの作品を書いたことが記されてい

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    2024年12月09日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

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    『刑事コロンボ』を生んだ名コンビの短編集。

    コロンボが大好きなので、コロンボの『殺人処方箋』の原型となった「愛しの死体」が読みたかった。

    『殺人処方箋』はコロンボの第1話で、愛人と組んで妻殺しの完全犯罪を目論む話。
    殺した妻を生きているように偽装するが、想定外の事態が起こり…というコロンボの中でも大好きな話。

    「愛しの死体」は途中まで同じで、短いのにオチがしっかりあって面白かった。

    どの話も短いのにブラックなひねりが効いていてオチが良い!
    さすがコロンボの生みの親。
    サクッと軽く読めてちょうど良かった^_^

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    2024年11月28日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    面白かったけど、あらすじを読んだ時は、もっとドロドロな嫌な話になるかと思ったけど、案外まともな話だったな。
    話の展開やテンポなども良く、飽きずに読めます。

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    2024年10月23日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    最後まで予想外の展開だった。動機としては弱いような気がしたけど長年の恨みって恐ろしいね。マクベスの一説が引用されて物語が進むところも楽しい。 

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    2024年10月17日
  • ダッハウの仕立て師

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    読み始めは展開が鈍く感じたが、戦争が始まると急展開。外見に拘る主人公が、やがて外側から見えた事実だけで判断され苦しむ。夢、生への執着、母性愛…どれもあっていいはずのものだ。客観的に見ればどこでどうすべきだったかは分かる。でも本人の立場なら?現代でも戦争は起こっているし、偏見に苦しむ人たちがいる。想像する心を持ちたい。

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    2024年09月29日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    旧訳ポケットミステリ版で。都筑道夫の解説付き。
    家族に本当のアリバイがないことくらいは、気付いたし、確かにアレには違和感があったが真相には辿り着けなかった。

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    2024年09月19日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスティーにしてはなかなか派手なトリックで楽しめる。実際やってみるとどんな風になるのか気になるので、ドラマも観てみたい。
    クリスティー作品はもれなく抜群に面白いし、どれも3日もあれば読んでしまう。今作も例にもれずめちゃくちゃ面白いのだが、まさかこの人が…いやいや、それだけはないだろう、やめてくれよ、と思っていた人が犯人だったので、★マイナス1(笑)。

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    2024年07月18日
  • 身代りの女(新潮文庫)

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    ネタバレ

    本当は6人全員で罪を背負うはずだったのに、1人が肩代わりした事で、20年後に出所した彼女にそのツケを払わされる話。
    荒唐無稽なことはあまり起こらずに、メーガンが1人1人に静かなお礼参りをしていき、そのストレスで罪を償う機会を逃し続けた5人がとんでもない被害妄想をして暴走する。

    最後まで読み、メーガン視点で考えると5人はかなり滑稽にみえる。メーガンがどこまで本当のことを言っているのかが曖昧で底知れぬ怖さがある。

    最後の展開が違ってたら神作品だったかも…絶対にメーガンじゃないって分かってるし、ここに来て連続殺人はいきなりぶっ込んできたように感じる。脅すだけのつもりだったのよって…まさか!そんな

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    2024年11月18日
  • アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する

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    ネタバレ

    アリとダンテ、ふたりは最初から意気投合し、親友となった。やがて、ダンテはアリのことを好きになるが、アリはダンテを拒否する。
    しかし、事故に遭いそうになったダンテを命懸けで救ったり、ダンテのために戦ったりするアリの姿に、アリの両親はアリの本当の気持ちに気づく。

    何とも素晴らしい話だった。別に私は男同士が好き合う話が好きな訳ではない。(女同士の恋愛モノは何故か大好きだが。)ただ、自分の気持ちになかなか素直になれないもどかしさ、苦しさがこの時期の少年ならではの気持ちとしていきいきと書かれている本書は、とても好きだ。本書には性別云々と言うより、人として誰かを好きになることが書かれている気がする。

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    2024年04月14日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    富豪が殺され、密室な殺人。いかにもの一族の不和。これでもかというクリスティー時代の王道を存分に楽しめました。

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    2024年03月18日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    富豪の一族が集まるクリスマスイブに偏屈な老当主シメオンが殺された。部屋は密室なのに明らかに自殺とは思われない殺され方…犯人は一体?
    スーシェのドラマを何度も観ていたので犯人もわかっていたから楽しめるかな?って思っていたけど、ポアロが出てきてから一気に読めた。というか、シメオンが嫌な奴すぎて進められなかったというのもあるかも。
    ドラマとは確か3兄弟だったのに原作は4兄弟でビックリしたし、他にもいなかった登場人物が…ただ、カタカナの名前を覚えにくい私なので4兄弟プラス3人の妻、誰が誰なのかなかなか大変でした(・・;)

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    2024年03月02日
  • 【電子特別版】レヴィンソン&リンク劇場 突然の奈落

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    アメリカの作家ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンの共著の長篇ミステリ作品『レヴィンソン&リンク劇場 突然の奈落(原題:Shooting Script and Other Mysteries)』を読みました。
    ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンの共著は、昨年3月に読んだ『刑事コロンボ サーカス殺人事件』以来なので約1年振りですね。

    -----story-------------
    『刑事コロンボ』をはじめとする数々の推理ドラマで世界中を魅了した名コンビは、戦後アメリカ黄金時代のミステリー雑誌を飾った短編作家でもありました。
    その貴重な作品をお届けする〈レヴィンソン&a

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    2024年01月26日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスに間に合った!
    新訳が出ているのに気づき、慌てて購入しました。
    作品中の日進と同じようなペースで読み進められてうきうき。

    たまたま「死との約束」の次に読みましたが、支配する家長とその家族という、対をなすようなテーマで、読み順も大正解でした。
    こちらは作者が冒頭で「元気で凶暴な殺人」と表明したように、派手に楽しませよう!というエンタメ性が強いストーリー。
    死との約束の方が好みではありましたが、こちらもまたクリスマスシーズンに読み返したくなると思いました。

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    2024年01月02日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ひょえ〜〜〜!そんな犯人もアリなのか!と思わず声が出てしまった作品。個人的に、先日読んだミステリーも〇〇が犯人で、〇〇も疑ってかからないといけないんだな、と少々複雑な気分です……。
    それにしても。
    クリスティーには「すごく面白い」か「面白い」作品しかありませんね、ええ。

    タイトルがそのまま『ポアロのクリスマス』ということで、この時期が来るのを待ちわびていました。しかもこのタイミングで新訳版が刊行!
    そのまえがきとして、クリスティーが義兄にあてたこんな言葉がありました。
    「『もっと血が大量に流れる元気で凶暴な殺人」を読みたいと。どこからどう見ても殺人でしかありえないものを!
     そんなわけで、こ

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    2023年12月23日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    再読
    とはいえ、まったく覚えておらず新鮮そのもの。
    クリスティのなかでは珍しい密室殺人。トリックよりも人間関係に重きがおかれているのがクリスティらしいところ。
    寒くなって、家にこもる時にはありがたい一冊だ。

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    2023年12月02日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    クリスマスの前後に読むとより現実と小説がリンクして楽しめる気がする。
    「アクロイド殺し」と同様、まさか探偵と犯人が最初から一緒に事件捜査をする、ミステリーばかり読む人間にとっては「そんかの反則だ!」とつい立ち上がってしまうか、恐れ入ったと素直にまた最初から読み直すかのどちらかだと思う。警察官が犯人とは、現実を生きる身としてはあってほしくはない展開だ。事実、読み進めていく中で私は一度も警察官は疑わなかった。警察官を疑っていてはミステリーを読む度に大変な労力が必要になってしまう。
    作品中、夫人達がポワロが買ったつけ髭について話す場面があるが、個人的にはそこがとても好きだ。またポワロが人の口髭を見て

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    2023年11月17日